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聖光見聞録241~260


先輩訪問【聖光見聞録260】

先日、SМC(Seiko Мedical Club)の第3回目の活動に、本校の先輩が参加してくれました。
 本校卒業生で36期生の木佐森さんという方です。本校のラグビー部が初めて全国大会に出場した時のメンバーであり、また、国立大学の医学部に進学して医療の道を究めようとしている方でもあるので、在校生からすれば「文武両道」を実践してきた手本となるような先輩の来校で、非常に貴重な機会となりました。
 自らの高校生時代から今に至るまでを振り返りながら、常に計画性をもって学習する必要があることや、どの教科の学習もおろそかにせず大切にすべきということなど、忙しい時期にも関わらず、少人数のSМCのメンバーのためにわざわざパワーポイントの資料をつくってきて下さり、丁寧に説明してくれました。
 特に、一般的なことではなくて、具体的な内容をまとめてくれていたので、メンバーたちにとってもわかりやすく心に響く話ばかりでした。メンバーたちもにこやかに笑う場面も多く、他者を惹きつける魅力的な、将来の「素敵な医師」のイメージももてたのではないかと思います。
 あらためて、後輩たちのためにわざわざ来校して下さった木佐森先輩には、この場を借りてお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。

日本庭園【聖光見聞録259】

新年度より、我が自然科学部で日本庭園の整備を行うことになりました。以前からいたカエルやアメンボ、ゲンゴロウなどの生物に加えて、文化祭で行う金魚すくいの金魚も飼育出来たらと思います。うまくいくかは分かりませんが、工夫していくことも勉強ですね。みんなで協力して知恵を出し合い、答えを見つけていければと思います。(金魚すくいは好評につき無料で行なっているので、金魚代が節約できればというたくらみもありますが‥。)写真を撮影したのは入学式前日の午後3時でしたが、本当に気持ち良い天候でした。明日の入学式も好天に恵まれたらといいなと思いました。

桜に想う新年度【聖光見聞録258】

今年の静岡は寒さが続き、桜もまだ満開にはなっておりません。
学校では、4日(火)に新入生が入寮し、5日(水)に入学式が執り行われました。
入学式の日には満開になってほしいと祈るばかりです。(この原稿は入学式前に書いたものです。)
今年入学する生徒は、49期生です。まだまだ蕾(つぼみ)である彼らが6年をかけて、自分の桜を咲かせてほしいと思います。

41期生成人式【聖光見聞録257】

 3月19日(日)に本校のオラトワール(お御堂)、ソラリウム(大会議室)にて、41期生の成人式が執り行われました。学年の4分の3以上が出席し、賑わいを見せました。前半はごミサを行い、静寂の中祈りを捧げました。後半は歓談の時間で、久しぶりに集まった同級生や保護者、担任をはじめ関わりの多かった先生方といろいろな話をしていました。
 卒業した生徒たちの成長が伺え、嬉しく思いました。彼らのさらなる活躍を期待しています。

メッセージ【聖光見聞録256】

新中学1年生へのメッセージを送りたいと思います。
人生は楽しむためにあります。人生は幸せ(いきがい)を感じるためにあります。人生は自分が成長するためにあります。これらの言葉の「人生」に「はたらくこと」を入れてもいいかもしれません。但し、「人生」=「はたらくこと」ではありません。
 人は自分を極めるために生まれてくるものだと思います。人がその人を極めると、必ず他の人の役に立つようになります。辛かったり、苦しかったり、面倒だったりするのは、充分に生きていない状態だからです。私自身もそんなに偉そうには言えませんが。
 自分がわくわくするようなものにきっと出会えます。それが自分の将来にとって必要な勉強だったら、自分が面白く学べるために工夫をしなくてはなりません。ここでの学校生活が人生の羅針盤となるはずです。ここで培った一つ一つを大人になった時、振り返り確かめて、ああ、そういうことだったんだって、きっと分かる時がくると思います。
 新しい生活の始まりです。この学校の教員の一人として、君たちと一緒に学校生活を築いていこうと思っています。

新年度もよろしくお願いします。【聖光見聞録255】

学校はまだ春休み中ですが、新年度を迎えました。「聖光見聞録」は今年度も担当者を一部入れ替えまして、引き続き掲載して参ります。
この「聖光見聞録」とは、本校教職員が日替わりで日々の学校生活の様子をご報告し、その中で本校の特色や独自性をお伝えしよう、というコラムになります。
学期中は生徒休日を除く毎日、休暇中も土日祝日以外は連載をしております。新年度もぜひお楽しみください。

デジタルカメラ【聖光見聞録254】

 私事ですが、先日デジタルカメラを購入しました。まだまだ使いこなせてはいませんが、写真を撮るのがとても楽しくなり、外に出て写真を撮る日々となっています。満開の桜と、本校の行事の様子を早く撮りたいと心待ちにしています。

卒業生との語らい【聖光見聞録253】

 春休みなどの長期休暇中は、やはり休暇中である卒業生がよく学校にあいさつをしに来てくれます。
 先日は、苦しい浪人生活の末、この春見事本命に合格を果たした卒業生が合格の報告に来てくれました。
 よろこび一杯というよりも、これから始まる大学での学業、そしてその後の社会での使命感に胸ふくらましている、という感じでした。
 それは、浪人中自分に向かい合い自分のこれからについてよく考える時間ができたからこそたどり着けた境地なのではないかという話をしました。その意味では浪人の経験は決して彼にとっては無駄ではなかったのでは。かつて担任をしていた時とはひと回りもふた回りも成長した姿は、 とても頼もしく見えたのでした。

50周年に向けて〜宗教部〜【聖光見聞録252】

4月には49期生が入学します。50周年まであと1年をきろうとしています。
校内では、先日もお知らせしましたグラウンドの人工芝改修など着々と様々な取り組みを行っています。
私の携わっている宗教部では、平成2年に建設計画がスタートした、オラトワール(聖堂)や校内での宗教的取り組みが議論されています。
生徒が6年という長い歩みの中で、少しでも心に栄養を育んでくれるような取り組みをこれからも計画していきたいと思います。

一年分の写真【聖光見聞録251】

年度末にデータの整理をしていると、担当していた中学1年生の写真が多くでてきました。
行事の写真はもちろん、日常の写真も数多くあり、よくこんなに撮ったものだと驚きました。
入学式の朝にとった写真もあります。まだ幼い顔つきからは強い不安が感じられました。
最近の笑顔の写真と比べたら全くの別人のようです。
一年間で、授業、掃除、部活とできることがいっきに増えました。
写真の多さからもわかるように、私にとっても充実した一年間でした。
一緒に過ごすことができた生徒たちとの出会いに感謝しています。

人工芝グランド祝福式【聖光見聞録250】

 3月25日、晴天に恵まれ、人工芝グランド祝福式を学校法人役員、施工業者、聖光会役員、寮会長、わたげの会、同窓会歴代会長にお集まりいただき、静岡城内教会の田邊神父様に司式をお願いし、ささやかに執り行いました。

春休み中の活動(寮)【聖光見聞録249】

 春休みに入り、寮生は家族と過ごす期間となっていますが、生徒によっては春休みも活動しています。
 ル・セール寮では、テニス部・吹奏楽部・ラグビー部の寮生と通学生の一部が寮を利用をしています。春休みではありますが、寮内は賑やかで、生徒たちはそれぞれの活動に精一杯とり組んでいるようです。
 長期休み明けに逞しくなった生徒に会えるのを楽しみにしています。

3月に想う【聖光見聞録248】

 今年の大学入試の結果もほぼ出ました。高校3年生は本当に奮闘したと思います。入試というと、中国の唐の時代の孟郊の詩が思い出されます。「登科の後」という詩です。
「昔日の齷齪(あくせく) 誇るに足らず 今朝の放蕩 思い涯(かぎ)り無し
 春風意を得て 馬蹄軽く 一日に看尽くす 長安の花」
 簡単に意味を言いますと「苦しかった受験勉強も今では大したことではない。のびのびと、春風の中に馬を駆り立て、都の花を存分に見て回る」です。受験を終えて、このような気持ちでいてくれたらと思います。
 折口信夫という民俗学者であり、歌人としては釈迢空という名で著名な大学者がいます。その歌集『春のことぶれ』の中に、
「道なかに 人かえりみず たちつくす 道祖神とわれと さびしと言はむ」
「櫻の花 ちりぢりにしも わかれ行く 遠きひとりと 君もなりなむ」
 折口信夫はよくこの二首を卒業生に贈ったといいます。高校3年生が卒業してから、すでに二か月が過ぎようとしています。高校3年生の担任として、今再びこの歌を受験を終えて、新たな道を歩み出した生徒に贈りたいと思います。

修了式後のHRにて【聖光見聞録247】

 18日の土曜日は修了式でした。1年振り返ると色々なことがありましたが、素直でいい子達ばかり。最後まで楽しく担任させてもらいました。HRの最後に本年度で退職される副担任の先生も呼んで一緒に写真を撮りました。みんないい笑顔で写ってくれました。

自発的活動【聖光見聞録246】

「SMC?」「医療問題を、生徒自らが自発的に探究する研究会?」
「何の略?」「えっ、WBC?ワールドベースボールクラッシック?」
謎のサークルが、小鹿の丘の上で始動!
今、これをご覧になっている方。報告は、出し惜しみしながら、次回へ続く。(笑)

新高校1年生 教科書購入【聖光見聞録245】

 新高校1年生の教材販売が先日行われました。新教科も増え、高校生としての自覚を持ち始める現中学3年生ですが、大量の教科書に苦戦しているようでした。大きなキャリーバッグなどを駆使して、持ち帰ります。中学の教科書よりも分厚い参考書類に戸惑いながらも、少し楽しそうな様子が見られました。希望をもって、高校生活をスタートしてほしいと思います。

笠井先生に感謝する会【聖光見聞録244】

 本校で40年尽力して下さった笠井先生が今年度退職することとなりました。先生は誰よりも情が深く、生徒一人ひとりにこの上ない愛情を注いでくれました。先生のすごいところは”気づき”です。状況を先読みし、生徒への配慮が細かく、誰にも真似できないような指導ばかりでした。先生から与えられた数々の目に見えない大切なものを受け止め、本校の伝統の礎としていきたいです。本当にありがとうございました。










誰も、古いぶどう酒を飲んだ後で、新しいぶどう酒を欲しがりはしない。『古いものが善い』と言うからである。〜ルカによる福音書〜

寮指導【聖光見聞録243】

 この一年間、主に月曜日に、寮で数学の学習補助を担当してきました。3月8日、翌日に数学の試験を控えた中学2年生に向けての指導が今年度最後となりました。
 テスト前ということで、たくさんの生徒たちが意欲的に質問に来ました。高校生も問題を持ってくるなど、次々に対応していたらあっという間に学習時間が終わってしまった印象があります。いい結果を期待したいですね!
 来年度も寮での指導を続ける予定です。生徒たちがより積極的に学習に取り組めるよう、サポートしていきます。一年間ありがとうございました。

共に学ぶ【聖光見聞録242】

 今年度の大学入試も終了し、インターネットで検索すると様々な大学の入試問題を見ることができます。そんな中、本校数学科では全員とある大学の数学の入試問題を解いてみました。難題を解くのには労力が必要ですが、解き終わった後に「この問題は〇〇だった。」と解いた感想を言い合う時間はとても心地良く、共に問題を解く仲間がいることの大切さを実感しました。生徒達も、この学校で共に学び、共に高めあう仲間を見つけて、成長していくことを期待しています。

方言学習【聖光見聞録241】

 学校は今日までが定期試験。いよいよ学年末を迎えます。しかし今回の話題は、学年末とは関係のない先日の授業についてのお話です。
 国語の授業で方言についての学習を行いました。本校の所在地である静岡市の方言をプリントで紹介したのですが、知っている方言があったり、方言と知らずに使っている言葉があったりと、なかなか楽しい授業となりました。と、ここまでは普通によくある授業光景なのですが、ここから本校ならではの展開になります。
 本校には寮がある関係で、静岡市以外の出身の生徒も多数おります。静岡県東部、西部、神奈川県、東京、愛知県など。それぞれの生徒が静岡(市)では当たり前に使っている表現を方言だと指摘したり、逆に自分たちが普段使っている言葉が方言であることに気づかされたり、静岡(市)の生徒は他地域の方言を教えてもらえたり、と話が次々に広がっていったのでした。
 このように、寮があるということは学校内で異文化交流が自然とできる環境にあるということになるのですね。どうですか? おもれぇ学校だらぁ?(面白い学校でしょう?)