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聖光見聞録101~120


生徒の将来【聖光見聞録120】

 今、高校3年生のAO入試の志望理由書の添削を十何人見ています。例年5、6人見ていますが、今年は高校3年生の担任ということもあり、少し人数が多いです。7月から生徒と何度も時間を取り、ヒントを与え、構成、誤字脱字等の間違いを指摘し、厳しく自分自身と向き合ってもらっています。
 この生徒との添削を通して、本校の「ゼミ活動」と「個人研究」が如何に価値あるものか、という実感を強く抱きました。生徒が将来を考える上で大きな指標となっていることが分かるのです。
 志望理由書を書く行為のみならず、まだ何者でもない自分を見つけ、自己に直面する時は必ず訪れます。その最たるが「就職」です。なぜなら就職が「あなたは何者か」と他者から問い掛けられる節目だからです。
 本校の生徒は6年間という大きな時間があります。十分に考え続ける機会があります。『論語』の学而篇の有若の言葉に「本立ちて道生ず」という言葉があります。「本」とは人間性・人格・人となり・人柄を指します。その「本」の礎を築くのが、この学校での六年間の時間と空間です。
 自ら拠って立つ、揺るがない自分の「根」をここで養ってほしい。自分で自分の輪郭をおぼろげながらでも掴んでほしい。そうすれば、おのずと進むべき将来は必ず見えてきます。そのために数々の試練を引き受けてほしい。勉強であれ、部活動であれ、委員会活動であれ。この学校の教員はみな惜しみなく力を貸してくれるはずです。

教育実習の先生を迎えて【聖光見聞録119】

先日まで、教育実習の先生(OB)が私のクラスを担当してくれました。授業についても熱心に準備し、また休み時間も生徒のそばで話を聞いてくれる優しい先生でした。
最終日には生徒に向けて「友達を大切にすること」と「今しかできないことにチャレンジすること」の大切さを伝えてくれました。そのあと、サプライズで用意していた生徒からの寄せ書きを受け取って、とても嬉しそうでした(写真)。最後には生徒一人ひとりと握手を交わし、「聖光祭のときは静岡で地質調査をしているので時間を見つけて遊びに来るよ!」と話してくれました。生徒・実習生のお互いにとって、良い思い出の4週間となりました。

授業での新聞記事の活用【聖光見聞録118】

 静岡聖光学院は、NIE実践校指定を受けています。学校で新聞を積極的に教育の場に取り入れていく試みです。そんな中、実際に授業に新聞記事を活用し、記事の読み取りや、関連する政治経済・地理・歴史の知識定着を図ろうと奮闘されている先生がいらっしゃいます。
実際にその先生にお話しを伺うと、新聞記事は授業に取り入れたきっかけは、生徒の新聞離れ、時事問題や社会問題の知識向上を図りたいという思いから実施されたとのことでした。今年度には中2歴史と高1政治経済の授業で「戦争に関する新聞記事」をテーマに課題を設定し、まとめた内容を生徒に発表してもらいながら、生徒同士で知識を深め合う活動を行ったとのことです。新聞記事を読むうえで大切なことは、記事を継続的に読み続け、面白い記事に出会うことだそうです。新聞が社会と関わる手段になっているのだと思いました。

充実した夏休み【聖光見聞録117】

夏休みに生徒達は様々な経験と体験を通して、一段と成長したように感じています。すごく嬉しいことに夏休みの楽しかったことや感動したことなどを気軽に私に話してくれます。そんな中で、特に印象に残っているのが、「イギリスで3週間生活して、とても楽しかったです。」と言って、写真や活動記録、さらにレポートまで見せてくれました。その生徒が最後に言った言葉が「もっともっと英語で話せるようになりたいと思ったので、これからは英語の勉強をもっと頑張りたいです。」でした。今後の彼の成長を見守るとともに、貴重な体験を通して勉強のモチベーションを高めてくれる生徒が増えてくれることを期待しています。

体調管理【聖光見聞録116】

新学期が始まり2週間が経ち、実力試験も目前となりましたが、ここ数日体調不良者が出てきているようです。休み明けで季節の変わり目という事もあり、体調を崩しやすい時期となっているようなので、私自身も睡眠休養をしっかり取って体調管理に努めたいです。

ゼミ活動【聖光見聞録115】

 先日中学校3年生と高校1年生のゼミ活動で、島田市の牛尾という場所にゼミ生4名を連れていきました。
当日は国土交通省島田出張所の女性職員の方2名がわざわざ来てくださり、現地で進められている大井川の
河川改修工事いわゆる「平成の大改修」の説明を丁寧にして下さいました。ゼミ活動は昭和の問題を多角的
に分析していこうというゼミで、太平洋戦争中に存在した軍の実験所の調査・研究が目的だったのですが、
歴史から地理、過去から現在そして未来へとさまざまな方向に興味や関心が広がり、ゼミ生たちも職員の方
の話に聞き入っていました。教室の中での活動とこのようなフィールドワークでの活動をいかにリンクさせ、
本校の特色であるアカデミアを生徒が体現していくのか。今後も生徒の興味や関心の喚起につながるゼミの
活動を行っていきたいと強く感じた日でもありました。

日々のやりとり【聖光見聞録114】

中学2年生を担当しています。中学生は、毎日担任と『サクセスノート』によるやりとりをしています。これは、1日を振り返り、できたことや嬉しかったことなどを書く、交換日記のようなものです。中には先生への質問や、自分が考えた小説のような文章を書いてくる生徒もいて、興味深く読んでいます。今日は、私が読んでいて嬉しかったものをひとつ紹介します。
学校のパンフレットには、教員からのコメントが一人一人書いてあります。これを読んで感銘を受けた、という内容です。在校生がパンフレットを手にとって、じっくり読むというケースはあまりないと思っていましたが、そんなことはない、見ていてくれるんだと知り、とても嬉しくなりました。一年間、楽しく続けていきたいと思います。

夏休み読書感想文【聖光見聞録113】

夏休みが終わり1週間が経ちました。生徒たちもすっかり学校モードに切り替わっているだろうと思います。
さて、生徒たちは長い夏休み中、大量の宿題と格闘したことでしょうが、国語担当の筆者は生徒たちから提出された読書感想文の山と現在格闘しているところです。じっくり書き上げた生徒、とにかく終わらせることで良しとした生徒と、さまざまな文章がありますが、ピカリと光る感性豊かな文章との出会いを楽しみに期待しながら、この後も読み続けていきます。各学年の最優秀作品は毎年校内誌「静聖」に掲載されますので、ぜひご一読ください。

スクールバス(事務便り)【聖光見聞録112】

台風が連続して接近してくる時期になりましたが、本学院では通学用スク-ルバスをJR東静岡駅から学院までの間をシャトル運行しております。多くの通学生が、通学途中雨に濡れないで済むこのスクールバスを利用しています。また、新規スクールバス入会者も随時受け付けています。希望する生徒は事務室までご連絡ください。

中1体育ダンス【聖光見聞録111】

夏休みあけの中1体育ではダンスが行われました。はじめてのダンスの授業にとまどいながらも、一生懸命取り組むことができました。高校生になってからの創作ダンスが楽しみです。

夏休み明けの寮生【聖光見聞録110】

夏休みが明け、寮生たちも元気に寮の生活を始めています。
現在は約10日後に行われる実力試験に向けて準備を進めています。

また高3生達は入試に向けての準備を継続しています。高3生達の姿を見ることで、下級生達には近い将来に超えるべきハードルをイメージしてもらいたいと思います。

学ぶ【聖光見聞録109】

『論語』に於いて、孔子は「之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。」と明言しています。
「之」の中に、今、自分が熱中しているものを当てはめると、どうでしょうか。知識を知ろうとする意欲は大事ですが、好んでそれと取り組むものには及ばないし、それを楽しんで取り組むものには尚更かなわぬものです。楽しむ段階にはなかなか到達しにくいものです。「知る」から「好む」の段階については比較的容易に移行できますが、「好む」から「楽しむ」には大きな懸隔があります。
 その意味で、この論語の言葉は授業の在り方を示している言葉とも取れると思います。生徒に授業内容を「知」りたいという好奇心を持たせ、さらにその教科を「好」きになってもらい、その勉強が「楽」しいと感じることができる。簡単なことではありませんが、我々教員が、生徒に勉強を促すならば、先ず己自身が学び続けているのか、問わなくてはならないはず。教師自身が学び続けるその姿勢そのものが、「知」から「好」へ、さらに「楽」へといざなう、生徒にとっての紐帯となるでしょう。不断の自己研鑽を怠ることなく教師という仕事に誇りをもっていきたいものです。自戒を込めて。

生物室より【聖光見聞録108】

夏休み中、生徒に代わって生物室の蛇(ホワイトコーンスネークのとうもろこしちゃん)にエサをあげていました。
はじめは私も恐る恐るでしたが、だんだんと回数を重ねるごとに愛着がわき、毎週会える日が待ち遠しくなりました。
少し恐い画像に感じられるかもしれませんが、とうもろこしちゃんのお食事の風景をご報告致します。
ご興味のある方は聖光祭にて展示しますので、ご来場ください。

夏休み明け【聖光見聞録107】

 約1か月の夏季休業も8月24日で終わり、25日からいよいよ正規の学校が始まりました。まだまだ夏の厳しい暑さが続く中、生徒たちがどのような思いでいるのか気になるところです。この夏の社会的な話題はやはりリオデジャネイロ五輪だったと思いますが、映像を見ていて試合直後の選手へのインタビューで気になる問いかけがありました。
「4年後の東京は…?」という問いかけ。4年間かけてきた試合が終わった直後の選手にもう4年後のことを問いかける。問いかけるほうの立場もわかりますが、私自身非常に気になった場面でした。いざ生徒に夏休み明けどのような言葉を自身がかけていくのか?生徒の顔の表情や全体の様子を見ながら、プラスになる声掛けや問いかけを一人ひとりにしていきたいと改めて思いました。

夏の図書室改革 お礼【聖光見聞録106】

今夏、聖光学院の図書室が大きく生まれ変わります。紙ベースだった図書管理を電子化して、より使いやすい貸し出し制度を準備中です。その陰には、夏休みに学校に赴いて作業をする図書委員や有志の生徒、先生の姿がありました。特に、図書委員の生徒は当番外の日にも自主的に来て、とても頑張ってくれていました。暑い中毎日のように来て手伝ってくれて本当にありがとう。先生達も、頑張ります。

サッカーで交流【聖光見聞録105】

サッカー部です。今年度は新しい試みで中学1年生から高校2年生までのサッ カー 部員全員で長野県北安曇野郡白馬村にてサッカーの強化合宿を行いま し た。四 日間、サッカーに全力で取り組んだ選手たちですが、地元のクラブチー ムも静岡 聖光学院の強化合宿に協力してくれました。厳しくて辛い練習 も全員 で乗り切 りました。この合宿を通して、サッカーだけでなく、人としての成長 を期待して います。
植田 克彦

裏方として【聖光見聞録104】

軟式野球部です。8月上旬に、草薙球場および隣接する静岡県軟式球場にて東海大会が行われました。東海四県から2チームずつが出場し、トーナメントで優勝したチームが全国大会に出場できます。残念ながら、本校野球部は県大会で敗れてしまい、大会運営に携わりました。先日まで行われていた甲子園大会もそうですが、大会を円滑に進めるために実にたくさんの人たちの協力があります。
生徒たちはグラウンド整備、球場内でのボールボーイ、開会式や閉会式の手伝いなどの作業をしました。最終日、無事に決勝戦を終え、話をしてみると次のような声が聞かれました。
「すごいプレーがあってとても参考になった。」「選手としてこの場に来たかった」「やはり出場チームはキビキビとした動きだった。自分たちも頑張りたい」
酷暑のなか大変だったと思いますが、前向きな言葉が出てきて嬉しく思いました。こうした経験が、これからの学校生活で活かされることを期待したいです。

自己研鑽【聖光見聞録103】

大学生の時に扱った教材を朝の読書の時間などを利用して少しずつ読んでいましたが、夏に大きな時間が取れたので思う存分に読み直していました。中高で扱う内容ではありませんが、教員として引き出しを多く持つことで生徒達に話せる内容も増えるので、教える立場となった今でも学ぶ姿勢を忘れないようにしたいです。

聖光祭(ホームカミング)準備中【聖光見聞録102】

夏休みも残りわずかとなった学校に、聖光祭(文化祭。10月初め実施)のチラシがたくさん納入され、休み明けからはいよいよこちらも本格的になってくるなと感じさせられます。
聖光祭では、生徒だけでなく同窓生たちもホームカミングという企画を毎年行っています。年代の節目を迎える代に、久しぶりに母校に集まってもらおうというものです。
今回の幹事を務める11期生の有志の方々が今月初めに集まりその打ち合わせを行いました。その結果、今回のホームカミング(聖光祭の2日目)では、11期生の医療従事者の方、数人によるミニ健康講座を開くこととなりました。
生徒もそうですが、いろいろなところで聖光祭を盛り上げるための準備が進行中です。本番はまだ少し先ですが、期待したいと思います。

図書室【聖光見聞録101】

夏休み中、本校の図書室はリニューアルに向けて、大掛かりな本の整理整頓が行われました。本にバーコードをはったり、本の状態をチェックしたりと図書委員の生徒は大忙しでした。しかし、夏期希望者講習に参加した生徒や、部活動後の生徒が積極的にお手伝いをしてくれました。他人のため、学校のために動ける生徒が多くいることを嬉しく思います。