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聖光見聞録461~480


六年一貫教育【聖光見聞録480】

 先月の三月、職員室で作業をしていたところ「先生!」と呼ぶ声が。振り返ると懐かしい卒業生の顔でした。現在、大学に在籍しながら目標に向かってチャレンジしていると笑顔で語る彼の表情を見て、ある記憶がよみがえってきました。当時、初めて中学1年生の担任についた時であり、そのクラスで出会ったのが彼でした。
 当時は、中学1年生の12歳。あどけない表情ながら、有り余るエネルギーを同級生とぶつけあい大粒の涙を流していた彼は、高校3年生にもなるともち前の明るさと、数年かけて身につけてきた冷静さで行事の司会役をこなせるまでになっていました。
 写真のような校内の桜の花の下で、重い荷物を背負って歩いていく中学1年生を見ていると、彼のような成長に関われる喜びと、責任を新たに感じた、そんな4月の風景でした。

マレーカレッジとの国際交流が決定【聖光見聞録479】

施設内は非常に綺麗に使用されていました

 マレーカレッジはマレーシア北部のクアラカンサにある国内屈指のエリート校です。イギリスイートン・カレッジをモデルに設立され、「東のイートン」と呼ばれています。実際にイートン校だけで行われるイートンファイブという球技専用の施設もあります。全寮制の男子校で卒業後は多くの生徒が難関大学へ進学します。全人教育をモットーとし、課外活動・芸術教育にも力を入れています。生徒は大変礼儀正しく、すれ違うと丁寧にあいさつをするのが印象的でした。
 この学校の大きな行事の一つにインターナショナルサミットがあります。これは東南アジア各国(例年7か国ほど)から生徒を招待し、シンポジウム等様々な取り組みを行うものです。期間は約1週間です。今年度より静岡聖光学院もこのインターナショナルサミットへ招待していただくことになりました。(日本初) 
 テーマは「ロボット・サイエンス・テクノロジー」です。他国生徒との国際交流もふんだんに盛り込まれています。今年度は7月7日~12日に開催され、文化交流の良い機会になると思います。今後マレーカレッジの生徒受け入れについても検討していくことになりました。

クラブ活動前は先生へ必ず握手をして挨拶をします

書くことは学びの基本【聖光見聞録478】

新年度がスタートし、各学年で学年オリエンテーションがおこなわれました。新高校1年生は新たに5名の編入生を迎え、高校生としての新たなスタートに緊張しながらも期待に胸を膨らませている様子でした。
中学生から高校生に変わり、学年主任から学年の目標を伝えられました。
『書くことは学びの基本』
シンプルな目標ですが、スマートフォンやネットが広く普及するなかで、小論文、個人研究など自分の考えたことを探求し、自らの手で整理し、表現する。新たな情報や手段を最大限活用できるように基礎のしっかりした芯が強く、柔軟に対応できる生徒を目指します。

剣道場にて

広報活動【聖光見聞録477】

入学を迎えた多くの新一年生も記念撮影していました

 この度、静岡聖光学院のバックボード〔バックパネル〕とロールアップバナー、テーブルクロス、椅子カバー、併せて「聖光グッズ」を用意しました。今後、この「聖光グッズ」を見る機会が多くなると思います。学校説明会や学校行事に於いて、静岡聖光学院のイメージとして浸透していき、静岡聖光学院の良さを今まで以上にアピールしていきたいと思っています。
 しかし、忘れてはいけないのは、その学校の看板はあくまでも生徒と一番接している「先生」です。特に担任です。教育に携わっている自覚と重責を我々教員一同は肝に銘じていかなくてはなりません。生徒と共に歩む、きれいごとではなく、生徒の物語の一人として一緒に成長して行きたいと思っています。

50期生入学式【聖光見聞録476】

4月5日(木)に50期生の入学式が行われました。
まだ制服も着慣れていない中学1年生達は、緊張した面持ちながらも期待に胸を膨らませて式に臨んでいました。
今後はオリエンテーションなどを通して、学校生活に少しずつ馴染んでもらいたいと思います。
50期生にとってこの6年間がたくさんの友人に恵まれて、素晴らしい学校生活となることを教職員一同願っております。

事務室より【聖光見聞録475】

いよいよ4月を迎え、50周年を迎える平成30年度の幕開けです。5日の中学入学式まで何とかそのままでいてくださいと祈りつつ、満開の桜を保護者の皆様や卒業生の皆様にお届けします。正門入口、日本庭園、マーテルフィルド周り、そして校舎南側など学校周り一面で見事に花開いてくれています。この美しい桜に後押しされて私たちも1年間突き進んで行きたいと思います。

新年度スタート【聖光見聞録474】

4月2日(月)、新年度最初の職員会議が行われ、教職員一同、気持ちも新たに新年度をスタートしました。職員室では新しく赴任した教員を迎え、新たに座席替えも行われました。
新年度ということでちょっぴり緊張気味の雰囲気もありましたが、お昼の休憩時間には有志の教員による、コーヒー、紅茶、抹茶、ギター演奏のおもてなしがあり、少しリラックスさせてもらいました。4月5日(木)入学式、6日(金)始業式と、生徒を迎え入れる準備も着々と進行中です。

42期生成人式【聖光見聞録473】

チャペル前にて

3月24日の土曜日に42期生の成人式が行われました。私は42期生の担任として中3から高3まで4年間を共に過ごさせていただいたので、楽しく参加させてもらいました。
歓談の時間には、久々に会う卒業生が今どんなことをしているのか、ちゃんと過ごしているか、困っている事はないかなど、いろいろと話をすることができました。順調に夢に向かって進んでいる者、進むべき道に悩んで相談をしてくれた者、先生の授業のこういうところが良かったよと、思わぬ生徒からお世辞をもらったりして、一人一人と話をしているうちに、あっという間に2時間が過ぎていきました。もっとゆっくり、たくさん話をしたかったです。
42期生のみなさん、成人おめでとう。またいつでも遊びに来てくださいね。いつまでも待っています。

美しい教室で【聖光見聞録472】

さて、修了式を終えてからしばらく過ぎ、いよいよ新しい年度が始まります。これまでの学年が1年間使ってきた教室も、新たな学年が使うことになります。
年度の終わりに全員で綺麗にした教室ですが、改めて私たち教員の手でピカピカにしてから引き渡そうと、先日担任と副担任で教室の清掃を行いました。もちろん、すでにかなり綺麗に保たれていましたが、一部気になるところを丹念に磨き上げました。新学年の担任も、教室の様子を見て満足げでした。
これからも美しい教室を気持ちよく使っていきたいと思います。

新年度スタート 教員準備【聖光見聞録471】

2018年度になりました。生徒諸君、春休みは何をしていますか。部活や学習など、様々なことに取り組んでいますか。新しい季節となり、新しい学年を迎える準備はできていますか。

さて、我々教員も、新年度に向けて着々と準備を進めています。新しいクラスで君たちが快適に過ごすことができるように、教室を掃除する先生や、掲示物に趣向を凝らす先生、また授業の準備に余念がない先生など、様々です。

そんななか、2018年度より本校に着任される新任の先生方の研修を実施しました。新任の先生の研修も、気持ちよく新年度を迎えるための大切な準備のひとつです。新しい先生方に一日でも早く学校に慣れて頂き、君たちの将来のサポートに専念することができるようにするためです。

フレッシュな先生方の、やる気に満ち溢れた表情に触れ、私も新年度を迎えることにワクワクしています。さぁ皆さん、背筋を伸ばし、新たな一年を迎えましょう!!

なお、始業式の日に新任の先生の紹介がありますので、ご対面はそのときに。ということで、本日は皆さんに聖光太郎くんになって頂いております。

本校マスコットキャラクター聖光太郎

寮での自主的活動【聖光見聞録470】

最近流行っているプログラミングを自主的に行っているグループがあります。この生徒たちは将来を見据えて活動をしています。ある生徒はゲームを創りたい、ある生徒はシステムエンジニアになりたい、ある生徒は教員になりたいとそれぞれ夢を持って自主的に活動をしています。私もプログラミングを少しかじったことがあるので一緒に活動をさせてもらっています。この活動が少しでも夢に近づく一歩になればと思っています。

吹奏楽部 定期演奏会へ向けた合宿【聖光見聞録469】

5泊6日で、ユネスコエコパーク井川自然の家にて合宿を行いました。来月末に控えている定期演奏会に向けた強化合宿です。
吹奏楽部にとって、この井川は本当に大切な場所です。数十年間、毎年この場所で合宿を行っています。音楽に専念するのにこれ以上の環境はないでしょう。快く練習場所を提供してくださる職員の皆様、1日3食、エネルギーの源である美味しい食事を提供してくださる食堂部の皆様、ありがとうございます!
この春季合宿では、演奏技術はもちろん、仲間との絆を深めること、挨拶や返事の徹底、より良い生活環境の維持などなど、毎年たくさんの成果をあげることができます。日に日に部員たちの表情は充実感に満ちてきます。学校での活動では得られない大切なことをたくさん学ぶことができるのです。
今年は学院創立50周年を記念する定期演奏会です。例年のクラシック・オリジナル作品ステージ、ジャズ・ポップスステージに加え、OBステージも企画しております。ぜひご来場いただき、部員たちの精一杯の演奏をお楽しみいただければ幸いです。

4月29日(日・祝)14:00開演
静岡市民文化会館大ホール

持つべきものは友【聖光見聞録468】

学校での生活において、大切なのは良い人間関係を作ることだと思います。先生,友達から勇気をもらったり励まされたりした経験は何回もあることでしょう。
勉強においても、わからない所を丁寧に教えてもらい助かったという人もいるはずです。不思議なことに、教師が教えるよりも友達の方がすんなり頭の中に入ってくるというケースも珍しくありません。教えあいや学びあいという授業をすると生徒達は生き生きと活動をしてくれます。生徒が自ら考え、自ら行動する…そんな授業を大切にしたいと思っています。

バスケットボール国際交流試合【聖光見聞録467】

本日、本校の中学バスケットボート部は、アメリカのTilton Schoolバスケットボール部と国際交流を行いました。同じバスで静岡の観光スポットを回り、日本の文化を通して、コミュニケーションを取り合いました。生徒たちは長身の外国人選手にとまどっていましたが、勇気を出して英語で話しかけるなど、とても貴重な体験となりました。

「教育的雰囲気」について考える【聖光見聞録466】

先日、静岡聖光学院の平成29年度の全てが終了し、修了式が行われ、一年の総まとめが行われました。ある生徒が通知表の予想外にできていた教科の評点を見て喜んでいました。その生徒に聞くとその教科はもともと好きだったものの、最後の定期試験前に発熱してしまい、よくできなかったから期待してなかったとのことでした。
勉強とテストの結果は必ずしも比例するものではないと思います。なぜなら前日までの積み重ねももちろん大切ですが、テストを受けている時の知識量の全てを前日までにコントロールできるものではないからです。(たとえば、試験日万全を期したつもりでもこの生徒みたいに風邪をひくかもしれない・・・)
今年一年、学校全体で取り組んできたこととして、授業前黙想15秒、教室の環境整備があります。これは授業だけを強調して、他のものに気がとらわれないようにするためです。
これが世間一般で言うと「集中」という状態になります。昼休みに食べたパンの袋を捨てるという一つの行為にしても自分を整理するという意味で一つ「集中」状態に近づける行為なのだと思います。これを高いレベルで実現した時、本当に生徒が目の前のことに集中できる教育的雰囲気ができるのではないかと思うのです。
生徒が学校で過ごしている状態は授業(ON)と休み時間(OFF)の2種類しかありません。ONである授業の精度を高めるためにいかに高いレベルのOFFを過ごすことができるか。来年度も教職員全員でこの教育環境を整備していきます。

セントメリーズ視察【聖光見聞録465】

本校50周年事業による校舎リホォームの一環でEnglish Roomのリフォームも計画中です。
English Roomは外国の教室の雰囲気を再現することを目指しています。主にEnglish Roomを利用するのは中学1.2年生です。彼らが少しでも日本以外の文化や雰囲気に触れ、関心を持つことで英語学習に対する興味を持ってもらうことが狙いです。
本校の姉妹校になる東京にある、セントメリーズインターナショナルスクールの各教室を参考に、英語学習の入り口の整備を進めていきます。

透明感のある職員室【聖光見聞録464】

「職員室」
...と聞くと小窓のある扉を開けた先に、先生たちが授業準備や業務をしている、生徒たちの活動する空間からは少し閉ざされた風景をイメージするかもしれませんが、50周年事業に伴う改築でガラッとそのイメージが変わりました。職員室の外から職員室の中を見ることができるよう壁の代わりに透明なガラスとなり、職員室内も机に本棚を置かず全体が見渡せる風通しが良い開放的な空間になりました。
風通しの良い透明感のある職員室で教職員と生徒が活発にやり取りを行い、お互いで学び、語り合うことのできる環境を作っていきたいと考えています。

年度末寮大掃除【聖光見聞録463】

生徒主体の寮生活、掃除用具の手入れに気づける者を発見しました!
このような陰での気づき、そして行動ができる! 素敵なことです。
新年度に切り替わったあと、このような先輩たちの行動を引き継ぐ新入生が現れてくれることを期待したいと思います。

英国名門パブリックスクール≪ラグビー校≫訪問③【聖光見聞録 速報版】

 最終日はラグビー校を訪問しました。ラグビー発祥の地なのはもちろんですが、学校スポーツ(部活動)発祥の地として世界的に有名な学校です。学生運動が盛んだった1830年代に校長をつとめたトーマス・アーノルドが学生スポーツを導入して学校に落ち着きを取り戻しました。これが学生スポーツの始まりだそうです。彼は学生と共にスポーツのルールの制定をし、スポーツを通じたフェアプレーの精神・自己犠牲の精神を指導することでジェントルマンを育成したと言われています。この取り組みは英国全土に広がり、日本でも部活動として導入されました。さらにフランス人のピエール・ド・クーベルタンがラグビー校の教育に感銘を受け、何度も学びに来たそうです。その学びの中で近代オリンピックの構想が浮かんだと言われています。
 トーマス・アーノルド校長のお墓(チャペルの中にある)・クーベルタンが学んでいた場所を見学しました。次に寮を訪問し、昼食をごちそうになりました。学生のおもてなしにはとても感心しました。その中には日本出身の学生もおり、話を聞くことができました。
 名門パブリックスクール3校の訪問を通じて、その歴史の深さを肌で感じることができました。生徒が自校に誇りをもって学校生活を送っていること・文武両道を当たり前に実践していることは大変参考になりました。実際に聖光生に現地で体感してほしいと強く感じると同時に、パブリックスクールの良い部分を静岡聖光学院に取り入れていきたいと考えています。
 今回、この訪問は静岡聖光学院の教育がパブリックスクールの教育にとても近いのでぜひ一度お越しくださいと関係者の方にご招待をいただいたところから始まりました。次年度より生徒の交流がスタートします。お互いの文化に誇りを持ち交流を長く続けていきたいと考えています。

英国名門パブリックスクール≪ハロー校≫訪問②【聖光見聞録 速報版】

イートン校訪問の翌日、ハロー校を訪問しました。ハロー校もイートン校と長い間しのぎを削ってきた屈指の名門校です。ウィンストン・チャーチル元首相の出身校として知られています。キャンパスは本校と似た立地で小高い丘の上にあり、ロンドンの夜景が一望できます。生徒はどんな時も麦わら帽子を携帯することになっており、それがハロー校の生徒という誇りになっています。
ハロー校は、学習はもちろんですが課外活動においても大変素晴しい結果を残しています。特に吹奏楽・テニス・サッカー・ラグビーは大変強豪だということです。 指導者は学習も課外活動も超一流であり、まさに文武両道の見本であり、国の代表選手がオックスフォード大学に進学し、その後ハロー校の教員になっているそうです。
担当者とサマースクール・2019年交流試合の話し合いを持ちました。ハロー校のサマースクールでは午前英語をメインとした少人数学習を行い、午後はそれぞれの希望に応じた課外活動に参加することになりました。生徒にとって大変良い経験となり、たくさんの新しいつながりができると確信しました。

聖光農園キャキャロット日誌【聖光見聞録462】

綿の花からのプレゼント
昨年6月頃、綿の種を植えました。すくすくと成長し、7月中旬優しいピンクの花(芙蓉に似ている)を咲かせてくれました。そして、11月頃実を結び、クリスマスには真白な美しい綿毛を飾ることができました。綿はほんのりと優しい香りがすることがあり、とてもいとおしく、手すきして布にし、スカーフでも作りたいな、と思っています。今年はこの種をまいて生徒たちと手すき実習→平織り実習→布作り実習へと体験をつなげていきたいと思います。もちろんおいしいニンジンもたくさん作ります。

英国名門パブリックスクール『イートン校』訪問①【聖光見聞録 速報版】

イートン校は言わずと知れた世界屈指の名門校であり、歴代の首相をはじめ多くの著名人が卒業生です。世界各国から生徒が集まり、寮生活のもと学んでいます。全人教育をモットーにかかげ、学習・芸術・スポーツを幅広く学んでいます。歴代首相が学んだ最古の教室やスカラシップを得ている生徒のみ入ることのできる集会場・実際の職員会議等を視察しました。最後に、今夏聖光から若干名の参加が可能となったイートンサマーコースと2019年イートン校ラグビーチームの初来日交流試合について担当の方と打ち合わせをもち、今後教育交流校としてかかわりをもっていくことを確認しました。

第2数学科会議【聖光見聞録461】

数学科では通常の会議とは別に毎週、数学科の先生で集まって数学に関する話しをしています。授業で困っていること、最近の授業で取り入れている授業の手法、生徒の能力をもっと引き出すためにはなどを話し合っています。純粋に数学の話をしたり、センター試験についての意見交換をしているときには本当に楽しい時間となっています。これからも教員同士で切磋琢磨して、本校の数学を盛り上げていきたいです。