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聖光見聞録361~380


学問研究プログラムに向けて【聖光見聞録380】

中学三年生は11月13日・14日に行われる学問研究プログラムに向けて準備を進めています。今年度は東京大学、上智大学、京都大学に分かれてフィールドワークを実施します。この日は静岡大学理学部の大吉先生の研究室にお邪魔して「DNAの化学合成」について発表練習をしました。大吉先生からは生徒の発表資料一枚一枚に対してコメントと説明をしていただきました。
生徒は先生の説明をメモしながら聞いていました。このように学外の方にも協力していただきながら準備をしています。

本の紹介【聖光見聞録379】

 中学1年の国語の授業で、生徒全員に本の紹介をしてもらいました。こちらでB4の用紙を用意して、そこに表紙をカラーコピーで貼付してもらい、題名、出版社、作家名、この本の魅力を書いてもらいました。
 その後、クラスごと授業で1分間この本の魅力を語ってもらい、それぞれどのくらい本の魅力が伝わったか、声の大きさやスピード、間の取り方、読みたいと思ったか、それらの項目で評価し合いました。その結果、とても良く本の魅力が伝わった生徒のものを中学1年生の廊下に掲示致しました。9月と10月では掲示を変えています。もし良かったら足を止めて読んで見てください。

聖光祭ゼミ展示【聖光見聞録378】

9月30日(土)、10月1日(日)に聖光祭が行われました。ここでは、ゼミ展示【数学パズル】を紹介します。
普段行っているゼミ活動のひとつ、数学パズルでは、さまざまなパズルを数学的思考を使って解く、また自分でパズルを作成するという活動内容です。
ゼミ展示では、ゼミ生徒が作成した問題を展示したり、来校者にパズルを解いてもらうコーナーを設置したりしました。特に、棒引きゲームに熱中する子供たちが多く、生徒たちも楽しんでいたように感じました。
今後も一人一人が興味を持った問題に対する考察を深め、より良いゼミにしていきたいと思います。ご覧いただいた皆様、本当にありがとうございました。

聖光の英語~なんとなくの英語を脱出する~【聖光見聞録377】

「英語は、なんとなく読んだり、聴いたりしたことは、曖昧な理解にしかならない。しっかり論理的に考えて正確に意味を取り、英語を理解することが大切ではないか。」英語科のある先生の言葉です。曖昧な英語から、論理的に考えて正確に理解する英語を目指す実践がそこにはありました。授業では単語や熟語、イディオムを徹底に指導をします。4月から単語帳を生徒に持たせ、10月までの半年余りで1冊を3周、小テストや課題に取り組ませているそうです。一冊1000語以上の単語数がありました。単語から文の構造まで、暗記だけではなくて英語を論理的に考える力が必要であると言います。そういった“論理的な英語”は、受験英語としてだけではなく、大学でも通用する人材を育成するのだと、その先生は語っていました。「なんとなく話せば、英語母語話者は意味を汲んでくれる。でも、英語ができないな、とも思われてしまう。」“なんとなくの英語”を脱出する実践がありました。

寮に携わる教員【聖光見聞録376】

現在、中学ボセジュール寮、高校ルセール寮の各寮では、中1から高3までの生徒約150名が寝食を共にしています。そんな彼らを見守る寮教員は全員で20人程(学習指導の為に来られる教員もいます)おり、毎日生徒と生活を共にしています。寮教員の主な仕事は、生徒の自主自律をサポートすることであり、いずれは生徒だけで時間管理や晩礼などの寮活動を自分たちで企画し、実行できることを目標にしています。

教員は、時に夜中まで生徒の人間関係や学習の悩みなどの相談に乗ったり、保護者の方とも連携を取って、生徒がより良い方向へ進むことを全力でサポートさせてもらっています。昔からの教員主導管理型の寮から、生徒主導自律型の寮へ、今後も寮は生徒・教員共に成長していきたいと思っております。

晩礼の様子

教科指導の様子

キャキャロット農園日誌【聖光見聞録375】

今年で5代目のキャキャロット農園長が決まった。5年目の土は今年もおいしい野菜を私たちに恵んでくれるかな、と思いながら子どもたちと耕した畑に立つ。この日は5月の連休。私一人畑で楽しい時を過ごす。夕陽が美しく私に影を作ってくれた。楽しくてパチパチとカメラのシャッターを押した。なんだかカッコイー。

手帳【聖光見聞録374】

日々の生活の中で、何か記録しておきたいとき「手帳」というものはとても重宝します。
聖光学院では高校1,2年生にNOLTYスコラライトという手帳を渡し、宿題の記入や日々の生活の振り返りなどをするために使わせています。中学生時代に使っていたサクセスノート(日記帳)の代わりとなるものです。
生徒の自主性に任せていますが、タイムスケジュール管理や予定をびっちりと書ききちんと使いこなせる子もいれば、「あれ?どこいったっけ??」という子も・・・。
自己管理をきちんとできる子は、身の回りの整理整頓もしっかりできますし、勉強においてもノート整理ができテストでもよい点を取っています。小さなことからコツコツと・・・。
是非毎日活用してほしいと思います。

ナノブロックゼミ【聖光見聞録373】

「本校のゼミ活動で「ナノブロックゼミ」があります。ナノブロックは小さいブロックでそれをつなげることによっていろんなものを作り、表現することができます。9月30日、10月1日に聖光祭があり、ゼミ生が協力しながら4か月かけて作った作品が展示されました。その作品は「静岡聖光学院」です。聖光祭で見逃した方がいらっしゃいましたらこの作品は現在事務室前に展示されていますのでぜひ御来校の際、ご覧になっていただければと思います。ゼミ生の熱い思いがきっと感じられるはずです!

Beyond school 開催【聖光見聞録372】

9月27日(水)5.6校時に高校1年生を対象にBeyond schoolを開催しました。Beyond schoolは「本気の学生を溢れさせる」というビジョンを掲げ、本気で生きる現役大学生×社会人を学校現場に派遣し高校生に多様な選択肢と自分の「したい」に出会えるきかっけを提供するプロジェクトです。当日は静岡大学や常葉大学などを中心に15名の学生さんに来校していただき、高校生5名に1名の大学生を交えてグループを作りキャリアデザインについてグループワークをしました。来校された学生さんたちから自身の実体験を聞いたり、自分の将来について書き、発表をしたりと有意義な時間となりました。

2017第4回入寮体験会 報告【聖光見聞録371】

体育館でのレクリエーションの様子

10月7日(土)、8日(日)に入寮体験会が行われました。入寮希望の受験生とその保護者の方々に実際寮で生活していただき、寮生活を体感していただくという目的で4年前に始まった企画ですが、今回は総勢42組のご家庭が参加していただきました。体験授業や部活動見学、レクリエーションとアクティブに行程が進み、参加していただいた児童の皆さんも充実した体験会になったようです。また、夜の保護者座談会では、現役生徒も加わり、寮教育への期待の大きさを再確認する良い機会になりました。

寮教育の基本は「鍛錬」にあると思います。日常生活で思い通りにいかないことや、あきらめようとすることに出会ったとき、自分の心はどのようなに働くでしょうか。「素直にあきらめてもいいかもな」、「どうせやってもうまくいかないよ」などなど。寮生もこのようなことに直面しています。そこで寮生の心には同じ学年の生徒、同室の生徒、寮の教員、保護者などいろいろな背景にいる人の顔が浮かびます。そして勇気を出してやっています。このようなことが「鍛錬」であると思います。そのような体験が寮生活にはあります。参加していただいたご家庭の皆様ありがとうございました。

前期の集大成【聖光見聞録370】

 聖光祭も終わり、1年もいよいよ折り返し地点を迎え、前期終業式・後期始業式が行われました。終業式・始業式で部活、成績の表彰があり、前期で頑張った証を受け取って生徒それぞれ笑みを浮かべ、後期もがんばっていこうと抱負を語っていました。各科目それぞれ得意分野は違えど、教員として、各々の個性を評価できる環境づくりをしていきたいと考えています。

英検・英作文ネイティブチェック【聖光見聞録369】

 8月に着任したアイアン先生が英検のための英作文添削を実施しています。3級から準1級までの英作文をチェックしています。授業の合間や放課後に添削しています。これまで添削した作文は延べ300以上です。英検の英作文は新試験になってから重要度が非常に増しています。正しい英作文の形を覚えることが高得点獲得のために重要です。6日(金)に英検一斉受験が終了いたしました。1次試験合格者は英語科教員はもちろんですがアイアン先生とも面接練習をして2次試験に備えます。検定試験合格に向けてぜひサポートしたいとのことです。

不易流行【聖光見聞録368】

50周年に向けた準備を行っていく中で、時代の流れに応じて変えていく部分がたくさんあることに気づかされます。ICTの整備や施設の充実などです。

反面、変わらない部分も大切です。私学教育は「不易流行」だと私は思っていますが、変えるべき箇所、決して変えてはならない箇所、それらを見定めることが大切です。

私は教員でありながら、本校の卒業生でもあるため、教員として、生徒として、卒業生としての立場からこのことを考えています。そんなとき、ふと思い出したのが初代校長が書かれた『ご父兄のみなさま』。本校とはなにか。どうあるべきか。そんなことを考えさせてくれる書物でした。「学ぶことは人生を豊かにします」在学中、そんなことをロバート先生に言われたことを思い出しました。

「聖光祭」初日を終えて【聖光見聞録 番外編】

聖光祭初日が終了しました。
本日はたくさんの方々にお越しいただき、また保護者の方々におかれましても、暑い中、屋台やバザーなど聖光祭にご尽力いただきありがとうございました。
生徒による出店や展示もとても面白い内容が多く、初日として良いスタートを切れたのかなと思います。
明日もブラスバンドによるオンステージなどイベント盛りだくさんでお待ちしておりますので、ぜひ皆様ご参加ください。

聖光祭前日【聖光見聞録367】

聖光祭前日となりました。生徒たちが一生懸命準備に取り組んでいた期間に小鹿の丘から見えた夕焼けを添えて明日・明後日の成功を祈ります!

最近の授業風景【聖光見聞録366】

 いよいよ聖光祭も近くなってきて生徒もなんだか落ち着きがない様子です。しかし、授業とイベントと気持ちの切り替えがとても重要です。一日の中で、学習と聖光祭の準備、部活動、委員会活動などの様々なことをどれも一生懸命に取り組むことが成長につながると私は考えています。一瞬一瞬を大切に過ごしましょう。

授業・ゼミ体験会~竹細工を使って筆をつくろう~【聖光見聞録365】

9月16日(土)、本校にて小学生対象に「授業・ゼミ体験会」が行われました。その中の講座の1つとして、竹の性質を知ってもらうため、実際に日用品を工作する体験会を行いました。竹を削って、木づちで叩いて筆を工作するというものです。小学生たちは、竹製のオリジナル筆を使って実際に字を書いてみたり、竹で出来た花瓶や、笹を使った箒など、様々なものに変身する竹に驚きとおもしろさを感じているようでした。日ごろ使っている日用品を工作することで、「あって当たり前のもの」のありがたさを知ることができたようです。

静岡聖光学院・思考コード発表【聖光見聞録364】

 思考コードとは、私たち静岡聖光学院が目指す教育目標の「羅針盤」です。この思考コードは本校の教員一人ひとりが意見を出し合い、決めたものです。今まで、学校行事・課外活動・授業での問いかけ・試験問題等といったものの全てが体系づけられていませんでした。優れた教育活動が数多く実施されてきたその一方で、教育成果がしっかりと検証されていない活動もありました。
確かな思考力を持ち世界という大海原へ航海に出ていく生徒の生き抜く力のスキルアップを、この思考コードという羅針盤で私たちは提示します。
 横軸は思考力の深さを表します。「鍛錬」とは、基礎力の養成です。知的好奇心を喚起させて、智を鍛え磨くことです。「理知・探究」とは、真理を追究して解明することです。様々な活動やその経験から知り得る事実を理性的に判断するための智慧と定理です。「叡智」とは持続可能な知恵です。課題自体を自ら見つけ、答えを求め続けていく中での天恵のようなひらめきです。
 縦軸は人間力の成熟を表します。「自己」とは文字通り自分自身です。己を見つめ、自分の考えを重視します。自己肯定力です。「他者」とは共感することです。協調・協働することで生じる価値観の相違を認め合うことです。「社会・世界」とは、つながりです。様々な事象の関連性を発見し、結びつきを思案して実践することです。
 横軸と縦軸が交じり合う場には必ず体験があります。本物に触れる経験を伴います。
「世の光・地の塩」とは、この思考コードの「北極星」のようなものです。一人ひとりが世を照らす光へと成長してほしい。豊かな学識と人間性で社会に貢献できる紳士になってほしい。この羅針盤が目指す教育という大海原の大きなゴールとなるものです。
 この思考コードは我々教員だけではなく、生徒たちも時に振り返り、立ち止まり、今どの資質や能力を求めているのか、また求められているのかが一目で分かるものです。
 今後、私どもの学校の教育活動はこの思考コードに則り計画、実行され、その成果を常にこの羅針盤で確認をして改善していきます。この思考コードに完成はありません。時代の推移や教員と生徒の成長に伴い、変革していきます。

第1回 21世紀型教育機構静岡シンポジウム報告【聖光見聞録363】

〈世界標準の教育を〉
9月3日、第1回21世紀型教育機構静岡シンポジウムが本校にて開催されました。シンポジウムには工学院大学附属中・高等学校の平方校長、首都圏模試センターの北取締役、聖学院中学校・高等学校の伊藤先生、児浦先生が参加し、21世紀型教育について議論が交わされました。

そもそも、21世紀型教育とは何か。そう聞かれると、ICT、AL(アクティブラーニング)、PBL(課題解決型学習)、英語4技能などのフレーズが思い浮かぶかと思います。それでは、なぜそのような教育が必要とされるのでしょうか。なぜ今、教育は変わらねばならないのでしょうか。今回のシンポジウムに参加された方は、そうした疑問が晴れたのではないかと思います。それと同時に、「このままの日本の教育ではまずい!」と痛切に感じたのではないでしょうか。

私たちを取り巻く世界は、地球環境の変化、社会の持続可能性、AI社会の到来、グローバル化などの話題で日々取り上げられているように、極めて劇的に変化しつつあります。こうした激変する世界に適応する人材を育成するには、学校教育が変わっていかなければならないのです。

21世紀型教育とは、こうした変わりゆく世界で生きていくために必要となる能力を身につけるための教育です。思考力や表現力、英語4技能などの他者と協働する力が磨かれます。21世紀型教育機構の加盟校は、こうした教育を推し進め、国連開発計画(UNDP)の定めるグローバルゴールズ( http://www.globalgoals.org/ja/ )を解決できるグローバルシチズンを育成するクリエイティブスクールを目指しています。

激変する世界という背景を受け、日本では2020年に高大接続改革が行われようとしています。そして、高大接続改革は中学入試にも波及しています。首都圏の私立学校では思考力入試や自己アピール入試など多様な入試が実施されはじめており、注目を集めています。これらの入試では小学生の多彩な才能・資質の発見に役立っています。

中学入試、大学入試が変わるということは、中学校・高等学校の教育の中身も変える必要があるということにもなります。そして、変えるにあたっては、教育の目標を改めて明確に設定する必要があります。たとえば、首都圏模試センターの設定している思考コードには、生徒に身につけさせたい力が分類されています。(思考コードについては、首都圏模試センターのコラムにわかりやすく解説されています。https://www.syutoken-mosi.co.jp/column/entry/entry000668.php )

本校でも思考コードを作成しました。思考コードについてはhttp://www.s-seiko.ed.jp/news/thinkingcode/ で発表致しました。思考コードは本校の1つ1つの教育活動が、どこに分類されるかという指標になります。A1~C3の1つ1つが磨かれることで、「世の光・地の塩」となれる人になってもらいたいと思います。

寮の学習時間【聖光見聞録362】

 現在、中学2年生の寮生は40分×3コマの学習時間を設けています。最初の1コマは全員が1つの部屋で静かに学習をし、残りの時間は静かに勉強をする部屋と教えあいをしても構わない部屋の二つに分かれて学習をしています。
先日、教えあいの部屋では手作りの年号カルタを使って日本史の年号を覚えている様子が見られました。夜の学習も協力しあえる環境があることが、寮生の特長の一つであると感じました。

新しいALTが赴任しました【聖光見聞録361】

 9月より本校に新しいALT、アイアン先生が赴任しました。グアム、フィリピンで育ち、日本の大学を卒業した国際色豊かな先生です。
アイアン先生が担当する授業では日本人教員とチームティーチングで展開し、英語を聞く、話す時間を大切にしています。