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聖光見聞録741~760


ページ内目次


部活動サミット ご協力の御礼~生徒だより~【聖光見聞録760】

こんにちは。部活動サミット実行委員会代表高校3年古杉航太郎です。
この度は部活動サミットの開催に際し、ご支援していただきありがとうございました。皆様のご支援のおかげでクラウドファンディングの目標金額の100万円を達成することが出来ました。

これからサミット開催まで全力で準備を進めていきたいと思います。活動報告を含め、部活動サミットの情報は引き続きクラウドファンディングのサイトに更新していきたいと思いますのでご確認いただければ幸いです。世のため人のために、私たちが、静岡聖光が高い志をもって骨太なジェントルマンを目指し、活動していきますので今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

写真をクリックすると、クラウドファンディングのサイトへ移動します。

中1パーソナルレコードの実践【聖光見聞録759】

発表者にポジティブな言葉を書いた付箋を貼りに行く

ーポジティブイットー

今年から、中学生の間ではパーソナルレコードという日頃の自分について振り返る時間を取っています。中学1年では、帰りのHRで5分間、授業や学校生活、友達との間で学んだこと、ちょっとした成功談(スモールサクセス)を書いてもらっています。目的のひとつには、とにかく自分ができることをメタ認知し、「こんなに色々なことが毎日あって、たくさんの学びがあるんだ」と自信を持ってもらうことです。どうしても、自分ができないことばかりに気持ちがいってしまいますが、できることがあるからこそ、次はもっとチャレンジしてみよう、と思えることも多くあります。この5分間は、そんな「自分を認める習慣」をつくる時間になっています。ここから、明日頑張るチャレンジを主体的に始めていくことができるのではないかと考えています。勉強習慣や、生活習慣の基盤になる活動です。

そんなパーソナルレコードでの振り返り会が「ポジティブイット」です。日頃自分が記録しているスモールサクセスを1分間、クラスの前で発表をします。発表を聞いている生徒達は、発表者の良いと思ったこと、ポジティブな感想を付箋に書き、一斉に発表者に貼りに行きます。貼りに行くときには必ず「すごいね!」と一言添えて。

人のいいところを認める時間、認めてもらう時間を振り返りとしています。生徒たちの中で自己肯定感を持った学びをこれからもしていってほしいです。

購買【聖光見聞録758】

聖光見聞録では、これまで普段の生徒達の様子や取り組みをご紹介してきましたが、今回は生徒の胃袋を支える購買についてご紹介いたします。

学校の高3校舎1階にある購買は、生徒の学校生活に欠かせない大切な場所です。購買は、家のお弁当・寮の美味しい弁当をたくさん食べて・・・それでもまだまだお腹がいっぱいにならなかった生徒達に美味しいご飯を用意してくれています。

棚には豚丼に焼きそば、冷やし中華、かつ丼、ラーメン・・・などとにかく種類が豊富!それに加え、総菜パンも豊富にあります!
生徒一番人気は、豚キムチ丼。ラーメンなどもよく売れているそうです。また私たち教員もご飯を持ってきていない時に、利用させて頂いています。
購買を切り盛りするお姉さんのお二方は、綺麗な洋服を着ていないという理由から出演NGでしたが、優しい笑顔で毎日生徒を癒してくれる素敵な方々です。

次回は、たくさん並べられている美味しいパンや文房具、生活必需品、生徒の様子など購買の魅力についてご報告したいと思います!

一番人気の豚キムチ丼

【聖光見聞録~21世紀型教育編~】

聖光創発会議

本校で本間先生をお招きして創発会議を行いました。テーマは聖光のPBL授業についてです。

今回も本当に多くの学びと刺激がありました。ワークショップではないため、今回の会に明確なゴールがあったわけではありませんでしたが、集まった先生達で意見交換と対話をするうちに聖光の授業づくりのアイディアや新しい発見が次々に生まれてきました。大きな発見を2つあげると、「聖光オリジナルの知識獲得のあり方」と「ジェネレーターとして役割」です。

最初は全く関係ないと思っていたことが、思わぬところで繋がる瞬間があります。今日もそういった発見の連続でした。

「理科の光合成」と「社会の各国間の関税問題」には根本的に共通したものがないだろうか、と本間先生から問いかけがありました。私には最初、その共通点が全く見えていませんでした。しかし各先生の意見交換から、思わぬ繋がりが見えてきました。それはエネルギー問題やエネルギーを作り出す装置案にまで広がります。「数学の三角形の面積の求め方」の話からは数学にみる合理的思考法も垣間見えました。他教科の先生方の話は、「知識獲得のクリエイティビティ」を考えるのには、十分すぎるほどの内容でした。知識はただ単語カードのように詰め込んでいくものではなく、知識を身につける過程にも創造的なプロセスがあることを実感しました。教科によって現象をどう捉えるかのアプローチは違っていたものの、考え方や捉え方の転換になったり、知識と知識を紐付ける応用に役立ったりなど、各教科の話を行き来することで学びを深くするということが体験知としてわかった気がしました。そして、「本当に必要な知識体系の作り方」を聖光オリジナルのものとして再定義できそうな気がしました。
そこから、Driven Questions(思考を掻き立てるような問い立て)づくりの大切さの話にもなりました。ひとつの現象からどういった問い立てができるか。教員が輪になってチョロQの消防車を手渡ししながら「チョロQからどんな問いができるか」を考えます。

生徒に創造的な知識獲得を促す質問を考える上で、教師の役割についても考えました。最近の教師の役割と言われる、ファシリテーターとは何か、という話です。

ここで、本間先生がおもむろに三角柱のガラス棒を取り出し、これが何かと問います。そのガラス棒がファシリテーターに繋がると聞いても、最初はピンと来ません。

しかし三角柱の正体と役割の話が進んでいくと、教員に求められるのはファシリテーターというよりもジェネレーターとしての役割だということに繋がります。ファシリテーターは生徒をうまく盛り上げますが、ファシリテーター自身に変化はありません。ジェネレーターであれば、教師もまた生徒と一緒に成長をしていく、そんな役割が必要ではないかと思いました。

今回の会議では、「聖光オリジナルの知識獲得のあり方」「ジェネレーターとして役割」を教員間では話し合い共有することができました。

なにより、こういった座談会から各教科の話を聞くことが本当に刺激になります。教科分断で考えていた私は、一層教科連携の大切さと感じました。そして、真剣に他教科の話で盛り上がる本校教員は、チーム聖光であり、21世紀教育を担う授業づくりがまさに行われているなと感じました。

本校14期生望月様にOB講演会を開催していただきました【聖光見聞録757】

先日、14期生の望月洋嗣氏に来校していただき、高校一年生を対象にOB講演会を開催いたしました。

望月さんは朝日新聞に勤務されており、04年~07年までケニアのナイロビを拠点に特派員として、サハラ砂漠以南の48カ国を担当されました。この期間、紛争や貧困問題などを抱えるアフリカの現状を取材されました。また、アメリカ総局(ワシントン)の一員として、米国の外交、国防などを取材されていました。日本に帰国後、今年度より朝日新聞社が発刊するGLOBEの編集長をされている方です。

「記者から見た世界」という題目でイスラム戦士の軍事訓練や、オバマ前アメリカ大統領の会見を取材されたことなど、ご自身のこれまでの経験をお話ししていただきました。このような生の体験を聞くことは、生徒たちにとって大変貴重な機会である感じました。
この講演会には高校一年生だけでなく、高校三年生の有志や多くの先生方も参加し、有意義な時間となりました。

竹の準備【聖光見聞録756】

7月13日のSTEAM教室体験会の準備として、竹の材料を製作しておりました。

すると、「先生手伝いますよ」と中1・中2の生徒5・6名が声を掛けて手伝ってくれました。

大きな竹をみんなで持ち上げたり、細かく切ったりと奮闘し、2時間かけて竹のパーツが籠いっぱいにできました。

お手伝いをしてくれた彼らのおかげで、13日の体験教室はきっといい授業ができることでしょう。

私もいまからとてもわくわくしています。

そしてこの動画は生徒と協力して作成しました!ぜひご覧ください!

国際サミット委員会本格始動【聖光見聞録755】

8月28日から9月5日にかけて、東南アジアの国々を中心に各国の生徒と集い、自分たちの未来を共に考え新たな価値を創造する国際未来共創サミットを開催します。このサミットは国連の掲げるSDGs(持続可能な17の開発目標)について各国生徒で協同して考え、自分たちの新たな未来を共に創造することが目的です。それにあたって、さまざまな海外研修の経験を経た高校2年生の生徒を筆頭にサミットに向けての会議が開かれました。

海外の生徒を招いてどうやっておもてなしをするか、日本の魅力や凄みをどう伝えるかを軸に実際に行う活動の段取り、班分け、役割決めを生徒で行なっていました。さらに国際サミット委員だけでなく、静岡聖光学院全体で取り組むため、SGDC(Seiko Global Development Conference)というサミットタイトルを掲げ、生徒でシンボルとなるロゴマークの選定も行なっています。

グローバル化の波に自ら立ち向かい、日本としてのアイデンティティを伝える。この活動をとおして自国に対する誇りとこの先の未来を担う自分自身の秘めたる力を最大限に引き出せることを期待しています。

【聖光見聞録~21世紀型教育編】

アラジン「A whole new world」について考える

英語学習初期には、まだまだ知騎・理解を深めて語彙力や、基本的な表現に必要なイディオムを覚えていく必要があります。英語を使って創造的な活動をするためにも、学習初期段階では、どうしても基礎になる力が必要になると考えています。しかしそれは、一方通行の授業が知識・理解を促すのに最も有効であるということにはなりません。生徒同士のディスカッション、ペアワークもうまく利用し、無機質な英語トレーニングにならないよう、より学習効果が高い基礎力づくりを中学1年生の英語授業では目指しています。そのための授業づくりに必要な要素は、「HARVARD ACTIVITY TYPES」を参考にすることができます。

中学1年生のリスニング活動をCDプレーヤーから流れてきた英文をただ聞き取りなさい、というトレーニングにしてしまうと、5分も集中して聴くことが大変になります。これは生徒たちのやる気の問題ではなく、一字一句聞き逃さないように聴くことが、相当な注意力と負荷をかけるためです。リスニングというよりも聴覚テストのようになってしまいます。英語学習初期であれば、リスニング内容の概要を聞き取る力(スキミング)と、キーワードとなる単語を聞き取る力(スキャニング)をつけさせることが優先的に必要だと考えています。

また、聞き取る内容も重要です。トレーニングとして英単語の羅列だと思いこんで取り組むのと、どんなことが話されているのか、興味を持って聴くのでは、本当に聴こえ方が変わってきます。

中1の英語1の授業では、今話題になっているディズニー作品の「アラジン」で簡単なリスニング活動を行いました。最初は1分ほどアラジンの予告映像を流します。最後にA whole new worldがBGMに流れ予告が終わったところで、BGMの曲のリスニングをしようと提案します。もちろん中学1年生に歌詞の聞き取りの難易度はかなり高いため、「new worldが何回歌われるか、回数を数えてもらう」活動にします。活動が終わると次に、「そもそも歌詞に出てくるnew worldってなんだろう」と投げかけます。予告編の映像を見た印象、すでに作品を見た人はあらすじから「アラジン」のnew worldが何かをグループで考えます。難しいテーマなようで、意外と柔軟な意見がたくさんでます。次に、「自分にとってのnew world」を考えてもらいます。片言の英語単語で頑張って意見を出します。難しいことはもちろん日本語で。newってことは、今の世界はoldなのかという発言が出ます。newの対義語はoldです。どちらも名詞を修飾する形容詞。ここで、今日の単元目標である「形容詞の導入」に入ることができました。

リスニング活動(知識・理解)→歌詞のテーマ性を考える、自分のこととして考える(探求・論理)→本日の単元形容詞について(知識・理解)という流れで実践をしてみました。中学1年生の英語では、知識・理解を鍛錬していくことが重要であると考えています。しかし、知識・理解がゴールではなく、そこから先の次元があることを生徒達には意識をして欲しい思いもあります。ただのトレーニングで終わらず、思考をする時間も設けることで知識・理解をより深めることができるのではないかと思っています。

今回の授業では「HARVARD ACTIVITY TYPES」のThink-pair-share(ペアでの共有)、Discussion(議論)、Game/Simulation(学びに必要なゲーム性)を取り入れることができました。21世紀型授業は高次元の内容で、とても難しく複雑な議論がないといけないというわけではなく、学習初期の基礎的な学びを助ける上でも非常に重要なものであると考えています。

【聖光見聞録特別編~マレーカレッジ国際サミット7日目】

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マレーカレッジで過ごす最後の日となりました。あっという間に過ぎてしまい、今日が最終日だという実感が全くありません。

朝からクロージングセレモニーが行われ、各国の高校生たちがパフォーマンスを行いました。本校は横浜と、そしてマレーカレッジの日本語を勉強している生徒たちと一緒にソーラン節とPPAPを。ソーラン節はマレーカレッジでも話題のパフォーマンスです。どちらも大ウケで、会場からは掛け声や拍手が乱れ飛び、良い文化発表?となりました。

その後は昨日同様にエキシビションを行いました。本日はマレーシアの教育省からも来賓の方が見え、日本の発表を興味深そうに聞いてくださいました。

その後はバスでクアラルンプールの空港近くの宿へ。この宿には到着した日にも泊まりました。あのときはまだ生徒たちも緊張している様子で、本校の生徒たちだけで行動していましたが、もうそんな様子は見られません。垣根を越えて、親しそうに過ごす様子を見ることができ、我々もとても嬉しく思います。

明日の別れは「またね!」といってお別れできたらと思います。次に会うことが特別なことではない、そんなさよならができたら最高ですね!

タイ バジラウッド王立学校とのMOU締結式【聖光見聞録754】

2019年6月26日、タイ王国の王立学校バジラウッドカレッジとMOUを締結しました。締結式は、今年度に入り3校目の締結となります。
今回のMOUは、姉妹校としての内容も含まれており、長期間の留学や文化・スポーツを通じた積極的な交流を深め合うことを約束しました。

式では、バジラウッドカレッジの生徒全員が取り組んでいるという楽器演奏を披露してくださいました。本校からは全校生徒での校歌斉唱など、とても和やかな雰囲気の中で執り行われました。

バジラウッドカレッジは、大変歴史があり、王立学校という国を代表する学校です。これからの未来を共に歩ませて頂くことにとても感謝しております。
彼らは8月に行われる静岡聖光学院国際未来共創サミットにも参加予定です。

【聖光見聞録特別編~マレーカレッジ国際サミット6日目】

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本日はプログラムの最大の山場でもある研究発表です。

本校のある静岡市には、世界に誇れる素晴らしいものがたくさんあります。そのひとつがタミヤ模型。タミヤといえば、アジアの人たちなら知らない人はいないほどの、ビッグカンパニーです。

こちらで作られる模型のほとんどは、私が幼い頃から大きくは変わっていないアナログさが残されています。こうした模型を組み立て、改良を試み、どうしたらよりよいマシンとなるかと、そんなことを考えることは、身近なSTEAM教育教材となるのではないかと、本校では、様々な活動の中でタミヤさんの模型を使用させていただいております。

今回のプレゼンテーションでは、タミヤ模型の代表作でもある「ミニ四駆」を用い、モーターやギア比の関係から、どういう組み合わせがマシンを早くさせるか、またMaBeeeという特別な電池と組み合わせることで、プログラミングの要素を組み込んで作動するミニ四駆をテーマにプレゼンテーションを行いました。

MaBeeeを用いることで、様々なモノがIoT化していきます。そこにミニ四駆の、仕組みは簡単ながらも工夫によって機能が向上するマシンを組み合わせることで、新たな価値の創造を感じさせるプレゼンテーションとなりました。

プレゼンテーションを聞いていた他国の生徒たちは、ミニ四駆という、身近で憧れる模型を前に、歓声をあげながら熱心に聞いてくれていました。

また共に参加した聖光学院の生徒はSuperScienceHighscool(SSH)に指定されていることから、SSHでの活動でもある「聖光塾」についての説明を行いました。横浜の聖光学院は、日本でも東大合格者の数はトップレベル。堂々としたプレゼンテーションを行うことができました。

プレゼンテーションの後はエキシビションです。個別ブースごとに、各学校の紹介、文化紹介、研究発表を行いました。本校は今年も書道を紹介。希望者には、漢字でお名前プレゼントのコーナーを設け、昨年同様、大好評となりました。

隣には聖光学院のブースが。彼らはLEGO®️SERIOUS PLAY®️のメソッドを用いて、これからの日本の社会のあり方について表現したり、参加者の個別の振り返りをしたりと、こちらも好評を博していました。

どちらの聖光学院も、日本のおもてなしの心を持って、参加者に喜んで頂けるエキシビションとなりました。

また、本日はフェアウェルパーティーも行われました。国際学生たちの壁も取り払われ、すっかり仲良くなった学生たち。別れが近いことを感じ、たくさんの写真を撮っていました。

明日はクアラカンサで過ごす最終日です。クロージングセレモニーでは、本日のプレゼンテーションの評価が出され、良い発表については賞が与えられます。初参加となった昨年はシルバーメダルでした。今年はどうだったのでしょうか…。

【聖光見聞録特別編~マレーカレッジ国際サミット5日目】

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本日はマレーシア第3の都市イポーでの観光とアクティビティを行いました。イギリスの植民地時代の影響を大きく受けた街並みがとても美しく印象に残りました。

他校生徒との交流も徐々に増えているようで、徐々に日本人的な殻を破りつつある姿をとても嬉しく、頼もしく感じています。

夕食後、いよいよ本番のプレゼンテーションと、学校ごとのブース展示の準備に入りました。

本校ブースには巨大折り紙、学校名を墨書きするなど、日本、静岡を意識した作りになったのではないかと思います!

準備は万端!

明日のプレゼンテーションで国際人の1歩を踏み出そう!!

バジラウッド王立校が来校【聖光見聞録753】

昨日より、タイ唯一の王立学校で知られているバジラウッドカレッジの生徒26名、校長先生を含む3名の先生方が来校しました。

バジラウッドカレッジは、タイの王朝史上、初めて海外留学(イギリス)をしたという国王のラーマ6世が設立しました。ラーマ6世は留学先から帰国後、陸軍大将を勤め、1910年に即位しました。その後、西洋の影響を多大に受けたラーマ6世は、義務教育制度を整えるなどタイ王国の礎を築いた国王となりました。(Wikipedia参照)
またこのバジラウッドカレッジはイギリスのイートンカレッジをモデルにしたと言われています。

滞在中は、20名がホームステイ、6名が寮生活をしながら、校内交流をはじめ、文化、スポーツ交流等を行っていきます。
尚、明日はMOU締結式を予定しております。

【聖光見聞録特別編~マレーカレッジ国際サミット4日目】

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昨日は到着したばかりのMCKKにて、主には学生同士が親しくなるためのアクティビティを中心とした活動ばかりでしたが、本日からは本格的な活動が始まります!

サミット、とついつい言ってしまいますが、正式名称はMalay College Youth Development Summitと呼ばれ、その頭文字からMCYDSと呼ばれています。ここには毎年副題がついており、今年度の副題は「STEMlate」です。

STEMとはScience Technology Engineering Mathematicsのこと。この言葉にlateを付け、stimulateの発音と同じように読ませ、「STEMによって刺激を受ける」というのが本サミットの目的です。

STEM教育の必要性は世界で叫ばれ、近年は教育玩具として作られたおもちゃまであるほど。日本でも、プログラミング教育が盛んになりつつあり、本校の体験授業でも、プログラミングは大人気の講座となっています。なお本校では、これにArtを付け足してSTEAMと呼んだりしています。

各国の高校生たちは、そうした刺激的な学びを、講義やワークショップによって受け、また各校それぞれが自校で研究したテーマをプレゼンテーションすることになっています。

STEM教育は、これからの未来を創造する、クリエイティブな学びであると私は考えています。ここにartの要素が加わることで、そのクリエイティビティは更に増していくことと思いますが、そうした学びを中学生・高校生が取り組んでいることが素晴らしい。いや、素晴らしいというより、その必要に迫られていると言ってもいいかもしれません。

インターネットの発達により、様々な学びや獲得した知識、テクノロジーも国境を越えて広く世界全体のものになっていきます。そんな風に考えると、数年後、数十年後、世界はどんな風に変容していくのか。それがより良いものであることを願っていますが、そんな風に考えることは、まさに本サミットのテーマであるSTEMlateの刺激を受けていることと言えるでしょう。

プログラムが本格的に始まる今日は、STEMの学びがなぜ必要なのか、これからの社会を予測しながら、その必要性やどういった学びが今後求められるのかといった講義から始まりました。

この講演の後には多くの学年たちが質問を続け、講義にも関わらず活発なやり取りが行われました。ソサイエティ5.0という言葉が講義からは聞こえ、日本人なら知ってるだろ?と講師の方に言われ、本校生徒が自らの知識を確認する場面も。

また、2つ目の講義では、講師の方が以前日本にいらした方ということで、日本語にて、「日本人はこういうところで静かにしてちゃダメだ!日本語でもいいから質問しなさい」との言葉に、2つの聖光学院の生徒それぞれが英語で質問をする場面も見られました。こういうことの積み重ねが、彼らを世界で活躍できるマインドに育てていくのだと思います。

生徒同士の交流も徐々に盛んになり、楽しそうにしている様子を我々は眺めるだけとなりました。あっという間の体験です。たくさんの時間を共に過ごして欲しいと思います。

ところで皆さん、リフレッシュメントをご存知ですか?ここマレーシアでは、リフレッシュメントと呼ばれるおやつの時間が、1日に3回ほど設けられています。おやつ、と呼ぶにはやや重い内容の食べ物ばかり。なんだか1日を通じてひたすら食べているような気がします(^_^;)

【聖光見聞録~21世紀型教育編②~】

本校の社会科が生徒に身に付けさせたい能力の方向性として「自立した大人の18歳を目指す」という目標があります。

近年、選挙権年齢が満20歳以上から満18歳以上に引き下げられたり、将来的に成人年齢も満20歳以上から満18歳以上になっていくことから、本校の特徴である6ヵ年一貫教育によって、本校在学中のまとめの時期に積極的に社会に関わり、主体的な判断そして決断ができる生徒像をイメージして日々の授業に取り組んでいます。

社会に対する基本的な知識や見方、考え方を確実におさえた上で、より良い方向に社会を変えていけるような発想力を身に付けさせる。

確かな土台づくりがあってこその「斬新な発想力」があるということを、本校社会科教員全体が共有しています。

このような独創的な発想力は「常識外れ」ではなく、「常識」を十分学んだ上で社会を変革する、より良い方向の「常識破り」を生徒が目指していくということです。

 今回中学1年地理の授業で「アジア州」の学習単元を、21世紀型の授業デザインで構想した時に、本校の思考コードをもとにさまざまな設定を考えてみました。アジア州における「中国」の学習は、毎日のニュースなどでも取り上げられないことがないほどの国であることから、思考コードの「A」「B」の授業で基本的なことを確実におさえた上で、思考コードの「C」へのチャレンジをさせることに主眼を置いてみました。

 中国の特徴をまず農業の分野で生徒が理解を深めるために、稲作地帯と畑作地帯の大きな栽培地域の区分けを、事前の配付プリントで課題に取り組ませながら、当日の授業でグループごとに話し合いをさせ、まとめを代表者が発表をするというかたちをとりました。

 前回までの授業で生徒が学んでいたアンデス山脈の高山気候でのじゃがいも栽培の知識・理解や地中海性気候におけるオリーブ栽培の知識・理解をヒントにしながら、中国のある地点の雨温図の特徴を活用しようとしているグループが多く、思考コード 「A」の知識・理解の土台の上で資料の活用や表現力の向上をもとめていく思考コード「B」を達成しようとしているグループが見られ、次の思考コード「C」の授業にも期待がもてました。

そして今回の単元の中で担当者が設定した大きな課題、「中国とアメリカの貿易摩擦問題を解決するためには、どのようなことが考えられるか」という授業デザインは、生徒個人やグループが単なる思いつきの発想にならないように、時事的な問題をいかにおさえながら現実的な解決策を見出していけるかということが、授業デザインの大きなポイントでした。前回の授業で、現在開催中のG20の環境相会議でプラごみ対策を話し合いで決めようとした新聞記事資料を生徒に配付していたので、グループの議論の中で話し合いのよりよい方法を追究しようというグループもあれば、今回の米中貿易摩擦問題のポイントになっていた「関税」というキーワードにより深く焦点を絞ろうとしたグループもあったりと、グループの机間巡視をする中で柔軟な発想で課題の解決策を考えているグループが多く見受けられました。

 あるグループは、別の新聞記事から米政府が自国民に関税を上げることの是非を聞いた場面で関税を上げることに反対の意見が多かったという事実から、問題解決のために次の米大統領選で現職から別の大統領を選択する方法も考えられるのではないかという、米中2国間の現状の対話解決以外の解決方法の意見も出てきて、グループ内での対話の中でさまざまに議論が深められていることがこちらにも伝わってくる場面でもありました。

 ちなみに、本校の21世紀型の授業では、「ハーバードアクティビティタイプス」と呼ばれるAL(アクティブラーニング)授業の本場米国での授業デザインで使われている視点を活用していて、今回の思考コード「C」の中1地理の授業においては、「Discussion」と「Presentation」、また活発なALになるための事前のワークシートの作成と実践である「Homework」の主に3点を設定として重視しました。

 生徒の振り返りでは、米中貿易問題に対して簡単には結論は出ないことを確認した上で今後も継続して関心を持ち続けたいという前向きな意見を複数見ると、今回のAL授業だけで興味や関心を終わらせずに、今後のヨーロッパ州やアメリカ州の単元でもまず生徒が「主体的」に取り組める授業デザインを心がけていく必要があることを、授業担当者も再認識しました。

 今後も思考コード「A」「B」から「C」へのチャレンジを継続して続けていきたいと思います。

【聖光見聞録特別編~マレーカレッジ国際サミット3日目】

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本日はマレーカレッジに向けて出発です。

マレーカレッジは、正しくはMalay College Kuala Kangsarと呼ばれ、その頭文字から「MCKK」と呼ばれています。この学校は、マレーシアトップの男子校で、英国のイートンをモデルにして創設された全寮制の学校でもあります。

長時間のバスに揺られ到着したMCKKでは、生徒たちが我々の到着を待ち、歓待してくれました。

MCKKでは、日本語や日本文化を学ぶクラスがあり、そこで教鞭をとられていらっしゃる日本人の先生もご挨拶にいらしてくださいました。

生徒はまだ緊張した面持ちですが、きっと帰る頃にはなにか大きなものを掴んで帰国することと思います。

明日からは本格的にプログラムが始まります。その様子はまたこちらでご報告致します。

【聖光見聞録特別編~マレーカレッジ国際サミット2日目】

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日本時間の5時くらいにクアラルンプールに到着しましたが、空港で少し待つと、マレーカレッジの生徒たちが、我々を迎えに来てくれました。

今回のサミットは、インドネシア・タイからの生徒たちも参加します。インドネシア・タイの学校とは昨年のこのサミットをきっかけに交流を持ち始め、MOU締結まで行っています。

各国の生徒たちのマレーシア到着時刻は様々ですので、本日は空港近くのホテルで一泊し、明日マレーカレッジに向けて出発します。

日本からは、本校とともに、横浜の聖光学院さんも参加しています。2つの聖光学院が、マレーシアの地でそれぞれに活躍できることを願っています。

【聖光見聞録特別編~マレーカレッジ国際サミット1日目】

マレーシア・マレーカレッジにて行われる国際サミットに参加するため、生徒4人を連れてクアラルンプールに旅立ちます!

本校はこの1年で、たくさんの海外学校との交流を持たせて頂きましたが、そのきっかけとなったのが、1年前のこのサミットでした。日本の教育に危機感を持った、あのときの衝撃は忘れることができません。国際化の波を肌で感じ、ツールとしての英語の必要性を痛感し、この世界を一人でも多くの生徒に経験させたい、そんなことを感じました。

今年は兄弟校である、横浜の聖光学院と共に参加します。日本の代表として、我々が学ぶこと、我々が与えられること、そんなことを感じながら、共に未来を創造してこようと思います!

富士登山【聖光見聞録752】

先日、星野校長から高校3年生に向けて話がありました。
話では富士登山を例にして、自分の目標達成の話を行いました。今後は課題に出されたプリントを基に校長自ら高校3年生全員と面談をする予定です。

【聖光見聞録~21世紀型教育編①~】

本校は21世紀型教育機構(以下、21stCEO)に属しており、日々21世紀型授業の研修・研鑽に励んでいます。従来の、教師から生徒への一方的な講義型の授業だけではなく、子どもたちがとことんまで思考したり、他者と協働して課題を解決したり、STEAM教育と呼ばれるカテゴリーの学びを行ったり、様々な取り組みを行っています。

そうした学びは、これからの予測不可能な社会を生きる子どもたちには非常に重要です。未来を切り拓く力を持つことこそが、予測不可能な社会を生きる武器になるからです。

本校は、21stCEO加盟校として、今まで以上に21世紀型教育の推進を図り、広く外部にも発信していけるような教育実践をしていきます。

そこで、今後は「聖光見聞録~21世紀型教育編~」として、週2回程度、本校における様々な21世紀型教育の取り組みを紹介させて頂きます。内容にご興味を持たれましたら、お気軽にご連絡ください!

生徒活動 高3LHR 主権者教育【聖光見聞録751】

 先日、高校3年生のLHRで主権者教育が行われました。

総務省と文科省が作成した「私たちが拓く日本の未来ー有権者として求められる力を身に付けるために」という冊子をもとに、選挙権年齢が満20歳以上から満18歳以上に引き下げられた流れを確認しながら、政治に対する基本的な見方や考え方を、生徒たちは学んでいきました。

 近年国政選挙や地方選挙で投票率が低下傾向にあることが説明の中で強調され、このような現象を有権者の意識や行動だけの問題にするのではなく、有権者の先輩である大人たちも魅力のある政治を行っていくことが大切ではないかという見方が生徒に提示されていました。また、人任せではなく、当事者意識をもつことの大切さも強調されていました。

 真剣なまなざしで耳を傾けていた生徒たちの様子から、一時でも受験生という意識から、一人の責任ある大人としての自覚がうまれていればと考えた、LHRの時間でした。

自然科学部のRC走行体験の企画【聖光見聞録750】

自然科学部の植田班でRCカーに熱中している2人の生徒が、聖光祭でのRC走行体験の企画をしています。
話し合いの中から課題がいくつか出てきたので、私から彼らにこの課題を解決するための考え、行動をするように指導しました。すると彼らは田宮模型の会長である田宮俊作様の家に、企画書を持って直接相談しに行くという驚きの決断をしました。その行動力に田宮会長は感激され、すぐにRC企画部のメンバーに話をし、2人の生徒の話を聞くように取り計らってくださいました。

さっそく2人を連れて田宮本社に伺うと、会議室に通され、聖光祭の企画の話を真剣に聞いてくれました。担当者の方はタミヤの仕事内容を伝えるとともに企画をやり抜くまでの考え方、計画の立て方、準備の仕方などを話してくださり、社会人として彼らを扱って下さいました。

生徒たちは、先方の話を聞いて人が変わったように感じます。今後もこの会議を重ね、企画をよりよくするとともに、人として成長するように導いていきたいと考えています。

今回、会議を担当してくださった前住諭様はRCの全日本チャンピオンであり、生徒がとても憧れていた人物でしたので、大変良い経験となりました。
会議とは別に前住様が「何でも聞きたいこと聞いて」と言ってくださり、生徒はRCのセッティングの仕方、何故そのようにセッティングしたのかを細かく聞いていました。さらに、今度一緒に田宮サーキットで走らせようと約束していただきました。

English Access Lounge 稼働中!【聖光見聞録749】

英語を練習することができる場として、4月にオープンした”English Access Lounge”(EAL) ですが、4月の英語落語鑑賞会以降もGame Day(ALTの先生と英語でゲーム)、英検面接対策など定期的にイベントを開催しております。

本日もMovie of the Month(英語音声で英語を見る)のイベントに10名ほどの生徒が参加してくれました。

中学生の姿が目立ちましたが、これは中学英語1で配布されたポイントカードの効果かと思われます。

今年度、中学全学年に英語の授業で英語CAN-DO ポイントカードを配布しました。

このカードには、英語の家庭学習で取り組んでほしいことや、英語の授業で達成してほしいタスクが書かれており、それをクリアすることによってスタンプを獲得できます。

このポイントカードのタスクにEALの放課後活動参加も入っていることが、中学生のモチベーションになっているわけです。

以前、私がとある英語のセミナーに参加した際、「英語学習で大切な3つのPがあります。それは、1Practice(練習) 2Practice3 Practiceです。」という話がありました。英語は授業で理解するだけで終わってしまってはダメで、その後定着させるための練習をどれだけできるかが重要です。ただ、頭では重要性はわかっていても、やり方がわからなかったり、継続させることが難しかったりするのが現実だと思います。

Point CardやEALでの活動が辛い?(本当は楽しい!)英語の練習に対して積極的になるためのきっかけとなってくれたら嬉しいです。

中学部活動決起集会【聖光見聞録748】

先日、中学全生徒が集まり、部活動の決起集会が開催されました。
新入部員を迎えて一か月程になります。運動部は中体連、文化部は聖光祭に向けて活動してきました。

中学2年生が司会進行をする中で3年生が意気込みを述べ、2年生から3年生へは激励の言葉がかけられました。最後には3年生が円陣を組み、自分達のこれからに気合を入れました。

本校は中高一貫校ですので、彼らにとって現在はちょうど「中間発表」になります。自分達がこの2年半で培ってきたものを、存分に発揮してほしいと思います。

普通救命講習Ⅰ報告【聖光見聞録747】

中学3年生を対象に普通救命講習Ⅰを実施しました。

目的は生命尊重および他者に対する思いやりの精神を育むため、また、本校建学の精神であるキリスト教の隣人愛を実践するためのひとつの方法として応急手当(心肺蘇生法)を学ぶことです。

応急手当普及員である本校教員と静岡市消防局応急手当指導員とで行われる講義と実技を通して、生徒たちは人の命の大切さを改めて痛感しているようでした。

胸骨圧迫の練習では、映像で見るのとは違い、体力をかなり使うことを体験しました。

この講習を通して多くのことを学び、人としてさらに成長してくれることを期待しています。

目には見えない生物たち【聖光見聞録746】

私たちの身のまわりには(私たちの皮膚や体の中にも)、目に見えない「微生物」がいっぱい生きています。私は理科教員ですが、生物学については門外漢で、微生物のことについては本当に基本的なことを知っているのみです。ところが、どういうわけか最近、微生物について大変興味が湧いてきました。そこで、今年度から、私の班では微生物の研究も行うことにしました。

新入部員の中学1年生も微生物に興味をもってくれたので、まずは一緒に身近な微生物を見てみることにしました。手始めに、バイオリソトープの池の泥や落ち葉などの堆積物を採取して、観察しました。予想通り、そこには数多くの微生物がいて、多種の微生物がいることがわかりました。倍率は最高でも400倍程度なので、小さくてよく見えない微生物もいました。

これらの微生物がどんなはたらきをしているか、というのが気になるところです。次は水質を変化させたときに、微生物たちに何が起きるか、という実験をしてみたいと思います。

【聖光見聞録~オーストラリア研修旅行編5日目~】

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実質的な最終日となる本日は、タクトピアさんが作ってくださったワークシートをもとに、現地の人たちに英語でインタビューをするローカルインタビューからスタート。生徒たちは臆することなく、英語でインタビューしていました。

また、日本で言うところのマルシェのようなものが開かれており、スーパーでは買うことのできないような物に触れる機会も。週に一度だけの開催とのことですので、良いタイミングで来ることができました。

午後はクイーンズランド工科大学に場所を移動して、6月19日の事後報告会の準備を。今回のミッションである「理想の静岡聖光学院を」をまとめるため、ここまでの学びの振り返りと、ブレインストーミングを行い、得た学びを可視化していきました。

最後の夕食では、初日のスカベンジャーハントで高得点を取ったグループの表彰式を行いました。

振り返ると、あっという間のブリスベンでした。この旅を通じて、生徒たちが今まで以上に世界を身近に感じてくれたらと思います。

明日は早朝ホテルを出発し、朝の便で日本に帰ります。到着は夕方の予定です。次回更新は日本にて。この見聞録特別編にお付き合い頂き、ありがとうございました!

PDCAサイクルについて【聖光見聞録745】

先日、中学1年生から3年生の中学生全員にLHRの時間を使って、「パーソナルレコード」を通して「PDCAサイクル」について話をさせていただきました。

PDCAサイクル(plan-do-check-act cycle)は、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、物事を良い方向に導いていくものです。

話した内容は、先ず、書く習慣ができると、忘れ物、提出物の遅れが減り、要約して書ける、人に分かりやすく伝えられることができます。そうすると、時間を意識する習慣ができて、規則正しい生活ができます。そして、自由になれる時間は少ないことが分かります。

更に、今何をするべきか。優先順位が付けられるようになります。そのような流れの中で、考える習慣ができるようになります。

今まで意識してなかった時間の使い方や自分の行動が「見える」ようになり、目標への意識も高まり、実際の行動も変わってきます。

また、自分の行動を振り返り、できたこと、できなかったこと「過去」が書かれている「パーソナルレコード」を振り返って、「次は、ああしよう」「今度は、こうしよう」という新たな工夫やアイデアを思いつきます。

自分なりのやり方、成功体験が増えて、自分のやる気も上がるし、何よりも自信につながります。自分の考えを上手くまとめることができて、自分の強みを更に伸ばせて、自分の弱みを克服することができます。
そのような話を「PDCAサイクル」を通して、話をしました。

【聖光見聞録~オーストラリア研修旅行編4日目~】

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本日のプログラムは、クイーンズランド大学のファウンデーションコースでの、アボリジニ文化体験のワークショップ、ならびにクイーンズランド大学でのキャンパスツアー体験でした。

ワークショップは、アボリジニの独特な絵画の意味について学んだ後、実際に書いてみよう、というものです。アボリジニの絵は、その独特なタッチから、印象深く残ってらっしゃる方も多いかと思いますが、その模様のひとつひとつに意味があり、メッセージがあるということについては、私も知りませんでした。そんな観点から見ると、今までとは異なる受け止め方ができるようになります。

実際に書いてみると、生徒たちの絵は独創的で、見てるこちらが感心してしまうような作品ばかりでした。

午後のキャンパスツアーでは、日本からの留学生の方がツアーガイドになってくれ(とはあえ、説明は全部英語です)、広大なキャンパスを説明を交えながら案内してくれました。構内の飲食店や施設だけみると、大学にいることを忘れるような、まるでショッピングモールにいるかのような錯覚を覚えます。

帰りはフェリーにてサウスバンクへ。このまちのシンボルのひとつであるモニュメントが、美しく輝いていました。

明日は市内を使ったインタビューワークと、6月19日の事後報告会に向けた、学びの棚卸しを行います。この研修プログラム全体の学びの総決算。どんな報告会になるのか、今から楽しみです!

「しらべの会」報告【聖光見聞録744】

先日行われた「しらべの会」という自主活動について報告します。
この会は国語科が主催し、毎年実施している希望者参加の活動で、毎回校外のいろいろな所に出向き、そこで見聞したことを元に俳句や短歌を作るものです。
例年は秋に実施しているのですが、実は昨年度の活動が天気の影響で中止になってしまったので、今年は特別に秋だけでなく、この時期にも昨年度と同じ「蔦の細道・明治トンネルを歩く!〜文学散歩」という内容で実施しました。

静岡市と藤枝市の間にある古道「蔦の細道」。この道は「伊勢物語」などにも登場する由緒ある古道です。さらにその近くには、明治、大正、昭和、平成と4つの時代に造られたトンネルが一箇所に集中していて、しかも全て現役で利用されています。

宇津ノ谷峠道の駅をスタートして、明治トンネルを通り、蔦の細道を藤枝側から静岡側に抜け、元の道の駅に戻るという、徒歩で2時間30分ほどの行程を、現地ボランティアガイドの方に説明をしていただきながらゆっくり回りました。当日は初夏というには暑すぎる天気でしたが、予想以上に見所が多く、気持ちよい汗をかきながら、歴史や景色を堪能することができました。

この時に生徒、引率教員が作った俳句・短歌を持ち寄り、後日句会(歌会)を実施しました。そこで一番点数が高かった生徒の短歌を紹介します。

   足下を確かめ歩く暗闇で水が染み入る明治トンネル (中学3年 渡邉歩夢君)

【聖光見聞録~オーストラリア研修旅行編3日目~】

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本日より、(株)タクトピアさんとの共同プログラムが本格的に始まりました!

午前中は、全体を3つのグループに分け、美術館でワークショップを行うグループ、クイーンズランド工科大学に行くグループに分割し、行動しました。

私はクイーンズランド工科大学にて、大学の紹介や大学での学びを知るグループに帯同しました。工科大学というと、理工系の学部ばかり、といったイメージが日本ではありますが、こちらでは教育学部や芸術系の学部もあります。英語の体験はもちろん、学内のカフェでお昼を食べたり、オーストラリアの大学生の生の生活に触れたり、単なる観光では感じることのできないオーストラリアの空気を感じることができました。

午後はシティーポイントという現地の一貫校に。こちらもキリスト教の教えを大切にしている学校です。本校生徒から、「学校生活の中で一番大切なものはなんですか?」という質問に対し、先方の校長先生から、「すべてのものごとに尊敬することです」とお返事を頂きました。これは我々の考える、Man for othersの精神に通ずるものでもあります。国が違えど、学ぶべき根本はあまり変わらないのかもしれません。

生徒たちは徐々に生活にも慣れ、市内での自由散策にも余裕が感じられるようになってきました。昨日よりも確実に、街に、文化に、英語生活に溶け込んできているのを感じます。

そして!この見聞録を読んだOBから、隣街に住んでるので遊びにいきます!と連絡が!

どこでなにしてるかと思っていましたが、まさか研修旅行のタイミングで会えるとは。本校のOBたちが、世界で活躍していることを強く感じました。

明日はアボリジニ文化体験ならびに大学見学です。明日も良い一日になりますように!

レモン第二の地に植わる~生徒だより~【聖光見聞録743】

最近、第二の地にレモンを植えた。第二の地、というのは、学校近隣の方のご厚意で使わせてもらっている土地のことで、この呼び名は身内で、元々あった畑と区別するために作ったものである。

植えた、といっても実際には私は現場に立ち会っておらず、そのことを知ったのは少し先の話になる。現場を見ずに物事を書くことはできない。早速第二の地に出向くことにした。

実際に行ってみると、最後に見た春休み前の姿とは比べ物にならないような土地がそこにはあった。

生え散らかした根は取り払われ柔らかな土になっている。その真ん中に立派な青々とした葉をつけたレモンが堂々とした雰囲気で植わっていた。

恐らく、私が他のことで手一杯になっている時に有志で植えたのだろう。色々な立場の人間が協力し合ってBIGIRIONは成り立っている。そのことをしみじみと再確認できる機会となった。

【聖光見聞録~オーストラリア研修旅行編2日目②~】

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オーストラリア生活の初日となる今日は、市内の観光が中心でした。

市内を一望できるマウントクーサ展望台や、オーストラリアを象徴する動物・コアラやカンガルーがたくさんいるローンパインなど、THE Australia!!な1日を過ごしました。

生徒たちも機内ではゆっくり、ぐっすり寝られなかったはずですが、ひとたびプログラムが始まってしまえば、そんなこと感じさせないくらいのパワーでオーストラリアを楽しんでいます。

夕方からは市内班別研修が始まり、スカベンジャーハントと呼ばれる、市内を舞台にした冒険プログラムがスタート。街行く人に積極的に話をしながら、与えられたミッション達成に向けて、楽しそうに活動していました!

明日からもこのブリスベンを舞台に研修は続きます。明日の更新もお楽しみに!

【聖光見聞録~オーストラリア研修旅行編2日目①~】

約9時間のフライトを終え、無事にブリスベン国際空港に到着しました!

本日は市内各地を観光します!

【聖光見聞録~オーストラリア研修旅行編1日目~】

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本日より、高校2年生のオーストラリア研修旅行(修学旅行)が始まります!本年は、久しぶりの海外修学旅行となり、目的地はブリスベンです。

本年は現地プログラムの充実をはかるため、(株)タクトピア様とコラボし、ブリスベンの地をフィールドにして、「理想の静岡聖光学院を創ろう」をテーマに、デザイン思考を体得してきます。英語でつまづくことや、文化の違いに戸惑うこともあるでしょうが、それが海外体験の初めの一歩です。戸惑いやストレスが人を大きく成長してくれるはずです!

成田空港での出国手続きを終え、あとはフライトを待つばかり。次の更新は現地からになります。

行ってきます!!

満員御礼!申込みが前年比200%超え!【聖光見聞録742】

明日はいよいよ今年度1回目の21世紀型授業体験会 & 学校説明会が開催されます。

今回の開催にあたって、本当にたくさんの方々にお申し込みを頂きました。誠にありがとうございます。

本校のグローバル教育やプログラミング教育、男子に特化した教育活動を評価していただいた結果、昨年と比べて、申込みが前年比200%超えを記録しました。また昨年まで使用していたホールでは入り切らなくなった為、急遽会場を体育館へ変更しました。

明日は天気も回復しそうで良かったです。参加される方は新しい授業を是非楽しんで下さい!
お越しの際はくれぐれもお気をつけください。

バイオリソトープ班~生徒便り~【聖光見聞録741】

まぶしい日差しが照り付ける中、今日も元気にモリアオガエルが鳴いています。例年、日本庭園にいるモリアオガエルですが、今年は特に元気いっぱいです。しかも、卵が産みつけられているので、新たな命が誕生するのが楽しみです。
写真はモリアオガエルの卵です。