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聖光見聞録141~160


中学写生大会その2【聖光見聞録160】

 昨日に引き続き中学写生大会について。この行事は本校OBである筆者も、はるか大昔に参加したことがある古くから続く行事であります。そして当時も今も会の運営の中心となっているのは、美術科のK山先生。現在のところ本校の教員陣の中で最も古くからいらっしゃる先生になります。下の写真の2名の生徒は偶然ながら父親が本校OBである生徒です。かつてはそれぞれのお父さん方も同じように絵筆を握り、学校から見える風景を描いたことでしょう。そしてどちらの作品にもK山先生は立ち会われているわけです。そう考えてみると過去と現在とがグルグル回っているような、ちょっと不思議な感覚にとらわれるのでした。これもまた本校ならではのことではないでしょうか。

写生大会への取り組み【聖光見聞録159】

 先日、校内で中学写生大会がありました。中学生たちは校内のさまざまなところで校舎や風景を楽しそうに描いていました。ほとんどの生徒たちは仲の良い友人たちと集まって絵を描いていましたが、ある生徒はクラスメイトから離れポツンとひとりで絵を描いていました。その生徒は友達が少ないわけではなく、むしろクラスの中心的な存在でした。ひとりでいることを不思議に思い、「みんなと一緒に絵を描かないの?」と聞いてしまいました。聞いた後で、無神経なことを聞いてしまったと思いましたが、「僕の描きたい風景はこの場所なのです。今日は絵を描くことが目的なので一人でも平気です。」と返事をもらいました。その姿はとても格好良く見え、嬉しく思いました。

写生大会開会式

秋晴れの校庭

日本庭園の剪定【聖光見聞録158】

 朝晩の冷え込みが厳しい時期になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。シルバー人材センターに依頼をして、日本庭園の木々を剪定していただきました。ビフォー・アフターをご覧ください。ずいぶんとすっきりして秋の空に映える仕上がりになったのではないでしょうか。

どんぐりの木 before

どんぐりの木 after

池 before

池 after

寮内における宗教活動 〜リトリート〜【聖光見聞録157】

 試験明けの時間を利用し、学年ごとに宗教活動を開始しました。この活動では、日々の生活を振り返り、これからの生活をより良いものとするためにということを目的としています。写真はボセジュール寮主任であると同時に、社会科、倫理科教員である横山先生が、中学1年生に講話をしているものです。このような活動を通し、生徒にとって信仰心が人生の拠り所となり、それを元に隣人を大切にできる大人になることを期待しています。

継続は力なり【聖光見聞録156】

 論語に「冉求(ぜんきゅう)曰く、子の道を説ばざるにあらず。力足らざるなり。」
「子曰く、力足らざる者は、中道にして廃す。今女(なんぢ)は画(かぎ)れり。」
とあります。孔子の弟子の冉求は、謙虚というか、むしろ正直に、先生の高邁な理想の道には自分は程遠い。力が足りない、と述べています。それに対して、孔子は本当に力が足りない者は、途中で倒れてしまう。今、お前は自分で自分の限界を区切ってしまったのだ、と答えています。
 この応答には様々な解釈があると思いますが、継続することの大切さを述べていると私は思います。学校生活であれば、部活動や学習活動然り。目標があまりに高く、今の自分では歯が立たない。その現実を受け入れる姿勢は結構ですが、本当に力無き者は、志半ばで倒れるのではないでしょうか。「できない」のではなく「しない」だけではないでしょうか。
 学校生活に止まらず、家や寮に於いて、これだけは3年間・6年間継続したものが、何か一つあると、その後の人生の大きな糧になるのでは。教員自身もそうですが、生徒自身も何か一つ継続していることがあれば、それは生きる力に繋がると思います。

ゼミ活動にて【聖光見聞録155】

 先日、聖光祭明けのゼミ活動がありました。内容は聖光祭の反省会だったのですが、聖光祭中は生徒のクラス、部活、その他の企画での活動が忙しく、私が担当した化学実験ゼミでの生徒ごとの実験について、生徒自身が説明をする時間が持てなかったため、今回の時間を利用して各自の実験内容を説明してもらうことにしました。急なお願いで生徒たちは嫌がるのかな?と思ったのですが、そんなこともなく生徒たちは各自が半年かけて行なってきた実験について、なかなか上手に説明してくれました。中1、中2の頃から体験活動後にプレゼンを経験してきた成果が表れているようですね。中には「ここの反応はどういうこと?」とか「ここがうまく出来なくて、後期にはもう一回やってみたいんだけど・・・」など、お互いにどんな実験をやっているのか興味があったようで、良い雰囲気で議論を交わしてくれました。少人数のゼミ活動だからこその、一人ひとりの活動に時間をかけて話し合える、良い機会となりました。

ゼミ活動【聖光見聞録154】

 先日ゼミ活動の訪問のアポイントを取ろうと、某高校の知り合いの先生に連絡したところ「そんなことに取り組んでいるんですか?」と少し驚かれました。そして、担当の方もゼミ生の訪問を快く受け入れてくれました。こちらも嬉しかったのと同時に、学校からどんどん外へとびだしていくことで、またゼミ活動の裾野がよりひろがっていくことを実感しました。せっかくの貴重な学校への訪問をぜひ充実したものにしたいとあらためて思いました。

学習サポート~サクセスプロジェクト~【聖光見聞録153】

 中学3年から、各教科でサクセスプロジェクトなる自習・補講プロジェクトがあります。生徒は自主性でこのプロジェクトを受けることができます。各教科の先生と相談をして、課題の添削や、補講をしてもらい、自分の得意分野、苦手分野を集中的に学習します。写真はサクセスプロジェクトに使用される予定のロッカーです。ここに、課題を提出して、添削や採点、コメントをしてもらうことができます。授業を頑張ったうえで、さらに学習を頑張りたい生徒の姿があります。

静岡聖光学院を支えてくださる方【聖光見聞録152】

 10月になり、本校は後期のスタートを切りましたが、正門を入り、左手側に常にマリア像が私たちを見守っています。カトリック学校の象徴でもあるこのマリア像の柵を営繕の方がきれいに修繕して下さいました。普段は気付かない細かな所も学校の環境整備のために全力でサポートして下さる営繕の方に感謝して、気持ちよく学校生活を送っていきたいです。本当にいつもありがとうございます。

職業体験に向けて【聖光見聞録151】

 中学2年生は、11月15日、16日の二日間で職業体験を行います。
 本校では、生徒自身が自分の行きたい体験先を探します。夏休みから体験先を調べ、夏休み明けから体験先へ電話をかけ始めます。二日分の承諾を得るところまで自分の力でやります。中には日程の都合がつかないなどの理由で何度も電話をかける生徒もいますが、くじけずに探しています。体験先が決まった生徒は、仕事内容を考えたり、体験当日のスケジュールを決めたりと、着々と準備を進めています。これを機に、それぞれが将来の職業の意識を高めていって欲しいと思います。

基礎学習【聖光見聞録150】

 本校では、中学校1・2年生を対象に部活動のない月水金曜日に7時間目の時間を使って基礎学習トレーニングというものを実施しています。1年生では、曜日毎に国語・英語・数学の学習を行い、各教科の基礎学力の定着を図っています。基本は個人でのプリント学習を行なっていますが、画像にように教え合う時間を設けることもあります。この基礎学習の時間をうまく活用して、生徒の学力向上につなげるより良い方法を模索しています。

秋たけなわ、説明会シーズン【聖光見聞録149】

 やっとのこと、秋の気配が深まってきました。
 秋といいますと、年明けの中学入試を控え、学校説明会もいよいよ佳境となっております。先日、本校で開催しました「入寮体験会」や「入試説明会」に続き、今後校外でも様々な説明会を行って行きます。直近で予定されておりますのは、10月29日(金)、30日(土)のどちらも兄弟校である聖光学院(横浜市)で開催するものです。
 10月29日(金)は聖光学院の学校説明会が行われている一画をお借りして、本校の紹介展示と、個別相談用のブースを設置しております。(13:00ごろ〜16:00ごろ)翌日の30日(土)は10:00より、本校単独の説明会を開催いたします。どちらの日も私たち学校の教員だけでなく、地元神奈川、東京にお住まいの寮生のご子息をお持ちの保護者の方々もいらっしゃり、保護者の立場からのお話を聞くことも可能になっております。
 神奈川、東京地区の方々で静岡の説明会まではなかなか行く機会のなかった方々は、ぜひお越しください。お待ちしております。

くまさん【聖光見聞録148】

めっきり涼しくなり、落葉の季節となりました。
もう夏服から冬服へと衣替えの時期です。
こちらのくまさんは、この秋より学校の仲間入りをしました。このくまさんが着ている服は、先日のバザーの手作り品としていただいたものです。当校の冬服にこの上なく似ていて大変よくできています。寄贈して下さった保護者様ありがとうございました。
くまさんは正面受付奥のトロフィーを飾った所にいますので、本校にお越しの際はぜひご覧下さい。

掲示板【聖光見聞録147】

 各寮には玄関に掲示板を設置しています。掲示板を利用し、生活・学習で自立、自律できるよう、生徒にメッセージを発信しています。
 この他にも、晩礼や指導を各行事のタイミングごとに行い、生徒自らがスケジュール管理をできるよう促しています。

普段の掃除【聖光見聞録146】

 本校では放課後に生徒が掃除を行います。教室、トイレはもちろんですが、理科室や保健室など校内の至る所を手分けして掃除します。掃除を一生懸命取り組める生徒たちはきっと素敵なジェントルマンになれることでしょう。

生徒用通路整備【聖光見聞録145】

 ル・セール寮から学校に向かう途中に生徒が毎日利用する通路があります。便利な道ですが、雨が降ると水溜まりが出来てしまい、生徒は少々不便にしていました。
 そこで、今月、寮生の一部が、水溜まりが出来やすい部分に砂利を敷き詰める作業をしてくれました。今の所通路に水溜まりがなく、歩くことができています。生徒たちの協力に感謝します。

人文科学部(文芸部)【聖光見聞録144】

 例年文芸部では、聖光祭の展示に合わせて「あくがれいづる」という冊子を発行しています。今年で35年発行を継続していることになります。

「物おもへば沢の蛍も我が身よりあくがれいづる魂かとぞみる」(和泉式部)
 冊子の名は、この歌から付けられたのですが、そもそも「あくがる」という言葉には「よいもの、美しいものに心がひかれつつも、そのものを身近にすることができず、じっとしていられなくなる。」という語意があります。部員の生徒達には、六月の文学旅行の紀行文や普段用いない言葉を辞書等で調べてもらったものを「あいうえお」順で意味を添えて葉書に印刷して聖光祭で展示しました。この言葉も冊子の中に含まれています。それ以外にも生徒が創作してくれた小説も入っています。部員の数は少ないですが、生徒たちの「あくがる」が少しでも感じられた、と思います。

聖光祭ステージ【聖光見聞録143】

10月1日、2日と二日間にわたって聖光祭が行われました。今年も生徒たちが準備を一生懸命に取り組み、また多くの方々に来場いただきました。私も以前の報告でお伝えしていた通り、2日目に野外ステージにてHR生徒とまたその保護者の方と一緒に出演させていただきました。(写真は1日目の吹奏楽部アンサンブルの演奏の様子です。)演奏曲は「Return to Forever」の「Spain」。今年のテーマである、「共奏」と「世界」にぴったりな選曲だったと思いました。吹奏楽の生徒によるドラム、フルートの演奏や、ピアノで難曲にチャレンジした同じクラスの自然科学部の生徒、そして急遽、ベーシストとして参加いただいたお父さん、どれも素晴らしい演奏でした。生徒とともに、今年も楽しい思い出を作ることができて、良かったです。聖光祭に来場いただきました皆様、また準備や出店などでご協力いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。

ゼミ展示【聖光見聞録142】

 見聞録で既に書いている方も多いですが、本校の聖光祭も無事に終了しました。私が主に関わったのは聖光祭のゼミ展示においてゼミ生が展示用にまとめてきた、現在までの調査内容の原稿のとりまとめと活動の写真のピックアップでした。展示されていた各ゼミ活動の様子を見て感じたのは、それぞれの担当教員やゼミ生の個性の多様さでした。来客の方がどう感じたのか、おそらくいろいろとあるのかと思いますが、感想を素直に受け止めることと同時に、まわりの評価よりも、まず自分自身が追究したいという思いがいかに大切なことなのか。このことを生徒たちに伝えながら、後期のゼミ活動をさらに充実させたいと思った聖光祭のゼミ展示でした。

寮での集団学習【聖光見聞録141】

 ボセジュール寮生はみんなで校舎に移動して、教室で自学自習をすることがあります。良い緊張感の中で、その日の宿題に取り組み、終わったらプラスαで学習をします。この日は、英単語の学習プリントをみんなでやることにしました。一人で集中して行う学習も大切ですが、集団で頑張ろうと団結することも彼らのモチベーションを作っているようです。