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聖光見聞録81~100


百日紅(事務室だより)【聖光見聞録100】

毎日暑い日が続いていますが、学校のソラリウム玄関に「百日紅サルスベリ」が満開になっています。
名前の由来になっているとおり開花から3カ月ほど(100日)楽しむことが出来ますので、9月後半まで楽しめる樹です。学校では2月の休眠期に幹と太い枝を数本残す程度まで大きく剪定していますが、毎年元気に花をつけてくれます。
今でこそ毎年花をつける百日紅ですが、植えたばかりの頃は病気になりやすく手入れが大変でした。地面にどっしりと根を下ろして踏ん張ることができ、手入れをしてあげることで花を咲かす・・・成長期の子供の教育と同じように思います。
生徒諸君、まだまだ暑い日が続きます。夏休みにのんびり過ごすだけでなく、学力・体力をつけ、ひと回り成長して元気に学校へ戻ってきてください。

夏休み中の期待(寮)【聖光見聞録99】

普段賑やかなル・セール寮ですが、この原稿を執筆している現在では夏期講習期間中で、高校1年生から高校3年生の講習参加希望者のみが寮で生活を続けています。その他の生徒は家族と共に自宅で落ち着いて過ごす貴重な時間になっています。
しかし自宅でのんびり過ごすだけの夏休みではいけません。1日を計画的に過ごし、学習面を中心に様々な面でも刺激的な毎日を送ってもらいたいものです。
寮生たちの中にはテストやイベントがあると、自らカレンダーや、計画表、目標シートなどをを作成する者がいます。その生徒たちのように、全員が自分たちで夏休みのテーマを決め、各家庭でもメリハリのある生活をしてくれることを願っています。

友人【聖光見聞録98】

 『論語』という書物があります。古代中国の大思想家である孔子の言葉や、弟子のやりとりや、弟子の発言などを一冊にまとめたものです。今から2千年以上も前のことです。今回はこの書物の中の言葉をいくつか紹介したいと思います。
「曾子曰く、君子は文を以て友を会し、友を以て仁を輔(たす)く。」
「曾子」は孔子の弟子で、「文」は学問のこと、「君子」とは徳のある人、「仁」とは思いやりのことです。
 例えば「文」の中に、学校の勉強や部活動を入れると、どうでしょうか。静岡聖光学院には、勉強も部活動も「知りたい、分かりたい」「上手になりたい」といった同じ思いを持った仲間が集まっています。ただ、何事も一人では上達しません。互いに切磋琢磨する中で人は成長するものです。さらに、同じ教室・部活動の仲間に対する思いやりの心も磨かれていきます。思いやりの心も一人では磨くことができません。
 また別の言葉もあります。「子貢聞いて曰く、一言にして以て終身之(これ)を行うべき者有りや。子曰く、其れ恕か。己の欲せざる所、人に施す勿(なか)れ。」
「子貢」も孔子の弟子です。「恕」とは「思いやり」のことです。先程の「仁」をより具体的にしたのが「恕」です。友人が落ち込んでいるとき、困っているとき、相手が自分をどう思っているのか、ではなく、自分が相手のために何ができるか。本校での友人は一生の財産です。社会に出ても気心を知れている仲ではなく、お互いに刺激を与え続ける関係であってほしいものです。生徒たちを見て心からそう思います。

夏の受験指導【聖光見聞録97】

夏期講習も終わって8月に入りましたが、高2、高3生の中には受験勉強のために登校して自習している者もいます。中には職員室の机を借りて1日勉強している生徒も数名あり(ただし事前に教員と要相談)。冷房完備、分からないことがあれば教員に質問可。さらにお菓子と飲み物付き(ただし中学キャンプの残り物なので、数に限りがあります。)。受験勉強には最高の環境ですね。現在はお盆休みですが、志望校に向けてみんな頑張って下さい!

大分【聖光見聞録96】

8月上旬に教員研修の一環として大分市に行ってきました。実は学生時代に青春18切符の旅で九州には訪問したことはあったのですが、宮崎県と大分県は列車で通過できなかったので、仕事とはいえ大分県を訪問できることには自分自身久しぶりに嬉しさがありました。
2日間の日程で新聞記事を活用した授業を行おうという内容でしたが、見学した授業での大分の高校生や小学生が地元のことや身近なことを真剣に考えている姿を見て、我が聖光の学生にも静岡という身近な地元から世界を考えさせたいとあらためて思いました。関係者の方々の話からまだまだ熊本県を中心とした地震の復興からは道半ばという状態のようですが、大分の子どもたちのパワーをぜひ生徒に伝えていきたいと強く感じた研修となりました。

夏のイングリッシュキャンプ【聖光見聞録95】

先日、夏休みを利用して3日間のイングリッシュキャンプが行われました。参加希望の生徒が集まって、all in Englishで講座を受けたりグループ活動を行います。中学生が対象で、他学年の生徒がいたことが、互いに良い刺激になっていたように思います。学校の先生とは別に、外部の講師の方が執り行うので、普段の授業とは違った雰囲気、緊張が見られました。夏休みに自主的に英語に関わろうとする生徒の様子がありました。普段の授業や海外留学とは一味違うイングリッシュキャンプだったのではないかと思います。

カナダ研修にて【聖光見聞録94】

カナダ研修の後半に入り、生徒達の英語でのコミュニケーション能力が高くなったように感じます。語彙力が上がったわけではありませんが、今までに覚えた単語がどのような場面で、どのようなニュアンスで伝わるのかを肌で感じているようです。日本の文化と異なることが多く、戸惑うこともありますが、カナダでの生活が生徒にとっては大変貴重な体験になっていると思います。本日も9時から16時まで英語での授業を頑張っています。

キャンプでの一コマ【聖光見聞録93】

中2キャンプでは、3日目にグループ活動があります。グループ活動とは、各自がいくつかの選択肢から自分の希望するものを選び、集まった生徒たちで活動をするものです。
ハイキング、沢遊び、温泉などが選択肢にあります。
グループ活動・沢遊びでは、沢に入って遊んだり、周辺できれいな水晶を探したり、筏を作ったりとそれぞれの楽しみ方を見つけました。

夏合宿【聖光見聞録92】

夏休みに入ってから恒例の中学1年生、中学2年生のキャンプも終わり、各部活動での夏合宿の時期となりました。山岳部では、夏山合宿として3泊4日で甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳という、南アルプスの3000m級の山を二つ登りました。新入部員にとって初めての泊まり込みでの山行であり、足が止まることもありましたが無事二つの山を登りきることができました。(詳しい山行記録は山岳部のホームページをご覧ください。)この4日間を通して部員たちは大きく成長したように思えます。他の部活動でも、夏合宿を通して普段は出来ないような体験をし、次の成長に繋がることを期待しています。

中2キャンプ裏話【聖光見聞録91】

7月26日から3泊4日で行われた中2キャンプは、ほぼ毎日雨に降られながらも瑞牆山(みずがきやま)登山やグループ活動などのおおよその予定はなんとかこなすことができました。
3日目のグループ活動では、沢遊びや増富温泉などにでかけるグループのある中、キャンプ場でのんびり過ごすというグループもありました。そのグループの中では、美術科のK山先生の声かけによる、石積みアート制作に夢中になる生徒が続出。下の写真はその模様です。このような事前の予定メニューにはない、気ままな思いつきで行われる活動も、キャンプの魅力の一つと言ってもよいでしょう。
ちなみに筆者はキャンプ引率中、履いてきた靴が壊れてしまい、これまたK山先生ご指導の下、縄を使い靴を補強することとあいなりました。最後の写真は、そうやって完成した「わらじ靴」です。これはこれで予定外の活動(あまり良い話ではありませんが)。今回は靴の大切さを身に沁みて感じさせられました。

キャンプ場整備お手伝いご苦労さまでした!(事務室だより)【聖光見聞録90】

7月21日(木)早朝静岡を出発し、キャンプ場に行ってきました。この日は、保護者の有志のお父様が、くい打ち作業を中心に、生徒達がキャンプに来る前のキャンプ場整備のお手伝いをしてくださいました。山梨県北杜市須玉町小尾金山平にあるキャンプ場は、標高1,200m以上ありますので、静岡とは違い涼しくて別世界でした。その中で息を荒くして「かけや」を振り下ろしてくださり、本当にお疲れ様でした。お陰様でしっかりした土留めができました。

教室掲示【聖光見聞録89】

中学のある教室では、後ろの掲示板に生徒の写真をはった掲示物があります。体育祭や遠足、日常生活などさまざまな写真が貼られています。今年度はまだ4か月しかたっていませんが、模造紙はすでに写真でいっぱいです。これからもっともっと増えていくことでしょう。

夏期講習中の寮の様子【聖光見聞録88】

ル・セール寮では先週まで高校1年生~高校3年生の、夏期講習を受講する生徒の一部が寮に残り、学習活動を続けました。
高校3年生は、夏期講習の予習復習の他に受験を意識し、模擬試験や過去問、問題集に取り組む生徒が目立ちます。高校1・2年生は、寮の学習時間を利用し、夏休みの宿題に取り組んでいる者が多数いました。
長期休暇は寮生にとっては自宅でゆっくり過ごせる貴重な機会です。家庭での時間を満喫するためにもやるべきことを計画的に終わらせ、充実した時間にしてもらいたいものです。もちろん高校3年生は「受験生仕様」の夏休みを過ごし、迫力面でのレベルアップに期待しています。

文学旅行【聖光見聞録87】

 先日、人文科学部(文芸班)で例年行っている文学旅行に、顧問の私と部員3人(中学生1名・高校生2名)で東京の谷中・根津・千駄木(通称谷根千と呼ばれている)に行ってきました。
 行程は、子規庵→羽二重団子→朝倉彫塑館→谷中銀座→森鴎外記念館→根津神社でした。幸い天気にも恵まれました。
 子規庵は俳句・短歌の革新者正岡子規の旧居であり、子規は松山から母と妹を呼び寄せ、ここで病臥に臥しながら、文学の近代化の為に精力的に活動しました。生徒と一緒に子規が見たであろう庭を見ることができたことは良い経験でした。
 次に創業300年の老舗の団子屋、正岡子規、夏目漱石、泉鏡花、田山花袋等の作品に頻繁にその名が出る近代文学を語る上で欠かせない店である羽二重団子に行きました。生徒と趣のある店内でその団子に舌鼓を打ちました。
 そのまま日暮里駅で昼食を取り、「墓守」「大隈重信像」で著名な彫刻家朝倉文夫のアトリエ兼住居の朝倉彫塑館に行きました。この建物は建築が素晴らしく、個人的に谷中に来ると、ついつい寄ってしまう場所です。生徒とともにこの建築を楽しみました。谷中銀座商店街は個性的かつどこか郷愁を抱かせる商店街です。ぶらぶらといくつかの店に寄りながら散策をしました。  
 そして、子規庵とともにこの旅行のメインと呼べるべき森鴎外記念館に行きました。ここは森鴎外の旧居「観潮楼」です。年代ごとに森鴎外の歴史を学べる場所で、生徒にとっては現代文で必ず扱う「舞姫」で有名な作家でしょうが、部活動の時間で生徒には前もって、「高瀬舟」「最後の一句」「山椒大夫」を読んでもらっています。旅の終わりではかなり生徒に好評でした。
 根津神社は境内の穏やかな雰囲気がよく、風も気持ちよく、生徒と一緒にお参りをして、上野駅まで歩いて帰路につきました。14キロも歩く行程でしたが、生徒と情緒溢れる時間を共有できました。

科学体験教室【聖光見聞録86】

先日、本校の教室にて科学体験教室が行われました。今年のテーマは「電池不要のゲルマニウムラジオの作成」でした。
私も講師として材料の準備から関わらせていただきました。特にアンテナとアースのケーブルは人数分×2の200本近く必要で、ケーブル剥きの準備等が大変でしたが、当日は多くの小学生と保護者の皆さんに来校していただき、そして実際にラジオが聴こえたときは喜んでもらえて、非常にやりがいを感じました。
また、本校の生徒にも当日はアシスタントとして大活躍してもらいました。エナメル線のコイルが絡まって困っていた小学生に、優しく対応してくれた高2生が、講座終了後に同じ教室でアシスタントをしてくれた中2生と「がんばったねお疲れ様。」と握手を交わしていた様子を見て、さらに嬉しい気持ちになってしまいました。
作成の作業が難しく、時間内に終わらなかった方もいて、申し訳ありませんでした。もし持ち帰って、うまくラジオが聴こえない等ありましたら、次回の聖光スクールや聖光祭等、来校の際にお持ちください。一緒に原因を調べてみましょうね。

夏期講習【聖光見聞録85】

高校3年生の夏期講習(2週間)がはじまりました。今回、私は後半の週は中2キャンプの登山引率のため、前半のみの短期集中コースを開講し、担当しました。センター試験の過去問を使いながら演習と解説という授業展開でしたが、例年になく多い受講者たちの熱い眼差しに、こちらも声の力の強さがいつも以上に気合が入りました。印象に残った場面が、一橋大学の論述の問題を原稿用紙にまとめさせ、それを添削していたときの受講者の文章です。問題文の文脈を受けながら丁寧に論述していこうという姿勢が、中学生のときに定期試験で見た受講者たちの記憶にある文章からすると随分成長してきたなと思いました。まだまだ荒削りな部分も多いですが、これから残り半年あまりでどれだけ伸びるのか、期待感をもたせる夏期講習となりました。

聖光スクール~テニス部編~【聖光見聞録84】

先日行われた聖光スクールの様子です。テニスの体験では、実際に球を打ち返して本格的な練習が前回はできました。様子を見ていると、中学生、高校生が小学生に指導をする場面が見られました。小学生に積極的に話しかける生徒、気にかけながらもなかなか声がかけられない生徒、普段見ることができない彼らの姿も見ることができるのは貴重な機会だなと思いました。

探究道場外伝【聖光見聞録83】

希望者講習【聖光見聞録82】

本校では夏休み前半の2週間に、高校生を対象とした希望者講習を行っています。
各教科で難易度や分野別にさまざまな講座が設置され、生徒が受講したい講座を自分で選びます。
普段の授業よりも長い60分の講座で受験に向け真剣に学習をしています。
写真は高校3年生の様子です。

夏休み前の放課後【聖光見聞録81】

夏休み前最後の登校日の放課後に教室を回っていると、中学2年生の教室に机を囲んで夏休みの課題に励んでいる生徒たちの姿がありました。難しい範囲でも、わからないところは教え合いながら、自分達の力で問題を解いていく姿にとても感心しました。このようなやる気のある生徒が、学年や学校全体を引っ張りもっともっと成長していく事を期待しています。