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聖光見聞録221~240


カトリック倫理【聖光見聞録240】

 本校の特色ある授業の一つに、「カトリック倫理」があります。この授業は、創立時より行われていて、中学1年生から3年生を対象としています。授業内容は、本校の創立理念を知ることや、若干?難解なキリスト教哲学・人間学を学びます。
 私自身も在校時に学びましたが、先日校長と授業についてのお話をしましたら、当時は、英語のテキスト(写真参照)を使用していたそうです。
 時代は変われど、人間にとって大切なことは変わりません。そんなことをこれからも生徒と共に分かち合っていきたいと思います。

英2の授業【聖光見聞録239】

 先日、今年度最後の中1英語2の授業が行われました。
授業の最後にアシスタントティーチャーの先生方と記念写真をとりました。
アシスタントティーチャーの先生方の中には静岡を離れられる方もいらっしゃいます。
非常に寂しいですが、どこかで再会することがあるかもしれません。
成長した姿が見せられるように、一日一日を大切にしていきたいです。

事務室だより【聖光見聞録238】

年度末が近づき、新年度の切り替え時期となりました。
先日、JRより、定期券購入についてお知らせがありました。
年度替わりの定期券購入について、以前に比べて購入方法がだいぶ緩和されたようです。
詳しくは、事務室受付にてご確認ください。
マリア様の木蓮の花がきれいに咲いています。

OST試験導入について【聖光見聞録237】

 今回もオンラインスピーキングトレーニング(OST)についての話題です。OSTとは無料オンライン電話のSkypeを使い、外国に住む外国人講師と教材に沿りながら英会話練習をする学習です。
 通常の授業では生徒と教員が1対1になり話す時間をなかなかとることができません。よって授業で学んだ英語を試す場としてOSTを放課後に試験導入しています。
 生徒たちは緊張し、挨拶や練習に四苦八苦していましたが、レッスン終盤になるとコツを掴んだのが、指示に従い音読や、英会話を行っていました。
 英語を使う環境を提供することも学校の大切な役割だと感じます。トレーニングを積み、海外研修や、イギリスの修学旅行はもちろん、将来の備えとして役立ててもらいたいと思います。

美術課外授業(高校1年生)【聖光見聞録236】

 先月高校1年生24名と美術教員と私の26名で、静岡県立美術館「蜷川実花」展に行ってきました。
極彩色豊かで、妥協することのない写真の数々に圧倒されました。生命力が横溢した作品ばかりでした。写真撮影可の場所がいくつかあり、生徒も私も自由に撮りました。生きることは一回限りだから何事も全力でやる。後悔する生き方だけは絶対しない。そんなメッセージを生徒は受け取ったでしょうか。充実した美術の課外授業となりました。

自然科学部【聖光見聞録235】

 日も長くなり、気候も大分暖かくなってきたので、久しぶりに近くの公園にある池まで行き、網を使って池の中に棲んでいる生物を採集しました。途中、網が池に落ちてしまうハプニングがありましたが、周辺にあった木の枝や蔦で作った道具を使い、上手に回収。1時間ほどの間に小さなエビや外来種のブルーギルなどが獲れました。昨年の夏ごろと比較すると、個体は小さいようです。またこれから季節ごとの記録を行い、変化を観察していきたいと思います

ゼミ発表【聖光見聞録234】

 先日、ゼミの発表会が体育館で行われました。1年間の取り組んだ成果を大勢の生徒の前で、限られた時間の中で発表するという状況でしたが、私のゼミ生たちもパワーポイントを使いながら堂々と発表していて、主宰者として嬉しかったです。4月のスタート当初はせっかくの少人数の活動なので、フィールドワークを重視しながら議論を深めていければと考えていました。このゼミ発表がすべてではなく、それぞれ生徒が現場で感じたことが次の活動の中につながればいいという、長い目で見ることの大切さも私自身あらためて学ぶことができ、関わっていただいた方々やゼミ生にはこの場をかりて感謝したいと思います。ありがとうございました。

スカイプオンラインスピーキング【聖光見聞録233】

 先日、希望した生徒を対象に、スカイプをつかったオンラインスピーキングのパイロットテストがありました。25分間で、All in Englishのテキストを講師の先生と進めていきます。初対面の海外講師に、生徒達は緊張気味でしたが、日ごろ勉強している英語をぎこちない調子で話していました。うまく話せなかった、伝えたいことが言えなかった、聞こえなかったという経験が、今後の英語学習の良い動機付けになったようでした。また、教室外で、英語を使う必然性を作ることの大切さがそこにはありました。

生徒のためのテスト作り【聖光見聞録232】

年度末となる第五回定期試験が近づいてきました。生徒もテスト勉強に勤しんでいるなか、我々教員もテストの作問に追われています。そんな中、A先生とテスト作りについての話を伺っている時のことです。「テストそのものは常に実施日の3週間以上前には作り終わっている。しかし、そこから毎日家でリラックスしている時に自分の作成したテストを眺めている。その時はこの問題は適切か、レイアウトは見やすいか、誤字脱字はないか、問題文の表現は適切か、などという観点で考えている。」ということでした。なぜそこまでするのかと尋ねると「生徒により良い問題を出したいではないですか。生徒のためにテストを作っている。だから、最後の最後まで問題を練り続け、印刷はギリギリまで絶対に印刷しない。」ということでした。見習わなければと思った次第です。

AL(アクティブラーニング)実践【聖光見聞録231】

中学2年生を対象に、先日行ったAL研修の実践を行いました。
確率を用いた問題(ゲーム)作成を目標に据えました。モンティホール問題や三囚人問題など、直感と実際の確率が異なることが多い問題に取り組みながら、自由な発想で問題を作ってくれました。私自身大変楽しく取り組めましたが、生徒たちも大いに盛り上がりました。
では、生徒たちが作ったゲームの一つを紹介したいと思います。

2個のサイコロと、7枚のトランプが手元にあります。トランプはすべて裏返してあり、数字の1から6と、JOKERの7枚です。
まず、2個のサイコロを投げ、出た目がゾロ目かそうでないかによって分岐します。
①ゾロ目の場合
トランプを一枚ずつ最大2枚引き、サイコロを投げて出た目と一致する数字が出たら当たり
そうでなければはずれ
例えばサイコロを投げて6のゾロ目が出たら、トランプの6の数字を引くことができれば当たり

②ゾロ目ではない場合
トランプを一枚ずつ最大3枚引き、サイコロを投げて出た目と一致する数字が出たら当たり
そうでなければはずれ
例えばサイコロを投げて3と5が出たら、トランプの3と5の両方を引くことができれば当たり

なお、トランプを引いてJOKERが出たら無条件にはずれ

というものです。
さて、このゲームをして、当たる確率はいかほどでしょうか?

新入生面接の案内【聖光見聞録230】

先日、来年度の新入生の面接を行った際に、現在の中学1年生に新入生の案内をしてもらいました。
普段の生活ではまだまだ未熟な部分が目立つ生徒達ですが、事前に自分の納得がいくまで練習を行い、とても堂々とした態度で新入生を案内することが出来ていました。(写真は練習している様子です。)
来年度は先輩として、後輩達の手本となるような学校生活を送ってくれるのではないかと期待しています。

静聖47号発行!【聖光見聞録229】

 静聖47号が完成しました。今月に入って在校生全員に配布されました。ちなみに「静聖」(しずせい)とは1期生より続く本校伝統の校内誌で、静聖委員会の生徒たちが中心となり約1年かけて編集し発行するものです。
 今号の特集テーマは「災害」。その他、恒例の「学校生活」(行事の報告や、クラス・部活紹介など)や「アカデミア」(有志による研究レポートなど)に至るまで、今回も読み所満載となっております。
 そうは言っても本校関係者以外の方は、なかなかこの静聖、手にする機会がないかと思います。本校の校舎入口「受付」には閲覧用にバックナンバーも含めて何冊か置かれています。ぜひ、本校にお越しの際はご一読ください。(ちなみに筆者の作る俳句(駄句)も毎年無理を言って掲載させてもらっています。)

創立者とキャンプ【聖光見聞録228】

 前回の内容は、創立者ピエール・ロバートが本校を創設するにあたりの思いを紹介しました。今回は、中学生にとって恒例行事となっているキャンプについてお話したいと思います。
 ピエールは、カナダで青年期を過ごしていた頃、兄とよく行動していたようです。その1つにボーイスカウトでの活動がありました。この時の経験の中で、自然を愛し、与えられた環境の中で生きることについて考えを深めたようです。そんなピエールの思いから、本校のキャンプ行事は行われています。本校の生徒たちもこの思いを大切にしながら、日々の暮らし・出会う人々に感謝の心を持ってくれたらと思います。

防犯教室【聖光見聞録227】

 2月13日の6時間目に、「防犯教室」を中1・2学年同時に行いました。静岡南警察署生活安全課の方をお招きして、SNSに関する正しい使い方を学びました。トラブルに発展しないよう、携帯電話やSNSを上手に使いこなしてもらいたいです。

聖光見聞録人工芝工事報告【聖光見聞録226】

 寒い日が続いていますが、校舎入口の河津桜が満開となり、心浮き立つ春の訪れを告げてくれています。
 グランド人工芝敷設工事も着々と進み、写真のように人工芝が仮置きされ、「緑のグランド」の上には「真っ青な空」、そして「雪を被った富士山」が見え、ますます素晴らしい環境に囲まれた学校になりそうです。

英語2から見た「visit Shizuoka 」【聖光見聞録225】

 中学1年生の地理と英2の合同授業で「visit Shizuoka」と題し、外国人向けに静岡の魅力をPRしようと生徒達はグループ活動を行い、県内ツアーを企画しました。外国人向けに紹介するということで、自分達の一番のオススメスポットを英語で説明することにチャレンジしました。現在授業に来てもらっている静岡大学の留学生にライティングとリーディングの指導を手伝ってもらい、生徒は自分の言いたいことを英語で書け、発表の練習をし本番に臨みました。英語の発表では練習した原稿を上手く読むことができた反面、アドリブで説明ができないことにもどかしさを感じている生徒もいました。英語が通じた喜びはもちろん、このような悔しさやもどかしさが生徒の学習意欲に繋がれば嬉しく思います。

努力【聖光見聞録224】

 「努力」という言葉には、抽象論的な概念がつきまとう。どうしても根性論や精神論の話になってしまう傾向がある。「頑張れ」という言葉もそうかもしれない。一昔前までは、親から先生から言われたことをすれば、それで済んでしまったことが、今はそうはいかない。日々刻々と変化する状況に柔軟に対応できる適応力や自ら考え自ら行動する、その要求が社会で強く求められている。今までのやり方や考え方に安住していると己の地位や財産や生命の危険にすらさらされることになる。困ったことに、今までの経験が通用しないという時代に突入しているのである。
 そんな時代でも「努力」や「頑張る」ことは大切。では何を「努力」して何を「頑張る」のか。その答えを分かり易く教えてくれるのが、ちばあきおの「キャプテン」という漫画である。野球の漫画で、魔球や天才は一切出てこない。練習ばかりしている地味な漫画である。ただ地味な世界しか描いていないが、ここには「努力」とは何か、「頑張る」とは何か、という答えが確かにある。かつての自分はこの漫画を通して「愚直」なる言葉を学んだ。人生の目標を決めたら最後までやりきることを確かに学んだのである。
 教育の世界で漫画というと眉を顰める方が多いが、この漫画には唯の抽象論に収まらない生きる上での力強さがある。未読の方は一読を薦める。

高1個人研究【聖光見聞録223】

 先日、高校1年で行っている個人研究レポートの製本作業がありました。冬休み中に完成させた30枚以上のレポートに表紙をつけて、ホチキス止め、製本テープで背表紙を作り、タイトルを記入して完成。生徒たちは自分たちが1年かけて行ってきた研究がこれで完成するということで、達成感に満ちた表情でした。完成後、本になったレポートを改めて見直してみたり、友達に自分の作品を見せたりして嬉しそうでした。年度末に予定されている作品発表会も楽しみですね。

NIEの授業取材【聖光見聞録222】

 先日、高校1年生の政治経済の授業で、新聞社の方の取材を受けました。本年度からNIEの実践校に指定され、昨年は戦争に関する新聞記事の個人発表の授業に対して取材があったので、これが2度目になります。前回は政治分野に関することでしたが、今回は経済分野に授業の計画が進んでいたので、来年度の政府予算案の新聞記事から日本の財政のしくみを考えるということが今回の授業の大きなテーマでした。
 今回は、NIEとともにICTを活用しながらのアクティブラーニングと、最近話題になっている視点を取り入れた、自身としては実験的な授業を計画していました。取材が終わり、生徒たちの声を聞きながら授業を振り返ってみると、まだまだ計画段階や授業の現場において改善すべき点があることに気づかされました。
 生徒が、生き生きと主体的に取り組んでいる様子を、さらにより中身の部分まで深めていけるかどうかが今後の課題かと思います。取材に来てくださった新聞記者の方も、取り組み内容について丁寧に質問してくださったので、現場での取り組みを無駄にしないように、今後も精進していきたいとあらためて思いました。

AL(アクティブラーニング)研修(数学)【聖光見聞録221】

 本校では教員研修の一環として、定期的にALを取り入れた授業を教員に対して行っています。先日、AL研修を担当させていただきました。数学という教科でどのように取り組むのが良いかを考えた結果、グループで、確率を使った問題作成に挑戦するというテーマで行うことにしました。授業が終わってから教員同士で意見交換をしましたが、「こうすればもっと良くなる。」「この部分はおもしろかった。」など、活発なやりとりになりました。今月中には生徒に対して授業をするつもりです。生徒たちがどう捉えてくれるか、どのような活動になるのか、とても楽しみです。