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聖光見聞録161~180


イルミネーション点灯【聖光見聞録180】

 12月1日(木)より正門入って左手のチャペル「オラトワール」建物周りに、イルミネーションが点灯しています。クリスマスを前にして在校生のクリスマス委員会が準備を重ねてきました。点灯時間は、夕方4時30分より8時までです。12月22日(木)頃までは夕方になると点灯しておりますので、是非ご覧ください。

アシスタントティーチャーとの英語授業【聖光見聞録179】

 中学1年生と2年生の英語2の時間にアシスタントティーチャー(AT)として静岡大学の留学生が週に1時間ずつ来校してくれることになりました。中学1年生はATが来校してから2回目の授業となりました。今回の授業はATと英会話を行うものだったので、生徒は事前に英会話の原稿を作り、パターン練習をしたうえで授業に臨みました。
 生徒達は練習した会話表現を使い、英会話を楽しむ一方で、ATから予想外の質問を受け、驚き、戸惑う場面もありました。様々な国出身のATとの交流の中で、多言語を操る喜びを感じることと、国際的な視野が広がることに期待をしています。

専門家【聖光見聞録178】

 『徒然草』一八八段に「僧になろうとした人が、仏事の作法として乗馬や早歌を身に付けようとして、大事な仏道の修行をしないうちに老いてしまった。そのように若い時は大きな計画を立てても、目の前のことに追われているうちに年老いてしまう。だから、自分のすることで、最も価値のあるものを決めて、それ一つに打ち込まなければならない。」という趣旨の文章があります。
 高校生で将来の夢・職業が決まっている人は本当に少なく、それがある人は幸運かもしれない。現代は情報過多で、可能性は一見無限大だと感じるが、現実に出来ることは限られています。だからこそ、人生の計画(志)を立て、それに向かって小さな成功体験を積み重ねることで、夢は必ず実現していくものだと思います。
 今現在、高校3年生の担任として、進路指導をしていく中で、将来の職業が明確な生徒ほど推薦入試の合格を勝ち取っていくと実感しています。
 本校では、中学二年生の職業体験や中学三年生の学問研究、高校一年生の個人研究等を通して、生徒が学校を卒業して大学に進学し、その後の自分の人生を描けていることが分かります。
 社会の中で生きていくことは誰かに必要とされることだと思います。それは何かの専門家になることを意味しています。何かこれだ、というものを学校生活の中で、一つでも掴んでくれたらと思います。

自然科学賞候補者発表会【聖光見聞録177】

 11月22、25、30日の3日間にわたり、毎年恒例の自然科学賞候補者発表会が開かれました。今年も理科好きの生徒を中心に多くの発表がありました。(18件はここ10年ほどの間で最多ではないでしょうか。)
中にはお菓子の「おっとっと」のキャラクターの出る数を統計的に考察するユニークな研究や、電磁波の影響が植物の生長に与える影響を観察したもの、中学の頃から継続してアスパラガスの生長を観察したもの、3Dプリンターで作成した電子制御ロボットの開発など、バラエティに富んだ内容で、聴いている側も非常に楽しかったです。年々、生徒のプレゼン能力も高くなってきており、中1、中2生の中にも堂々と発表している者もおり、感心してしまいました。今回発表してくれた低学年の生徒も、ぜひ研究を継続していき、次年度以降さらに素晴らしい発表を行って欲しいと思います。

英語会話【聖光見聞録176】

 現在本校には海外からの留学生が来ています。先日も留学生が来る前に、もし来たら積極的に英語で話しかけようという呼びかけをしていました。ただ、こちらもさらっとHRで生徒を指名して、じゃあ自己紹介してくださいと軽いあるいは重い?プレッシャーをかけたところ、前に出た生徒がなかなか英語の表現が出てこない場面がありました。スピーチコンテストなどあらかじめ英文をつくって暗記をして発表するという作業になれてしまっていると、実際の英語を話すさまざまな現場では対応できるのだろうか?アドリブでもとっさに出てくる表現こそ本当に身についた使える英語なのではないか?と偉そうですが思うことがありました。
 英語に関しては当然教員免許もなく門外漢ではありますが、昔学生時代に、マザー・テレサが活動していた頃のコルカタで海外一人旅に来ていた自身が、必死にインド人に英語で話しかけていた頃を思い出します。当然事前に学習はしていきましたが、現場というものは何が起こるかわかりません。英語で思いが伝わったときの嬉しさを生徒がどれだけ感じることができるのか。留学生にも配慮しながら、生徒とともに学びあえればと思いました。

中学3年生ダンス発表会その2【聖光見聞録175】

 昨日に引き続き中学3年生のダンス発表会について報告します。生徒たちは自分たちでダンスを考え披露します。他教科の先生方も集まり審査委員役になり、本格的な発表会になりました。かなり気合の入った姿から、少し恥ずかしそうに頑張る姿など、担当教科以外での生徒達の様子を見ることができました。

中学3年生ダンス発表会【聖光見聞録174】

 体育の授業では創作ダンスの授業があります。授業では、ダンスの専門の講師の方が直接来て指導して下さいます。生徒達はダンスの基礎基本を習いながら、各グループごとにダンスの創作に取りかかります。グループで相談し、アイデアを形にするために、日々練習を重ねてきました。そして、発表会当日は生徒とご覧になった先生が採点者となり、順位をつけて盛り上がりました。本当にクオリティーが高く、感心するとともに、教室での授業とは違った姿を見ることができてとても嬉しかったです。いろいろな角度からの生徒の成長を見ることができるのも学校の魅力の一つであると改めて実感しました。

職業体験プログラムその2【聖光見聞録173】

 11月15日(火)、16日(水)の二日間、中学2年生の職業体験が行われました。生徒たちはこの日のために様々な準備をしてきました。自ら体験先を選び、電話をかけ、細かい打ち合わせもすべて自分たちでやりました。体験に際しての心構えなどのレクチャーも受け、職場で多くのことを学んでこようと、それぞれ目標を持っての体験です。
写真はダンロップ、藤枝市立総合病院の様子です。皆一生懸命取り組みました。

数学の定理【聖光見聞録172】

 数学のテキストを読んでいると、稀に何故それが成り立つかという証明が書かれていない定理が出てくることがあります。例えば、球の体積を求める定理は中学1年で習いますが、その証明に用いる積分は高校2年で習うため、中学1年の段階で証明することが出来ません。そういったものを授業で扱う前に、何故それが成り立つかということを生徒に納得してもらうにはどうすれば良いのか考えるのですが、それには数学を色々な視点で見る必要があります。色々な視点を持つために、自分ももっと数学の知識を蓄える必要があると感じています。

中学2年職業体験プログラム【聖光見聞録171】

 中学2年生は先週、「職業体験プログラム」という活動を行いました。
これは生徒自ら、興味のある仕事場に連絡をとり、2日間の職場体験をさせていただくというものです。さらに体験後は、内容をスライドにまとめ、全員発表を行います。
 今回筆者は、いくつかの職場を訪問し生徒たちが実際に活動している様子を見て回りました。下の写真はその中の一カ所、日本平動物園での一枚です。初日の朝一番、まだ緊張しながら一生懸命ウサギ小屋の餌遣りをしているところです。教室で見せるリラックスした様子とは違い、黙々と真面目に仕事をこなしている姿が印象的でした。どの職業体験も、将来関係した職業に就く就かないを問わず、生徒にとってきっとよいきっかけとなることと思います。

社会見学の報告会資料作り【聖光見聞録170】

先日社会見学にいってきた中学1年生ですが、その後発表会を行いました。
各班パワーポイントで資料をつくり、全クラスの前や保護者の前で報告会を行いました。
今までにパワーポイントを使ったことがあるという生徒は5人に1人程度しかいませんでした。担当教員は保存の仕方しか教えませんでしたが、生徒たちはアニメーションをいれたり、デザインをカラフルにしたりと自分たちで工夫をこらし、立派な資料をつくりあげました。
発表はどの班の内容もすばらしく、充実した報告会を過ごすことができました。

実りの秋【聖光見聞録169】

校舎裏門の柿の木にたくさんの実がなりました。
人参はK先生が聖光農園キャキャロットで作っているものです。
聖光祭には間に合いませんでしたが、大きく育ちました。

学問研究【聖光見聞録168】

 中学3年生は進路学習の一環で学問研究を東京大学班と京都大学班にわかれ行いました。
学問研究を行うにあたり各大学のゼミより課題が出ており、それを仕上げ参加をしていました。生徒たちは通常の授業では取り扱うことのないテーマに挑戦し、書籍やインターネットで情報収集を行っていました。
彼らは苦戦しながらも研究成果を発表し、教授や大学院生と意見交換をすることができ、最高学府の雰囲気を肌で感じることのできた貴重なイベントとなりました。

研修授業【聖光見聞録167】

『徒然草』の第一五〇段に、「芸の修行で、未熟な時は人に知られないようにし、熟達してから人前に出ようとするのは、成功しない。未熟でも人前に出、人が悪口をいうことにかまわず修行すれば、そのうち上達する。芸道のおきてに従い勝手なことをせず修行すれば、その天分のない人もついには大成して人の師となるものであることはどの道も同じである。」とある。
 自尊心は高いけれど消極的で、他人からの評価をひどく気にする人には耳の痛い文章かもしれない。『徒然草』は江戸時代において、嫁入りの時に子女が必ず持参すべき本であったとされる所謂「処世術」満載の本である。
 今回、なぜこの話を引用したのか、それは教師の授業がこれに当てはまるからである。人前で失敗することの大事さ、他人からの指摘が如何に大切かという意味がこの文章には込められている。実は切磋琢磨という四字熟語にもこのような奥深い意味が根底にあるのかもしれない。
 教員同士がそのようなお互い敬意を持ちつつ授業の感想を言い合える。今、学校全体でそんな雰囲気が若い先生方で行っているアクティブラーニング(AL)授業の研究授業によって出てきている。先日ALの研究授業をさせていただきそのような感想を抱いた。

個人研究 中間報告会【聖光見聞録166】

 先日、高校1年生の総合学習で行っている個人研究の中間報告会がありました。
 グループごとに分かれて、1月に提出する研究レポートの途中経過を発表したのですが、どのグループの生徒も自分が行っている研究の内容を上手にプレゼンできていました。また発表に対して同じグループの生徒が質問やアドバイスを行いましたが、「お互いの研究がより良くなっていくように」との、こちらの指示通りに出来ており、良い姿勢で皆が議論できていました。これは中学3年時に東大や京大の大学見学をしながら、研究活動を体験させていただいた経験が活きているのではないかと感じました。レポート完成期限まであと2か月を切りました。自分の興味関心があることに対して、主体的に調べたり学んだりすることができる良い機会です。優れたレポートが多く提出されることを願っています。

ゼミ活動【聖光見聞録165】

 先日ゼミ活動の日に訪問の許可をとっていた県立島田工業高校に、ゼミ生4名を連れて訪問しました。ゼミのテーマが、太平洋戦争中に当時の島田にあった旧海軍実験所に関する研究であり、現在施設の跡が残っていない中で、どのようにゼミ生にイメージさせるのかが大きな課題でした。このように考え調べていたところ、県立島田工業高校で実験所の復元した模型が残っていることを知り、担当者に事情を話した結果、今回の訪問が実現しました。担当の方の丁寧かつ熱心な説明と、その話に聞き入りながら模型に見入るゼミ生の姿を見ていたら、短い時間ではありましたが大変貴重な訪問であったと思いました。あらためて関係者の方々への感謝の気持ちとともに、残り少なくなったゼミ活動をいっそう充実させたいと思いました。

秋晴れ【聖光見聞録164】

 11月に入り、急に寒さが増してきました。学校の屋上に出てみると、秋空に横たわる駿河湾を見ることができました。英語では秋晴れがきれいな日を “an fine autumn day”と言ったりするそうです。秋空や肌寒い風、紅葉などから秋の気配を感じますが、これは “There are signs of autumn in the air(秋を感じる)”とお洒落な表現があります。空気に漂う秋の気配は、日本語にも英語にもあるようです。

生徒達のサプライズ【聖光見聞録163】

 普段と変わらない日のことです。授業に向かおうと教室に入る寸前に何人もの生徒に話しかけられ、授業に遅刻しそうであせっていました。そして、教室に入ると黒板いっぱいにあたたかいメッセージが書いてあり、すごく嬉しい気持ちになりました。このクラスの生徒の一人は長い間入院をしていて、一ヶ月ぶりに学校に来ることができました。そのことをクラス全員が祝っていたので、素晴らしいクラスであると感じました。一人一人がお祝いしたいという気持ちがあっても、それを全員で祝おうという発想はなかなかでませんし、行動も移せないと思います。それを自然にやっているこのクラスの成長が楽しみです。

「本当に退院おめでとう。これからも、共に歩みましょう。」

東海大会【聖光見聞録162】

 軟式野球部です。秋季新人戦県大会は部員不足(2名)のため、浜松商業高校と合同チームを組ませていただき参加しました。浜松啓陽高校には5-0、3-0で2勝し、静岡商業高校には1-3、0-11で2敗し、県大会は3チーム中2位という結果でした。このため、10月29日から三重県伊勢市で行われた、東海大会に参加することができました。東海大会には今年の夏に静岡開催の運営補助として携わり(聖光見聞録104参照)、次はチームとして参加すると目標を定めて活動して来ました。合同チームではありますが、選手としてグラウンドに立つことができ、彼らにとっても達成感を味わうことができたと思います。
 東海大会一回戦は岐阜県代表の中京高校との対戦となりました。強豪校ではありますが、始まってみないとわからないのが野球。0-0で迎えた3回の表、なんと4点を先制します。ランナーを2人置いての2点タイムリーヒット、そしてさらに満塁と攻め立て、2点タイムリー内野安打が出て、一気に流れを引き寄せました。守備ではランナーを出しながらも4回まで抑えてきましたが、5回の裏に2点、6回の裏に4点を集められ、逆転を許してしまいます。しかし、チームの雰囲気は全く暗くなりません。皆が逆転を信じて声をかけ合いました。最終的なスコアは4-8。悔しい敗戦となりましたが、最後までやりきった彼らの表情は、とても清々しいものでした。

 今回の大会を最後に野球部は休部となりますが、東海大会出場という結果を残せたことを嬉しく思います。
 最後になりますが、野球部に関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。

聖光からの景色【聖光見聞録161】

 今回も先日行われた写生大会についてです。生徒たちが描いている景色を眺めながら歩いていると、聖光には美しい景色が見えるポイントがいくつもあることに気がつきました。特に、この写真のポイントからは街を一望でき、夕方や夜にはまた一味違った素晴らしい景色が広がっています。聖光からの景色を眺めることが、これからの楽しみになりそうです。