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聖光見聞録761~780



STEAM体験教室【聖光見聞録780】

少し前になりますが7/13に本校にてSTEAM体験教室を開きました。今回私は理科と美術の教科融合による昆虫×竹細工の講座に関わらせて頂きました。

この講座を開くにあたり本校の理科教科会の中で、昆虫のつくりを学ぶ生物学的な視点と、一方で地元の藤枝にある土産物店に売られていた昆虫の竹細工の精密さを教育に活かせないか、といったアイデアがありました。そのため、実際に竹細工職人の方を訪問して、協力をお願いする形をとりました。職人の方は小学生の勉強に活かせるのであればと、快く引き受けて下さり、今回の教室を開くことができました。

当日は昆虫の好きな小学生の皆さんが10名ほど参加して下さいました。まず生物教員から「昆虫の体の作りについて」の講義があり、タブレットや実際に捕まえてきたアリを観察して、胸部に3対の肢があることを学びました。そのあと「オリジナルの昆虫を作ろう」と題して、美術科の教員の指導のもとデザインのデッサンをして、その後に竹の部品を組み合わせて各自が考えた昆虫を作りました。参加してくれた皆さんは2時間休むことなく集中して講義や作業に取り組んでいました。完成後、班ごとに出来た作品のアイデアを共有。みんな個人の作品を見せ合いながら、堂々と自分の考えを語ってくれました。

最後に職人さんから伺ったアドバイスを伝えて、さらに預かってきたオオクワガタの竹細工を参加者にプレゼントしました。「すごい!」「こんなの作れない!」と驚いたり、喜んでくれたりと、みんな笑顔になって、講座にも満足してくれたようでした。

竹という身近な植物から、その特性を利用して人を感動させる物を創り出していく過程を、少しでも伝えることが出来たらと思って開いた講座が、参加して下さった小学生の皆さんの成長に良い影響を与えることができればと思います。

また来年も楽しい講座を考えていこうと思っています。そして、今回協力して下さった職人さん、本当にありがとうございました。

Farewell, Seiko 【聖光見聞録779】

Just as the intense sunlight of summer melts ice in an instant, 2 years has gone by in the blink of an eye. Saying “Farewell” is always a painful and hard thing to do, but unfortunately the time for me to say it to you all has come. Today, I will no longer be “Ian Sensei” and I will return to being just “Ian”. I never really was called “Ian Sensei” anyway, though. Today is my last day of work – today I leave my job. I have had the honor of working for Seiko for the past 2 years. Time flew by far too fast but, my time here was filled with irreplaceable, wonderfully happy days. It is all thanks to you, the staff and students. Every day was truly a blast.

I came here via the JET Programme. If I were to compare that JET Programmed to something, it is something akin to gambling. Even if you write a place you want to go most, there’s no knowing where you may be sent. If the programme was a gamble, then Seiko to me was the jackpot. To be able to work in the greatest environment with the best comrades, I firmly believe there is no greater happiness and honor. I thank God that I was able to meet you all.

To the students, I am happy if I was able to help you with your English Studies. Moreover, if I was able to be your kind, cool and somewhat strange older brother figure then I can stand proud with my ridiculously large chest and say “I became a good teacher”. Was I able to become a good teacher?

To the staff, was I able to become a good comrade? If I was able to contribute to Seiko’s future and further development, it was a great honor and something that truly makes me happy. If I did contribute, I will be proud that I was able to be of help to this school.

When I first came here, to be completely honest I only planned to work for 1 year. But, I wanted to be with you all a little more so I decided to work for 1 more year. In choosing that, I have absolutely no regrets. From my heart, I’m glad I chose to do so. You all made me want to stay forever, alas I must go. I must make my dream come true. I believe life exists for that purpose.
I will treasure the memories I made at Seiko all my life. I will never forget. Not this school and not you all. Please, may you not forget me.
Before I finish, there’s one last thing I want to ask. At my welcome party Sawai Sensei said “This is for you” and sang “Cruel Angel’s Thesis” for me. In that song there is a line that says “Young man, become a legend”. I was deeply moved and encouraged by those words. In order to answer to those words, I have given my utmost efforts. Now, let me ask you, was I able to become one of Seiko’s legends?

Even if I thank you, I could not express my gratitude enough – but from the bottom of my heart thank you, truly. Walk tall, my friends. You guys are the best. I love you all.

~日本語訳~
Farewell, 聖光 (アイアン先生より)
 夏の強烈な日差しが氷を一瞬で溶かすかのように、あっという間に2年が経ちました。“さよなら”を言うのはいつも切なくて、辛いことですが、残念ながら私がそれを皆に言う時が来ました。今日にて私はアイアン先生ではなく、ただのアイアンに戻ります。あんまりアイアン先生と呼ばれたことがないけどね。今日は仕事の最後の一日、今日退職します。静岡聖光学院で2年勤めさせて頂きました。時間はあまりにも速かったですが、ここでの私の毎日は本当に素晴らしいかけがえのない幸せの日々でした。それは生徒と教職員の皆様のおかげです。毎日は本当に楽しかったです。

 私はJETプログラムでここにやってきました。そのJETプログラムを例えるとしたら、完全にギャンブルのようなものです。第一希望などを書いてもどこへ行かされるかまったく分からないからです。JETプログラムはギャンブルなら私にとって聖光はそのギャンブルのジャックポットです。最高の環境で、最高の仲間たちと一緒に仕事ができて、これ以上の喜びと光栄がどこにもないと確信しています。皆に出会えて、神様に感謝しています。

生徒の皆へ、君たちの英語学習の為に私は力になれたなら嬉しいです。そして皆の優しくて、カッコよくて、少し変な兄貴みたいな人であれたら私はこのでたらめに大きい胸を張って”良い先生になれたな“と言えます。良い先生になれたでしょうか?

教職員の皆様へ、良い仲間になれたでしょうか?私は静岡聖光学院の未来と更なる発展に貢献出来たなら、非常に光栄であり、喜ばしいことでもあります。出来たなら、私は学校の力になったことを誇りに思います。
最初に来た時、本当は1年しか勤めないつもりでした。しかし、もっと皆と一緒に居たかったので、もう1年勤めることにしました。その選択肢を選び、まったく後悔がありません。選んで良かったと心から思います。皆は私にずっとここに居たいと思わせましたが、行かねばなりません。夢を実現しなければなりません。人生はそのためにあるものだと私は信じています。
聖光で作った思い出を一生の宝物にします。決して忘れません。この学校のことを、そして皆のことも。どうか、私のことを忘れないで下さい。

終わる前に最後に聞きたいことがあります。私の歓迎会で澤井先生が”This is for you“と言って下さり”残酷な天使のテーゼ“を歌ってくれました。その曲にこういう台詞があります、”少年よ、神話になれ”。私はその言葉にすごく感動され、励まされました。その言葉に応えられるよう尽力を尽くしました。さ、問おう、私は聖光の一つの神話になれましたか?
感謝しても感謝仕切れませんが、心の底から、誠にありがとうございました。Walk tall, my friends. You guys are the best. I love you all.

マレーシア国際サミット報告【聖光見聞録778】

6月末の1週間、中高4名の生徒が マレーシアの国際サミットに参加してきました。
実は、この期間は学校では定期試験の1週間前!
帰国後すぐに定期試験が行われたため、生徒達は帰国後、すぐに試験勉強に励んだり試験を受けたりと慌ただしい時間を過ごしました。
というわけで、試験も終わり、少し落ち着いたこのタイミングでの事後報告会となりました。

引率した私も今回の感想をじっくりと聞くのは初めてでしたが、
まず印象に残ったのが自分の言葉で、堂々と感想を伝えるようになったということです。
各校のプレゼンテーション力のレベルが高く、自然とそのような姿勢が身についたのではないかと思います。
そして、ほとんどの生徒が訴えていたのが、東南アジア各国の英語「運用」力の高さでした。
普段から英語を使って何かをすることが、大切だということに気づいた彼らの今後の成長に期待です!

私も「英語が使える日本人」を育成するために普段からどのようにサポートしていくべきか、改めて考えていかなければと思いました。

蓮の花【聖光見聞録777】

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聖光見聞録が節目の777投稿を迎えました。
生徒や教員が日々の変化を記事にして投稿し続けてきましたが、まだまだお伝えできることはたくさんありそうです。これからもよろしくお願いします。

長い投稿の中で日記のように記録を残していくというのは、とても大切なことです。最初の頃の投稿と比べてみても、一番変化を感じたことは、生徒が主役になってきたこと。プロデューサーになって、学校を楽しんでいること。これが大きく変わってきました。

それはどういうことかというと、部活動サミットのような例が分かりやすいです。生徒がプロデューサーとなり、企画運営を進めていく。次に活かせるので失敗も多いにありです。主体的に取り組むことによって、責任も負うのも自分達ですし、何と言ってもやらされ感がなくなりワクワクできることが一番です。
昔に比べてこういった生徒活躍の場が格段に増えてきました。

ところでこの見聞録は、教員ブログですが、最近はプロデューサーとなった生徒がどんどん記事を提供してくれるようになってきました。きっかけはこちらの声掛けでしたが、一度任せるとこんなことありました!と記事をどんどん提供してくれます。

今回は、日本庭園から自然と生き物が共生するバイオリソトープへと変化させた生徒が短いですが写真と記事を持ってきてくれました。彼はプロデューサーとなって毎日のようにバイオリソトープへ顔を出し、自然の変化を敏感に感じ取っている生徒です。

「バイオリソトープでは一輪のミズアオイがかわいらしい紫色の花を咲かせました。また、蓮の葉もすくすくと成長しており、もうすぐ花を咲かせそうです。ご来校の際はぜひお立ち寄りください。」

皆様、ぜひ一度来校していただき、生徒・学校の変化を見ていただきたいなと思っております。

剣道場を覗いてみたら【聖光見聞録776】

7月は、イギリスから「イートン校」「ハロウ校」が立て続けに来校。本校との交流をもったことは既にお伝えしました。

そのどちらの歓迎会でも、日本の伝統武道の紹介として本校剣道部が試合を披露してくれました。イギリスの方々は珍しそうに試合に注目していましたが、私たち日本人でも普段剣道を見慣れていないということではある意味一緒。私たちも同じように目を丸くして試合に見入ってしまいました。

という流れで、剣道部の普段の活動が気になったので、久しぶりに剣道場にお邪魔してみました。

残念ながらまだ練習前の時間だったようで、道場内は閑散としていましたが、それでも目を引かれるものがたくさんありました。

入口の壁に並ぶ、1期生から現在までの部員の名札。ガラスケースには数え切れないほどのトロフィーや盾。壁に掛けられた賞状は道場をぐるり一周まわるほど。
諸先輩方の痕跡に囲まれた道場で、日々稽古に励む現部員たち。今後の活躍に期待しています。

ハロウ校、静岡県庁を訪問【聖光見聞録775】

既にハロウ校は、次の目的地に向けて本校を出発しましたが、静岡県庁の川勝知事を訪問した際の話をさせていただきます。

ハロウ校のスタッフ、生徒が静岡聖光学院に訪れ、2日目の今日は静岡県庁を訪問し、川勝知事と面会しました。本校校長星野より川勝知事へ来校1日目の様子を報告しました。また、川勝知事からは今年のラグビーワールドカップの盛り上がりと、日本の素晴らしさ、そして静岡の良さをハロウ校にアピールされていました。

静岡聖光学院とハロウ校のつながりが今後も深いものとなり、交流を持ちつつお互いに良い刺激を与えあえる関係でありたいと強く感じました。

静岡県庁訪問後、久能山東照宮と河岸の市を観光しました。東照宮では日本ならではの雰囲気や建造物を見学し、ハロウ校のスタッフと生徒は充実した時間を過ごせました。河岸の市では静岡県の特産物を頂き、箸の使い方に苦労しつつも舌鼓をうっていた様子が印象的でした。

久能山東照宮へ

川勝知事へハロウスクールの盾を贈呈しました。

【聖光見聞録特別編~タイ・CRPAOスクール~】

本日より、本校は夏休みに入りました。そして夏休み初日の本日より、タイ・チェンライにあるCRPAOスクールに行って参ります。

今回のプログラムは、CRPAOと本校の両校で締結したMOUに基づく国際交流プログラムです。今回は教員2名(途中まで3名)と生徒6名で、約3週間、CRPAOスクールにて学ぶことになります。

CRPAOスクールは、シンキングスクールと呼ばれており、生徒が主体的に学ぶこと、クリティカルに物事を考えることを大切にした、本校で言うところの、21世紀型授業を展開している学校です。また、授業はすべて英語で行われており、国際的な教育にも力を入れた学校です。

本交流は、先に本校がCRPAOの生徒・教員を4月にお招きし、日本での教育を3週間受けてもらいました。そのため、本校からの参加者も、久しぶりの友達に会える!と、ワクワクしています。

国際交流の輪が広がり、外国に行くことがもはや当たり前になっている、そんな印象を受けています。

生徒寮大掃除【聖光見聞録774】

夏休みに入る前に生徒寮では公共場所と部屋の大掃除を行いました。

夏休みは殆どの荷物を持ち帰るため、荷物をまとめるついでに一度部屋の外に出して、部屋の隅々まで掃除しました。
各階の可燃ゴミ箱周辺が部屋から出たゴミで溢れかえってしましたが、有志の生徒たちがゴミの整理を自主的にしてくれました。ありがとう!
みんなのために動くという姿勢を見て、寮ならではの文化が育っているなと嬉しくなった場面でした。

部活動サミット 生徒ご報告【聖光見聞録773】

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生徒主体で行われた「第2回部活動サミット」のご報告をいたします。
部活動サミットは短い活動時間の中で様々な工夫をし、結果を残してきたチームを集め講演会や討論を中心としたサミットです。本校もこの部活動サミットを通じ、決して勝利至上主義とならず、また部活動だけではなく、社会で生きていく上で大切なチームマネジメントを学ぶ良い機会となりました。

以下、今回のサミットを企画運営した実行委委員メンバーのコメントです。

≪実行委員長、企画運営・飲食担当、3年、古杉航太郎≫
第2回部活動サミットを開催することが出来たのは支援してくださった方々のおかげです。ありがとうございました。私たちはサミットを開催するのが目的ではなく、サミットで何かを得てそれを自チームに還元できるようなきっかけを作ることが目的でした。これからも静岡聖光がひとつのコミュニティとなって日本の部活動がもっともっと主体的になるような活動をしていきたいと思います。

≪参加者・見学者担当、3年、大西馨汰≫
私は今回のテーマである部活動の在り方というものは、それぞれの夢を実現するための成長できる場だと思いました。私は明日からチームが良い部風を吹かせるためにも人の意見を尊重し、常にみんなが一緒に笑い、泣ける部活動にしていきたいです。とても成長できた2日間でした。

≪会場担当、3年、大西響汰≫
部活動サミットを通じて部活動の在り方というのをテーマに講演を受けたり、他校の生徒と討論をしたりしました。どの講演も自分達に良い影響を与えることばかりで、とても有意義な二日間でした。このようなことができたのも全て金銭的な面でご支援してくださった方がいるからです。本当にありがとうございました。

≪パトロン担当、3年、齊藤未畝≫
私は今回の部活動サミットで「笑顔でやろーぜ」と言いつつも、それはかけ声に過ぎないと思っており、笑顔自体にはそこまで意味がないと思っていました。しかし、畑さんの動画を見て、笑顔になるだけで積極性だけでなく、声をかけやすかったり、チーム全体の雰囲気にも関係するということが分かってはいたのですが、今回の講演でそれを実感しました。

≪企画運営担当、2年、赤津圭哉≫
まず、部活動サミットが滞りなく開催できたことをとても嬉しく思っています。私は運営として携わらせていただきました。生徒から主体的に作り上げたサミットでの、クラウドファンディングからの全ての流れが良い経験となり、将来大いに役立つと思いました。また研究発表でも大勢の人の前に立ち、意見を述べる良い機会となりました。今後ともまず自分のチーム、そして全国の部活動がより良い活動になるよう努めていきたいと思います。

≪飲食担当、2年、川井應祐≫
今回の部活サミットを通して、これからの時代で私たちが学校生活から学んで行かなければいけないことがわかりました。それは、自分で考え行動することができる人間になる為に、やらされている'という意識から'やりたい'という意識に改革していくことです。これは、身近にある部活動や授業で生徒自らが、主体的に問題を発見し解決するよう工夫していく事から始まると思います。難しいことかもしれませんが、少しずつ意識を変え、与えられることから脱却しようとする部活動が増えたらこの部活動サミットを行った意味が見いだせると思います

≪パトロン担当、2年、木下大暉≫
今回の部活動サミットで印象に残った事は、ワールドカフェです。いいねを毎回言うと皆んなが意見を言いやすくなって沢山の意見が共有することができました。自分たちでも使っていきたいと思いました。

≪会場担当、2年、三邊晃太郎≫
今回の部活動サミットに参加して様々なことを学びました。大きく分けて2つあります。1つ目は凡人徹底です。組織とかチームと言う前に個人の日時生活の部分個がしっかりしてないと何も成長しないことです。畑さんと平岡さんの話を聞いて部活外の時間にどれだけ主体的動けるかが重要だと思いました。2つ目は夢に向かって 主体的 に挑戦することです。吉田松陰も言っていたように夢なき者には成功がないように。主体的に行動する事で生活の質を上げ失敗も伴うが結局乗り越えられるということです。これからこの2つのことを意識して生活していきたいです。

≪参加者・見学者担当、2年、髙橋謙≫
今回の部活動サミットを終えて、一番印象に残った言葉は、「良樹細根」です。良い木は必ず細かい根が地中に深く広く張っているという意味で、大事なことは目にみえないということです。部活動は、社会に出た時に通用するための人間力を身につけるために在ると思ったので、私は、人間力という目には見えない大事なものを得るために日々がんばりたいと思いました。

アフターマッチファンクションは大盛り上がり!【聖光見聞録772】

ハロウスクールとのアフターマッチファンクションの様子です。
大盛り上がりを見せたけん玉。生徒がお手本の後、ハロウスクールの生徒数名にやらせてみると中々上手くいきません。しかし、最後にチャレンジしたコーチが遂に初めての成功!!会場は大きな歓声とお互いの生徒同士がハイタッチをして大盛り上がり。一気に場の雰囲気も変わりました。
ハロウスクール生徒によるI Want It That Wayもさすがですね。楽しい交流会でした!

スポーツを通じた交流 ハロウスクール【聖光見聞録771】

昨日の放課後、ハロウスクールと国際交流試合を行いました。ハロウスクール生の中には卒業後プロへ進む選手もいる程のレベルの高いチーム。そんな強豪校と生徒達はひるまず果敢に戦ってくれました。試合後は健闘を讃え合いお互いジェントルマンのチームとして、締めくくってくれました。

試合後の交流であるアフターマッチファンクションは、大変素晴らしいものでした。ヘッドコーチは、だいぶ練習したと思われる日本語でのスピーチを披露してくださり、ハロウ校の生徒達はBackstreet Boysの「I Want It That Way」という曲が日本で流行ったということを事前にリサーチし、皆で熱唱してくれました。粋な計らいに感謝です。

本校の生徒は、イートン校交流では音楽ネタを披露してくれましたが、今回は日本伝統のけん玉を披露。けん玉が得意な生徒が連続技を成功すると会場は大盛り上がり。ハロウ生徒やコーチも巻き込んでの素晴らしいアフターマッチファンクションとなりました。

この1か月の間に、タイのバジラウッド王立校やイートンカレッジ、ハロウスクールなど素晴らしい学校と交流をできたことは学校にとって素晴らしい財産となりました。交流に関係してくださった皆様には厚く御礼申し上げます。

イギリス ハロウ校来校!【聖光見聞録770】

イートン校に続き、イギリス屈指の名門校ハロウスクールが来校されました。ハロウ校は創立約450年の伝統的なパブリックスクールです。ウィンストン・チャーチル首相をはじめ、英国首相の他インドの首相など多くの著名人を輩出。また、卒業生の多くはオックスフォード大学、ケンブリッジ大学に進学し、学問においてもトップレベルの学校です。スポーツも盛んで、ラグビーやクリケット、テニス、ゴルフ、サッカーなど活躍の場面は多岐に渡ります。

今回は、約60名程の生徒が来校し、学校の授業に参加。全校生徒によるウェルカムセレモニーを経て、ラグビーの交流試合が行われます。その様子はまた改めてご報告いたします。

ハロウ校の生徒は大きな声で合唱を披露してくれました

IAN TALK!【聖光見聞録769】

今月で退職される英語科のアイアン先生が生徒達へ最後のメッセージを送る「IAN TALK」を開催しました。
アイアン先生は、小さい頃からの夢であるパイロットを目指す為に、アメリカのテキサスへ渡ります。IAN TALKでは、夢を諦めないこと、その夢に向かって努力を惜しまないこと、そして一番を目指すことなど、多くのメッセージを伝えてくれました。
アイアン先生、生徒教員共に素晴らしい時間を共に過ごすことができたこと感謝いたします。これから新しいステージでもぜひ頑張ってください!

キリスト教教育修士会【聖光見聞録768】

今回、カトリック教教育修士会の総長Zamor氏が初めて来校されました。Zamor氏は本校を見学し、man for othersの精神が息づく本校の取り組みにご理解を示していただきました。

もともと静岡聖光学院は、イタリアのローマに本部を置くこのキリスト教教育修士会が母体となって設立されました。修士会は、世界25ヵ国に広がっており、主な支部は、修士会が設立されたフランスやイギリスのヨーロッパをはじめ、アメリカや南米、ルワンダなどのアフリカ地域、そして私たちのアジアになります。この日本では聖光学院やさゆり幼稚園(横浜)なども同じ修士会となります。

修士会の設立は、フランス革命での子どもたちを取り巻く環境悪化により、子ども達を救い、正しく導く学校と教師を育てようという信念の基、1819年にジャン・マリー・ドラムネとガブリエル・デヘー2人の司祭により設立されました。その後、次々と学校を開校させ、恵まれない子ども達など世界の多くの子ども達を育ててきました。

今回、総長の来校は、日本、そして世界の人のために学校として何ができるかを再確認させていただく良い機会となりました

喜びともてなしの会【聖光見聞録767】

会のラストは全員で世界に一つだけの花を合唱

先週、寮生の夏祭り企画「喜びともてなしの会」を今年度も開催いたしました。例年にならい、ゲストを招待して楽しんでもらうという企画行事です。ゲストは校外の方と校内の教職員方です。梅雨空の続く中、天候に恵まれ、今年度もグリーンプラザで実施することができました。

 この行事は高校2年寮生が中心となり、会の企画・運営を行います。昨年度までは中学1年生~高校2年生までの全学年がダンスや歌、劇などでのパフォーマンスおもてなしでしたが、今年度は趣向を変えて、中学生は例年通りのパフォーマンスおもてなし、高校生は模擬店でのおもてなしでした。模擬店を実施しているときはミニ文化祭のような形態になり、高校生たちは参加者全員を楽しませることが出来た企画となりました。

今年度、高校生が実施した模擬店は「スーパーボールすくい」「ダーツ」「ストラックアウト」「箱の中身当て」「型抜き」「ボウリング」「ピンポン玉的入れ」とそれぞれがアイデアを練り、工夫して実施しました。寮生のつくる夏祭の雰囲気がまた違った形で実現された行事となりました。

生徒からは「もっと(準備)時間が欲しかったぁ~!!」という声が出ていました。来年度はより計画的に企画され、よりパワーアップするのではないかと今から楽しみにしています。

また余談ですが、夏祭りに参加した本校教職員の3歳の息子さんが、お兄ちゃん達が優しかったと夏祭りでもらったスーパーボールで遊びながら嬉しそうに話していたそうです。

中1生 緊張のラジオ出演!【聖光見聞録766】

中1生 緊張のラジオ出演!【聖光見聞録766】

本校副教頭の田代が、2ヶ月に1回、SBS放送の聴くディラン「ジェントルマンズクラブ」に出演させて頂いております。

普段は国語的な観点から、日本文化や言語についてのお勉強をしています。今日は趣向を変えて、「未来のジェントルマン」をテーマに、教育改革によって、学校での学びや求められる力が変化してきていることをお話させて頂きました。

そして特別ゲストとして、本校の中学1年生二人も参加。彼らの口からは、寮生活の大変さや意義深さ、世界と繋がることの大切さと、世界に羽ばたきたい気持ちを、うまく言葉にならない部分もありながら、語っていました。

二人は初めてのラジオ出演でしたが、堂々と、はっきりとした口調で語ってくれ、ほどよい緊張も感じながら、あっという間の収録となりました。

radikoというアプリからも聴くことができます。お聞き逃しの方は是非こちらからお願いします!

【聖光見聞録~21世紀型教育特別編~】

授業でミニ四駆を用いてみようと、思い切って生徒全員にミニ四駆を購入・配布し、授業で組み立ててみました。

もちろん、遊びで行っているわけではありません。ミニ四駆それ自体を作らせるために行っているわけでもありません。今回の学びのゴールは「人々を感動させるマシンをつくってください」です。

「人々」とはだれをさすのか、「感動」とはどういったものか、その言葉の定義を考え、仲間と創造し、それを他者に伝える。一連の活動の中から、プロジェクトを達成する過程の中で学びを得られるようにプログラムを組んでいます。

第一回目の本日は、まずは組み立ててみようということで、説明書を見ながら各自組み立てる授業となりました。慣れている生徒はすんなり組み立てます。慣れていない生徒も説明書を読みながら苦戦して組み立てます。一方で、説明書を読解することが極端にできない生徒もいます。説明書は、図と言葉を組み合わせながら、同時に理解しなければならない情報であふれています。複数の情報を同時に読み取る必要があるということが、読解を難しくさせているのかもしれません。

本日と次回の授業では、組み立てること、各パーツの働きや、過去のミニ四駆の説明書と現在のものを比較しながら、どこにどういった工夫と創造が潜んでいるかを考えます。まずはロジカルな部分に目をむかせながら、徐々にクリエイティブな学びに深化させていきたいと思います。

ちなみに、国語です。

寮生 学習計画MTG【聖光見聞録765】

定期テスト2週間前に中3寮生を対象に学習計画ミーティングを行いました。
デザイン思考を元に、

1 テスト勉強の悩み
2 テスト勉強の改善点
3 その解決方法

をグループでだしあいました。
3の解決方法をポストイットに書き、最後は全員でシェアしました。

仲間達の学習方法を参考に、準備を進めたいと話す生徒が複数いました。

学力アップするための効果的な方法の1つとして
「よく真似る」ことが有効です。

それぞれの得意分野を活かし、集団で高みを目指してもらいたいとおもいます。

寮生だけの夏祭り【聖光見聞録764】

先日、廊下を歩いていると、生徒3人が階段横の談話スペースで、ホワイトボードを使って何やら真剣に話し込んでいました。

話を聞くと、寮で行われる夏祭りの打合せのようでした。この企画は生徒が主体となって、地元の特別支援学校の生徒達や近隣の方々をお招きし、生徒達が最高のおもてなしをする企画で、今年で6年目になります。

何が最高のおもてなしなのか、どうやったら楽しんでもらえるか、イベント成功に向けて、仲間たちと案を出し合う姿に思わず写真を撮ってしまいました。

寮生による「喜びともてなしの会」は本日夕方よりスタートします!

【聖光見聞録~21世紀型教育編~】

規則性に気づくということ

本日の中学1年生の授業は、「規則性とは何か」がテーマでした。まずは生徒たちに規則とは何か。という問いを投げかけてみました。すると生徒たちからは、ルールや決まり事、校則などいろいろ意見が出てきました。そこから班を作って身の回りの規則をできる限り書いてもらいました。そこで出た意見をクラスで共有し、評価をしていきました。評価をしていく中で、人間が決めた規則と自然の摂理が多いことがわかりましたが、ある班に「偶数と奇数の並び方」という意見がありました。以前までの授業で偶数と奇数の文字を使った表し方を学習したので、偶数、奇数の規則性を含む関数について取り上げ、高校入試レベルの問題を提示してみました。生徒は規則に気づき、それにのっとって考えることができていましたし、規則性に気づくとことが数学では、解答にぐっと近づくということとリンクさせることができました。

今回の授業では、静岡聖光学院の思考コードにおけるB2に到達できるように設定をしました。規則性を理解し、問題を通して他者に自分の考えを伝えていくことを目標としました。全員がB2に到達することは難しかったですが、生徒が積極的に考え、意見を出し合っていた姿は印象的でした。これからも生徒には、日常生活で規則性がある事象に気づいていって欲しいと思います。

自然科学部活動【聖光見聞録763】

自然科学部のミニ四駆グループとRCグループに分かれ、「今後の部活動で改善したいことや活動目標、日々の生活で改善すべきこと、普段できていること」など個人の思いをたくさん書き出し、グループで意見を共有しながら話し合い、意見をまとめていきました。

そして、この活動が生徒の活動を大きく変えました。

いつもと同じように部室に行くと、部員達は限られた時間の中で仲間とともに決めた規律を守り、活動に熱中していました。規律を重んじる精神と好きなことに熱中する集中力と行動力が人としての魅力を高めることにつながると改めて感じました。

イートンカレッジ スポーツ交流【聖光見聞録762】

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昨日の午後、本校グラウンドにてラグビーの国際交流試合が行われました。当日は、静岡県副知事でもある吉林様も観戦にいらしてくださいました。

試合では190センチ以上の選手が多数いるイートン校に対して、生徒達は全く引けをとらず果敢に戦ってくれました。結果は、24-32と敗れはしてしまいましたが、両チームとも激しいプレーで見ている人たちも大変感動する試合でした。

試合後、一転して和やかなムードの中アフターマッチファンクションが行われました。ツアー責任者兼ヘッドコーチからは、ホストファミリーへの感謝の言葉が述べられておりました。また、見学に来たイートン校の保護者からは生徒・ホストファミリー・寮での温かいおもてなしに大変感動したとお言葉をいただきました。

お互いのパフォーマンスでは、イートン選手全員の大合唱を聞くことができ、文化の違いを肌で感じることができました。また、何人かの選手になぜラグビーをしているのか尋ねたところ「ジェントルマンになるため」と答える生徒がおりました。日本では「全国大会に行くため」「全国ベスト〇〇」という答えがほとんどだと思います。スポーツを通じて何を習得したいか考えていることに感心させられました。最後に今後のお互いの健闘を祈念し、ファンクションを終了しました。

今朝、多くの生徒・ホストファミリーに見送られながら名古屋に向けて出発しました。ホストファミリーとは良い関係が築けたようでイングランドの家族とテレビ電話をしたり、こちらから今度は行くよという約束をした家庭もあったようです。今後も良い関係を継続してほしいと考えています。

イートンカレッジの生徒・先生、また関係者の皆様、短い時間でしたが素晴らしい時間を共に過ごせたことを心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

イギリスのイートンカレッジ ようこそ静岡聖光へ!【聖光見聞録761】

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本日、イートンカレッジの教員生徒合わせて46名が来校しました。校門前に中学2年生がイギリスと日本の国旗を掲げて、彼らをお出迎えをしました。

以前にもお伝えさせて頂きましたが、イートンカレッジは創立600年、日本で言うと室町時代に建てられたイギリス最古の学校です。ロイヤルファミリーの出身校としても有名で、イギリスのエリートを育てる全寮制の男子校です。昨年から始まったイートンサマースクールの繋がりから、今回の交流に至りました。

午後には体育館にて、イートンカレッジ歓迎セレモニーを全校生徒で行いました。本校生徒の高2山下君のスピーチや日本を代表する剣道の披露、全校生徒による校歌斉唱、今自分達が出来る最高のおもてなしをさせていただきました。

明日は、スポーツ交流が予定されています。