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聖光見聞録181~200


入試に向けて【聖光見聞録200】

 1月を迎え、高校3年生はいよいよ受験に向け、学習に取り組んでいます。昨秋から高校3年生2名と入試対策として、放課後に講義をしています。今年度は担当していませんが、以前数学の授業を受け持った生徒たちです。彼らは、自分が苦手にしているところ、伸ばしたいところなどの分野を分析し、教えてほしいと来てくれました。頑張りたいという気持ちが伝わり、こちらも嬉しくなったことを覚えています。内容は問題の解説が主ですが、彼らが問題を解くのを待ち、確認することも出てきました。少しずつ力がついてきているのを感じます。
 ぜひ、希望する進路の実現をしてほしいと思います。

歴史研修の旅【聖光見聞録199】

 昨年末、12月24日から12月26日まで、2泊3日の日程で京都・奈良研修旅行が実施されました。この企画は社会科が担当し、募集から班決め、班毎の研修先計画書の作成と約半年かけて行うもので、本校では何十年と続けられている人気企画です。自分たちで組んだ仲間と行きたい寺社・博物館を綿密に計画していくところが人気の一つかと考えられますが、引率する教員の立場からすると、年末の肌にしみる京都・奈良の寒さからインフルエンザなど体調を崩した生徒への病院対応などが毎年心配としてあります。今年は多少風邪気味の生徒もいましたが、ほとんどの生徒が活発に過ごせていて、無事に終えることができました。
 今年は、班毎の計画の作成時に、ICTルームを活用した時があったので、来年以降もタブレットを含めて生徒に積極的に活用させて、より楽しめる企画にしていきたいとも思いました。

高校数学一斉テスト【聖光見聞録198】

 本校数学科では毎年センター試験対策の一つとして高校数学一斉テストを行っています。高校1年生は数学Ⅰ・Aの範囲から出題し、高校2年生・3年生は数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの範囲から出題し、共通のテストを行います。年に2回実施し、優秀な成績を修めた生徒を表彰しています。そして、先日この一斉テストの表彰を行いましたが、高校3年生が特に頑張ってくれて9人も優秀者を選出することができました。明日からセンター試験が行われますが、満足のいく結果を出してくれることを願っています。

交換留学生の帰国【聖光見聞録197】

 聖光学院に訪れていた交換留学生が先日、帰国しました。11月23日から1月5日まで生徒宅にホームステイをし、日本の暮らしにどっぷり浸かって勉強をしていた彼らに、帰国の際に今回のホームステイの感想を聞いてみました。ホストファミリーと一緒に色々な体験をすることができたこと、特に思い出に残っていた出来事や食べ物のことなど、意気揚々と話をしてくれました。何よりも嬉しかったのは、次は観光でもう一度日本に来る予定を、すでに立てているとのことでした。それだけ日本のことを好きになってくれたのは、生徒やホストファミリーとして活躍くださった方々の支えがあってこそでした。交換留学生に刺激を受けて、海外への関心が高まった生徒もいたようです。単なる交流に終わらず、お互いの未来につながるプログラムになったのではないかと思います。

山岳部冬山合宿【聖光見聞録196】

 冬休みに入り、山岳部では今月25日から27日まで、蓼科山で冬山合宿が行われました。今年の蓼科山は雪が少なく、2日目に頂上へ向かう際には、初めて雪山に挑戦する新入部員もいいペースで登ることが出来ました。3日目は風がとても強く、降っていた雪も途中で雨に変わるなど悪天候の中でしたが、部員全員で協力してスムーズに撤収作業を行うことが出来ました。冬山合宿を通して、テント内で料理をする際や、テントの設営、撤収の様子を見ていて、夏山合宿に比べて新入部員が自分から動く姿が見られるようになり、成長を感じました。今回の山行につきましても、静岡聖光学院山岳部のホームページにさらに詳しい山行報告が更新されますので、是非そちらもご覧になられてください。

冬休みに入りました【聖光見聞録195】

 年内の「聖光見聞録」も明日の回で最後となります。今年も1年間お世話になりました。
 年末の学校はインフルエンザの猛威のため、クリスマス行事が丸々中止になったり、冬休みが一日早まったりと、生徒も教職員も大変な目にあいました。体調を崩した方々もクリスマスを終えてそろそろ調子が戻って来たことと思います。写真は冬休み中のグラウンド工事の様子です。来年度の人工芝化に向けて着々と工事が進行しております。様々なところで変化し続けている本校ですが、来年は見た目の雰囲気もガラリと変わり、また新しい風が吹くことと思います。来年の本校にもぜひご期待ください。
 (ちなみに新年の「聖光見聞録」は1月12日からの再開となります。少し間が開きますが来年もぜひよろしくお願いいたします。)

英語:中高合同授業【聖光見聞録194】

 先日、中学3年生の生徒が高校2年生の英語の授業を受講しました。高校2年生の授業では、姉妹校であるジョンポールカレッジからの留学生の紹介を中心に、英会話実践の授業形式でした。授業参加生徒全員(中学3年生・高校2年生ともに)が英語で自己紹介や質問を行いました。今回のように学年を超えたつながりを持てるのも中高一貫校の良さだといえそうです。授業企画をしてくださったI先生ありがとうございました。

中1美術【聖光見聞録193】

 先日の中学1年生の美術の授業では、校内のクリスマス装飾の作成を行いました。生徒たちは思い思いに紙を加工し、オリジナルのランプを作り上げました。夕方になると、ランプのライトが鮮やかに輝き、幻想的な空間が現れます。中1生は初めての聖光クリスマスですが、充実した時間を過ごしてもらいたいです。

事務室受付年末年始日程【聖光見聞録192】

 12月に入り、校内はクリスマスの装飾でとてもきれいです。
 事務室は、年内12月28日(水)が仕事納め、年明け1月5日(木)が仕事始めとなります。年末年始は郵便物等が留め置きとなりますのでご承知おきください。

卒寮生職業講話【聖光見聞録191】

 12月12日に現在FDAでパイロットとして活躍している本校37期生の佐藤正崇さんが来寮し、ボセジュール寮の生徒に高校・大学時代の話、また航空関係の仕事についての講話をしてくれました。
 生徒は自分達の知らない世界の話に興味を持ちながら聞くことができていました。
 社会で活躍する身近な先輩に憧れを持ち、生徒達の刺激になることを期待しています。

主体性【聖光見聞録190】

 『徒然草』二百三十五段に「人の住む家には無用者は入ってこないが、人のいない家には様々な奇怪のものまで入り込む。鏡には色・形がないから万物が写る、心に雑多な妄念が入ってくるのは、心に主体性がないからである。」とあります。主体性の無いことの戒めを説いている文章です。今、センター試験が廃止されていく方向で、授業のスタイルも生徒主体で行う形に移行していく過渡期になっています。文化祭や体育祭等の学校行事、部活動や委員会活動は生徒主体で行われています。授業もそうなっていくということですが、AL(アクティブラーニング)という言葉自体、正直外国ではそれが普通の授業スタイルなのでALなどという言葉自体は存在しません。生徒同士話し合いをさせ試行錯誤していく中で、自分以外の考えを知り、調べたこと感じたことをお互いにぶつけていく—グローバル社会で求められているのは主体性なわけです。主体性を持つことは自分になることで、自分を極めていくことにつながり、大人になることを意味すると思います。大人になることの定義は人や国で様々かもしれませんが。人は誰でも欠点があり、その欠点を見抜くことは小学生でもできます。しかし、人の良い点を見抜くことは至難の業です。更にその人の成長(伸びしろ)を見抜くことはもっと困難です。教育に従事する者は、その良い点を如何に伸ばすか、生徒に伝えることが大きな仕事です。今の時点の「その生徒」ではなく、5年、10年、20年後の成長する姿を想像して、言葉を投げかける。教員に求められている資質のハードルは極めて高いです。自己研鑽あるのみと、胆に銘じて日々過ごしていきたいと強く思っております。

クリスマスの集いに向けて【聖光見聞録189】

 12月21日(水)に本校でクリスマスの集いがありますが、午後は部活動ごとの奉仕作業となります。我が自然科学部では老人ホームに訪問させていただき、歌とクリスマスカードのプレゼントを贈らせていただきます。定期試験が終わり、今年も急ピッチで歌の練習が始まりました。今年の曲は「ふるさと、我は海の子、雪、朧月夜、恋」です。中学生1年生は少し恥ずかしがりながらも、みんなで声を出して歌ってくれました。練習の機会もわずかですが、お年寄りの皆さんに喜んで頂くために、元気に披露できればいいなと思っています。(写真は以前の活動の様子です。)

テスト【聖光見聞録188】

 第4回の定期試験が終わり、テストの採点をしていたところ、以前の結果と比べたときに最高点をとった生徒が多数いるのに気づきました。テストの難易度の違いも当然あるかと思いますが、解答を詳しく見ていくと、授業で強調していたところを記述式の説明でしっかり書けているところを目にし、その生徒の取り組む様子が思い浮かんできました。また、こちらの指定する問題集もしっかり指示通りやっていることも解答から伝わってきました。テスト返しの時、学年全体で意識が高まってきた人が多くなってきたことを率直に褒め、普段休み時間に笑顔で遊んでいる人も、そろそろやる気スイッチが入ってきたんじゃない?みんなうかうかしていられないんじゃない?といい意味でのプレッシャーの言葉も投げかけてみました。授業をまず学習の基本とすること。この大切さを、これからも折に触れて伝えていきたいと改めて思った定期試験でした。

校内の飾りつけ【聖光見聞録187】

 今日、生徒達が校内の飾りつけをしていました。ミッションスクールであるわが校は、クリスマスが近づくと、このように飾りつけをします。いつもと少し違った雰囲気の学校で、今年最後の月を生徒達が精いっぱい頑張ってくれたらなと思いました。飾りつけを頑張ってくれた生徒の皆さん、ありがとう!

私の理想の教師【聖光見聞録186】

 本校には私にとっての理想の先生がいます。その先生の授業は本当に楽しそうにやっていて、話している内容を思わず聞き入ってしまうほどです。先日の定期試験ではその先生の試験監督を担当し、生徒の試験の様子を50分間見る機会がありました。中学3年生の理科の内容ですが、教科書の知識だけでなく、大学受験まで見越した内容が出題されていましたが、生徒達が驚くほどよくできていたので、すごいと思いました。先生の授業では実験を行いながら、その実験を通して知識を植え付けると同時に考察の仕方をきちんと指導しています。その成果として、生徒達が主体的に考えて、様々な科学的な見方をし、化学に興味関心を持つ生徒が多いです。生徒達に話しを聞くと、S先生は楽しそうに化学の話をしてくれるので、50分間の授業でだいたい覚えることができるということでした。私自身もS先生のように授業がしたいと思い、日々授業を楽しみながら、勉強しています。

職業体験発表会【聖光見聞録185】

 11月18日(金)中学2年生の職業体験発表会が行われました。職業体験に行って取り組んだことや、その中で得られたこと、感じたことなどを、パワーポイントを使って中学1年生に向けて発表しました。
 前日の17日に、1日かけて準備をしました。パソコンに慣れず四苦八苦する生徒も多くいましたが、スライドを作り、話す内容を仲間で話し合いながら、いい発表にしようと頑張りました。
 絵や写真を取り入れたり、アニメーションを駆使したりと、さまざまな工夫をしました。
 職業体験自体もそうですが、プレゼンテーションを経験したことも刺激になったと思います。中学1年生も真剣に聞いていて、翌年の活動について想像をしているようでした。

山岳部校内合宿【聖光見聞録184】

 先日、試験期間明けに山岳部の校内合宿がありました。この合宿では、中3の先輩が経験を元に冬山での歩き方や、冬山の危険な点、テント生活の知恵などを後輩へ伝えたり、冬山で作る予定の食事を実際に作って改善点を話し合ったりしました。今年度は新入部員が多く、初めての冬山に不安を抱えている生徒も少なくないため、先輩方が時間をかけて準備し、説明してくれた冬山の知識はとても良い勉強になったと思います。

綿虫【聖光見聞録183】

 先日、正門で朝の登校指導を行っていた時のことです。(ちなみに登校指導とは教員が日替わりで正門に立ち、登校する生徒たちに「おはよう」の声を掛けながら、身だしなみを注意したり、間際の駆け込み登校や遅刻する生徒を注意したりする係りです。)
この日は夜に降った雨が上がり、すがすがしい冬の青空の広がった実に気持ちのよい朝でした。遅刻する生徒もおらず(本校は本当に遅刻者が少ないのです。)しばらくしたら職員室に戻ろうと思っていたその時に、白い小さな点がいくつか空中を浮遊しているのが視界に入りました。そうなんです、綿虫なんです。今シーズン初めての綿虫との遭遇でした。ちなみに綿虫とは冬の季語にもなっている虫で、名前の通り綿の様な白いものを身に付けた羽アリのような小さな虫です。雪虫とも呼ばれます。綿を抱えて懸命に飛んでいる姿にほっこりさせられると共に、冬の到来を実感させられたのでした。そこで一句。
   綿虫も遅刻をしたくないらしい
(参考にウィキペディア「雪虫」の項の栃内新さん撮影による画像を紹介させていただきます。虫が苦手な人はご注意ください。)

創立者の想い【聖光見聞録182】

 本校は、昭和44年4月に開校し、今年は48年目を迎えています。そんな本校の創立者、ピエール・ロバート(以下、ピエール)は、どんな想いで本校を創ったのか。ピエールは、1930年10月3日にカナダケベック州で生まれ、1946年、本校創立母体であるキリスト教教育修士会という修道会に入会。その後、英国にて勉学に励みます。彼はカナダでの勉学中から英国までの間、寮生活をしました。その実体験から、イギリスのパブリックスクール(いわゆるハリーポッターの寮)をモデルとする学校作りを日本で着手します。そんな思いからできた本校は48年目。
 次回はも本校のルーツについて執筆できたらと思います。

中1音楽【聖光見聞録181】

 中学1年生の音楽の授業では、クリスマス会に全校生徒の前で披露する合唱曲の練習を行っています。パート練習ではピアノを弾ける生徒や吹奏楽部の生徒が中心となって、生徒たちだけで一生懸命練習しています。男子合唱なのに、オクターブ違いでファルセットで歌う生徒もいて、混声合唱のようになるのは中1ならではだと思います。この音域でこれほど美しく歌えるのはこの年代ならではです。クリスマス会の発表が非常に楽しみです。