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聖光見聞録41~60


全員合格!【聖光見聞録60】

数学を担当しています。授業の中で、理解度や知識をチェックするための小テストを行っています。生徒たちは一生懸命取り組んできますが、一度に全員が合格点を取れるとは限りません。場合によっては昼休みや放課後の時間を使って再テストを行い、全員が合格点を取るまで取り組みます。今日のテストはよく頑張り、全員が合格できました。これからもしっかりと学んでいきたいと思います。

生徒の興味を惹く授業【聖光見聞録59】

先日、寮の休憩時間に特技のルービックキューブを披露した所、生徒達は興味津々の様子であった為、空間図形の単元を指導する際に使えそうだと考えました。教員となってから授業のマンネリ化を防ぐ為に試行錯誤の毎日ですが、こういった普段の生徒との関わりの中に授業で使えるネタが隠されているのかも知れません。

中2遠足ウラ話【聖光見聞録58】

興津由比方面に出かけた今年の中2遠足。コースの最後は東海道広重美術館での浮世絵鑑賞でした。骨董大好きなI君は全員が解散場所の由比駅へ移動した後も、特別に美術館に残り浮世絵制作体験を続けました。(もちろん担任の先生付添のもと。)後で遅れて駅にたどり着いたI君の手には出来立てホヤホヤの浮世絵(版画)が。満足そうなI君の笑顔も印象的でした。中学2年生で骨董が趣味というのは珍しいのかもしれませんが、そのような生徒の特異性を学校としては積極的に応援したいと思います。

いつもお花をありがとう(事務室だより)【聖光見聞録57】

中学の寮生が5月以降、月曜日の朝になると、ご自宅で丹精込めて育てられたお花を、持ってきてくれています。「ロバート先生のモニュメントに挿してあげてください。」とのことですので、挿して皆様に見ていただいております。学校を陰から支えていただき感謝、感謝です。

聖光畑【聖光見聞録56】

本校には野菜をつくる畑が存在します。その畑では有志の生徒が集まって野菜を育てています。
放課後に時間をつくっては、土の手入れに精を出しています。秋にはきっとおいしい野菜ができることでしょう。

晩礼(寮での防災・減災学習)【聖光見聞録55】

ボセジュール寮の晩礼で防災学習を行いました。東日本大震災を経験した本校教員が当時の様子や、防災、減災について話をしました。生徒たちは熱心に話を聞いていました。教員と生徒一体となり、有事に備え、完璧な準備を怠らずにする必要があると感じました。

教師の眼差し【聖光見聞録54】

 殊に生徒との関わりの中で、この頃思う事は、高校の漢文の時間に学んだ韓愈の『雑説』の文章です。御存知のように、韓愈は『唐宋八大家』の一人、その文章の巧みさは言うまでもありません。その『雑説』の冒頭を抜粋致しますと、「世有伯楽、然後有千里馬。千里馬常有、而伯楽不常有。」ここで、「伯楽」は相手の力量を見抜く者、「千里馬」は優れた才能・素質を持つ者、ということが御分かりになると思います。
 静岡聖光学院の生徒は皆、将来どのような仕事に進むか分かりませんが、各分野できっと活躍してくれる「千里馬」です。そこで思うわけです。では自分は「伯楽」たりや否やと。
 生徒の中に眠っている褒める材料を引き出すこと、そして「小さな一歩」を見逃さず褒めることが出来ているかどうか。生徒も愛情に溢れ、威厳のある人物に褒められてこそ、嬉しいはず。生きていく上で、人との出会いが一番大切です。だからこそ、生徒にとって教師との出会いが最高のものでなくてはならないはず。そのような教師になる為に、常に自己研鑽しなくてはならない、と強く思っております。
 偉人の一人として二宮尊徳翁のことを思います。小学生の頃に読んだ伝記のある箇所で、荒地の開墾の木の根を取り除いた老人に対して尊徳翁が他の誰よりも手厚く褒美を与えた挿話に、子どもながら「この人は本当に偉い人だ」という素朴な感動が今でも残っております。尊徳翁の人に対する「眼差し」に深く心を動かされたのです。教師という、人に最も影響を与える仕事に従事する者には、この「眼差し」が必要不可欠かもしれません。

授業(ゼミ活動)【聖光見聞録53】

6月8日(水)は6時間目に中3、高1生合同の「ゼミ活動」がありました。これは各教員が自身の得意分野について講座を開き、生徒の方は複数の講座の中から興味があるものを選び、参加する形式で行われます。
私の「化学実験ゼミ」では、本日は液体窒素を使った実験を行いました。はじめに-196℃の低温の世界を体感し、続いて状態変化についての観察。最後に時間が余ったため、売店でジュースを購入(私のポケットマネーです)。試験管(新品です)にジュースを注ぎ、割りばしをさして凝固する様子を観察。結果としてアイスキャンディーが出来上がり、そののちに、みんなで試食会を開きました。生徒は「美味しい!」「涼しい!」「楽しい!」との感想。少人数(参加者7人)のゼミ活動ならではの楽しいひとときでした。(残ったジュースは生徒たちに回収されていきました。)

寮生の勉強様子【聖光見聞録52】

寮での勉強をみていると、勉強を頑張っている生徒だけでなく、勉強を工夫している生徒に出会います。最近の中で一番関心したのは、自分たちでテストを作って、お互いに出題しあっている様子でした。一人で集中して取り組む力も大切ですが、仲間同士での高め合い学習ができるのも必要な力だと感じました。今後も続けてほしいと思いました。

中高一貫校の良さ【聖光見聞録51】

 廊下ですれ違う高校2年生の生徒が挨拶をしてきた時、頭の中では中学時代の担任をやっていた時の頃を思い出すことが多いです。同級生とささいなことでけんかをしたり、非常に落ち着かず本人と面談をくり返していた頃とは違い、落ち着いてしっかりと挨拶ができている様子を見ると、その時々のさまざまな教員の指導や生徒本人の努力があったんだろうなと感慨深くなります。本人にしてみたらこれからの自らの将来のことを考える大事な時期に入っただけで、中学時代のようにいちいち他者のことまで気にかけたりちょっかいを出したりする暇はないという心持ちなのかもしれませんが、当時高校生になった生徒をイメージしていた時は不安とともに絶対に良い方向に変わっていくという確信をもっていた自分自身のことも思い出します。
 学習も人間関係も短期間にすぐわかったり解決したりすることはないと思います。わからないまま、環境が変わればそれを忘れていくという良さもあるのですが、ほぼ同じ同級生と6年間過ごす良さは、辛抱強さを育てるとともにある時に劇的に変わっていく要素を多分に含んでいることだと思います。一つの関係を粘り強く保ち続けていくなかで、大きな変化を他校以上に起こせる空間。この学校の良さをもっともっとアピールしていきたいとさらに思った、ほんの些細な廊下でのすれ違いの話でした。

古き良き時代【聖光見聞録50】

最近、スクールカラーについて調べていると、聖光を昔からご存じの先生から「このバスケット部のユニフォームは聖光に昔勤めていた方が隷書体でデ ザインし、スクールカラーを意識して作り上げたものだよ。」と見せてもらったユニフォームは生地は厚手で時代を感じましたが、書体はどの時代でも 通用するような、かっこよい書体で、なんだか見ていて心を打たれました。良い物はいつの時代も残るものだと改めて実感しました。

未来の気象予報士?【聖光見聞録49】

本校にはさまざまな得意分野を持つ生徒がいます。今日は中学2年生のS君の紹介をしましょう。
彼は小学校3年生のとき、新聞の天気予報の欄に興味を持ち、内容を真似して書くようになりました。続けていくうちに、情報や知識を得て、自分なりの予想をするようになりました。そして、今では毎日の天気を記録し、自身の予想を書いたノートを作り、気象予報士になるための学習を進めています。
気象予報士試験は難関ですが、ぜひ突破して、夢を実現してほしいと思います。

山岳部の新人歓迎登山【聖光見聞録48】

先日山岳部では新人歓迎登山として竜爪山に行ってきました。今年度山岳部は中学1年生だけでなく、2年生と3年生の新入部員も入り、大変賑やかな部活となっております。初めての山となる生徒も多い今回の山行でしたが、先輩方に声をかけてもらいながら無事に全員登り切ることができました。今回の山行の詳細やこれまでの山岳部の活動は、本ホームページの部活動の欄から行ける山岳部のホームページでご覧になれますので、興味のある方はそちらもご覧ください。

中1保健セミナー【聖光見聞録47】

先日、保健セミナーが中学1年生を対象に行われました。テーマは熱中症についてです。
これから遠足やキャンプ、各部活での夏合宿とイベントが盛りだくさんですので、熱中症対策をしっかりと行いたいものです。

体育祭、生徒応援席【聖光見聞録46】

今年の体育祭も天候に恵まれ、白熱した競技に大いに盛り上がりました。
毎年の事ですが、体育祭を生徒たちの応援席で生徒と一緒に観戦するようにしています。体育祭の係となって忙しく立ち回っている他の先生方には申し訳ありませんが、生徒たちと何気ない会話を楽しみながら、1日屋外でのんびりと過ごす雰囲気が心地よく感じられます。生徒たちも教員がそばに張り付いていることを決して煙たがっていないようなのが本校らしいところでしょう。
毎年の応援席で見かける風景として応援旗を振り回しての応援があります。誰かに言われたわけでなく、役割が決まっているわけでもなく、そこにある応援旗を、気がつけば誰かが必ずはためかせています。今年も青空を背景にして、黄色、緑色、赤色の応援旗がパタパタと音を立ててひらめいていました。このパタパタという音も応援席の心地よさのひとつだと言ってもいいでしょう。

中1校長室での昼食【聖光見聞録45】

中学1年生が入学して2カ月がたちました。この間、中学1年生は班に分かれて、校長室で校長先生と一緒にお弁当を食べる、ということを行ってきました。
学校のこと、家のこと、将来の夢のことなど、校長先生といろいろな話をし、楽しいひと時を過ごしていました。

事務室はどこ?(事務室だより)【聖光見聞録44】

新入生の皆様は2カ月が経ち、学校に慣れましたか。図書室、情報教室、売店、そして事務室等へ行こうと思えば行けるようになりましたか。本校の校舎は、立方体でなく階段状のため、初めのうちは今どこを歩いているのかと迷ってしまいます。事務室は、階段状の一段目というイメージで探してみて下さい。

試験期間中の学習時間(寮)【聖光見聞録43】

今年度初めての定期試験中、寮の生徒たちは密度の濃い学習時間を過ごせていたようです。日頃より教科担当者が当番制で学校より来寮し、生徒の質問対応を行っています。特に試験期間中は生徒も熱心に各教科担当者の元へ行き質問をしていました。
各教科で試験が返却される中で自分の頑張りに手応えを感じている生徒もいました。生徒達には自分の力で手に入れた成功を積み重ね、自信を手に入れて欲しいと思います。

体育祭の応援練習【聖光見聞録42】

体育祭を間近に控え、始業前や昼休みに各チームの応援団が応援練習に取り組んでいます。高校生の先輩が中学生に優しく指導をし、先輩後輩の親交が深まっています。体育祭そのものの準備も着々と進んでおり、本番が盛り上がることは間違いないでしょう。

教員の思い【聖光見聞録41】

人は人の中でしか成長出来ない、と実感するこの頃ですが、思春期の生徒達こそ触れ合いながら生活することが大事だと肌で実感致します。
聖書の中に「喜ぶ人と一緒に喜びなさい、悲しむ人と一緒に悲しみなさい。」という一節があったかと思います。人は私も含めて、悲しみは比較的共感出来ることが多いのではないでしょうか。しかし、共に喜ぶことは本当に難しいことだと思います。そこに嫉妬と羨望が邪魔をするからです。喜怒哀楽という感情・感性の共感は本当の友人関係の中で磨かれ、分かち合って育っていくものかもしれません。自分が幸せな人ほど矢張り「共感出来る」=「思いやり」の心を持つことが出来るのではないでしょうか。
『素晴らしき哉、人生』(1946・米)という映画を最近観ました。
粗筋は述べませんが、「幸せ」とは何か、「自分の存在」とは何か、明日も頑張ろうと元気が出る素晴らしい映画でした。人と人の結びつきで最も大事な「思いやり」が横溢した作品でした。
人は友人を通して、人を信じる感情や自分を信じる力を大きくしていき「思いやり」の心を成長させていくものだと思います。
そのような場が学校であったらと思います。