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聖光見聞録541~560


ページ内目次


物理基礎固め合宿【聖光見聞録560】

 夏休みが終わり、本校も授業が始まりました。生徒たちはいろいろな夏の思い出をつくってきたことと思います。
 夏休みが始まる一週間前(8月27日~8月29日)に高校2年生の物理を選択している生徒を対象に物理基礎固め合宿を行いました。この合宿の目的は物理の基礎学力向上・学習の体力をつける・生活リズムの修正です。
 3日間で約25時間学習をすることができました。やってよかったと言う声が多かったのでうれしく思います。しかし、やりっぱなしではなく試験で結果を残すような努力をこれからも続けてほしいと願います。(この3日間私自身も受験生になったように一緒に勉強をしておりました。笑) また、やりたいと言う声があれば開催をしたいと思います。
 最後にもう一度言いますが、これが単発のイベントとして終わらないよう、コツコツと勉強する習慣になるよう期待しています。

本校1期生の杉山弘さん「日本化学会賞」を受賞【聖光見聞録559】

本校1期卒業生で京都大学大学院理学系研究科教授の杉山弘先生が、『日本化学会賞』を受賞されました。不断の努力がこうして結晶されたこと、心よりお慶び申し上げます。

この賞は世界的にもトップレベルの規模である日本化学会から「化学の基礎または応用に関する貴重な研究をなし、その業績が特に優秀な者に授与」される大変権威ある賞です。1948年より毎年数名が受賞されており、杉山先生が受賞された平成29年度は、第70回となります。

 今回の受賞にあたって、学会誌『化学と工業』(Vol.71-8 August 2018)に、杉山先生と化学との出会いについて、次のように書かれています。以下、文章抜粋いたしました。

 ≪私が本気で化学を目指そうと思ったのは中学1年生の夏だった。化学の授業が始まり、硫酸銅結晶の溶解の実験で、結晶の周囲からめらめらと溶解する様子をレポートの中で濃度の違いが屈折率の違いであることを考察したことが、理科を担当されていた田中先生の目に留まった。夏休みに入り、田中先生から東京の大学の研究室に行って、ガラス細工を習わないかという突然の話をいただいた。びっくりしたが興味があり、是非お願いしますと返事をし、先生のご実家のある三鷹市から四ツ谷の上智大学に1週間通うことになった。≫

学校にはいろいろな出会いがありますが、こうした教員との出会いが今の杉山先生の将来を導く道標となる。大変素晴らしいことだと思います。私も理科の教員ですが、かつて杉山先生を教えられた田中健二先生
のように、生徒のもつ知性を輝かせることのできる教員になろうと思います。

マレーカレッジ ダイジェスト版【聖光見聞録558】

7月に参加に参加しましたマレーカレッジの国際サミットの様子をお伝えする動画を作成しました!

参加した生徒たちの感じる思いは様々ですが、映像の中にもある

「一緒に未来を築くために、絶対負けたくないです」

という言葉がとても印象的です。

マレーシアでの様子、空気が伝わるような映像に仕上げました。
是非ご覧ください!!

生まれ変わった教室と共に学校再開【聖光見聞録557】

大規模な校舎リノベーションが終わり、夏休み明けの学校が再開しました。
リノベーションの結果、普通教室は廊下側の壁が全面ガラス張りになり、床は木目調のフローリングとなりました。
以前よりも教室が明るく感じられ、生徒の学習意欲も高まっているようです。来校される方にとっても本校の雰囲気や授業の様子が感じやすくなっています。中学一年生では、早速、生徒たちが意見を出し合って教室の使い方のルールを決めました。

イングリッシュルームは、クリエイティブ・ラボに生まれ変わり、新しい発想を生み出す教室として、また階段と通路の間には机と椅子が配置され、生徒がいつでも質問できるように改修しました。

この大規模リノベーションにあたり、たくさんの方々にご寄付などのご協力を頂きましたこと改めて御礼申し上げます。皆さまの想いで静岡聖光学院が生徒達の学び舎となっていることに感謝し、静岡から世界で活躍する人材を輩出していきたいと思っております。

また、生徒達は常にたくさんの方に見られている、応援していただいているという意識をより一層感じてもらい、聖光生としての誇りを持って学校生活を過ごしてほしいと思います。
授業参観等で校舎に来校された際は、生まれ変わった校舎を是非ご覧下さい。

普通教室 中学生が緑扉・高校生は青扉

壁がホワイトボードのように自由に書くことができます

書く階段のスペースに設置しました

Global Mind Study Group始動!【聖光見聞録556】

 7月上旬に、日本の学校としては始めて、マレーシア・マレーカレッジのMCYDS(Malley College Year Development Summits)に参加しました。
これを皮切りに、今後はインドネシアやインド、またタイの学校と国際サミットや異文化交流を通じて交流を持つことになりました。
 異文化交流を行う上では、我々が暮らす日本とはどういう国(文化・機構・精神性)なのか、また交流を行う相手はどんなバックグラウンドで生活してきたのか、それを知り、比較し、多様性を認め合うスタンスが必要になります。
 こうした学びを、授業の枠を超えて行おうと、「Global Mind Study Group」を結成!新しく完成したCreative Laboにて、世界に羽ばたくためのマインドを、All Englishで勉強します!!
 なお、顧問となった副教頭(国語科)は26年前に英検3級を取得した程度の語学力…。生徒に恥をさらしながら、頑張るそうです。(笑)

21世紀型教育機構静岡シンポジウム【聖光見聞録555】

静岡聖光学院で開催された21世紀型教育機構静岡シンポジウムにおいて、本校によるファイナルセッションでイートンカレッジ サマースクールの報告を、参加者の生徒が行いました。

サマースクールの体験を通し、自分が「日本を知らない日本人」であることを自覚し、まずは自国の理解を深める必要がある、と力強く、訴えていました。

私自身も国際交流、異文化理解と聞くと外にベクトルを向けがちですが、実は日本にいてもやれることが多いということに気づかされました。

彼のように自国を語れた上で、他国の良さを理解し、力を合わせ未来を切り開ける人物の育成を本学は目指していきます。

※1枚目はシンポジウムでのファイナルセッションの様子。
2枚目の写真は翌日の全校朝礼でイートンカレッジサマースクール報告を行った様子です。

シンポジウムでの様子

全校朝礼での報告会

高校ラグビー部 国際交流試合報告【聖光見聞録554】

夏休み期間中の8月11日(土)に長野県上田市菅平高原にてイギリスのデンストンカレッジと交流試合を行いました。
結果は10対60(前半5対21)でデンストンカレッジが勝利しました。
夜にはアフターマッチファンクションが本校生徒の英語での司会進行のもと行われました。また両チームの監督、キャプテンからのスピーチ、出し物の披露があり有意義な時間となりました。

京都探求【聖光見聞録553】

 八月の夏期休暇中に二泊三日のスケジュールで「京都探究」に行ってきました。参加した生徒は中学二年生30名と教員3名です。

 四月から班ごとで、テーマを掲げ、仮説を立て現場訪問し、写真・動画撮影を行い、また訪問先のお寺や神社でインタビューを行う計画を練ってきました。訪問先までのバス・電車・徒歩での移動距離、時間や運賃について、出発する前の段階で何度も班で集まり、十分な話し合いを行いました。 

 各班のテーマをいくつか挙げると「お寺と神社の違い」「京都の歴史と庭園」「金閣寺と銀閣寺の比較」「静岡と京都の神社の違い」「和菓子」等です。

 実際、生徒たちは三日間、全員が時間厳守を徹底して、計画通り行かなくても臨機応変に対応してました。また、京都が如何に観光都市であるか、外国人の多さ、歴史伝統の奥深さ、行くことでしか感じられない素晴らしい時間を過ごせたと思います。

 一日目、二日目が終わった日の夜は、各班でミーティングを行い、一日のスケジュールの振り返り、反省点と改善点、その日の成果を発表し合う時間を設けました。生徒たちはよく学び、よく楽しめたと思います。

 この後、聖光祭に向けて、各班ごとで、この「京都探究」でのテーマをまとめていきます。展示という形で発表する予定です。聖光祭のときには、ぜひご覧になってみてください。

ゼミ活動【聖光見聞録552】

 夏期休業前の最後の本校ゼミ活動の日に、マスメディア研究会のゼミ生とともに静岡第一テレビを訪問しました。本校ОBで現在営業局営業部に勤務されている白鳥貴久氏(本校36期)に、テレビ局の現場の話を伺いながら、日ごろ研究会で中心的に探究している新聞とテレビの違い、職業観、本校在学中の思い出などさまざまに質問し、思考を深めました。
 本校在学中は、部活動ではサッカー部に所属しゴールキーパーのポジションやキャプテンの役割を果たしていたそうで、聖光祭という文化祭でも積極的に新しい企画にチャレンジしていたということでした。
 夕方時の忙しい時間帯を割いて、後輩のゼミ生たちに丁寧にそして熱く語る様子は、社会で活躍するОBの優しさやたくましさを感じるとともに、これからのゼミ活動をさらに深める貴重な機会となり、主宰者としてはとても嬉しく思いました。

プラズマって何?【聖光見聞録551】

そんな疑問を持って、この夏プラズマの研究に取り組んだ自然科学部の生徒がいます。
8月21日、22日に本校の卒業生(7期)である筑波大学の坂本瑞樹教授の研究室(筑波大学プラズマ研究センター)でプラズマ実習を行いました。
実習では、タンデムミラー装置GAMMA10の見学、プラズマの波長測定、波長と光強度の関係など数多くの実験や考察を行いました。やればやるほど部員には疑問が生じて、理解に苦しみながら解決をしていきました。(ただ、高校生で習う領域を超えているのでわからないことばかりでした。実は引率した教員も内容理解に苦しみました。)
実習を終えて部員からは「実験をして考察する楽しさを学べ、充実した2日間を送れました。」と大変満足そうでした。とても良い体験ができました。この経験が今後の授業や課外活動での姿勢に活きることを期待したいと思います。
また、今回このような機会を与えてくださった坂本瑞樹様、研究室の皆様に感謝致します。本当にありがとうございました。

※この実習はこれから更にデータ解析をし、9月22日(土)に岐阜県土岐市核融合科学研究所で行われる「第16回高校生シンポジウム未来をつくるプラズマ」では口頭発表・ポスター発表を致します。

卒業保護者の声⑤【聖光見聞録 特別編】

~親元を離れ生活した息子の確かな成長~
親や家族から離れて暮らすことには、小学校を卒業したばかりの子供にはつらいことではないかと心配される方も多いのですが、親が考える以上に子供たちはたくましく、友人と仲良くしたり、時には喧嘩をしたりしながら、仲間と一緒に暮らす術を学んでいきます。
 寮での日々は、親の管理下から離れ自分で考えて行動するという大事なステップを身につけることが出来たように思います。日々の掃除、洗濯を自分たちでやることで、親や家族への感謝の気持ち、思いやりも育んでくれました。
 人生の大事な時期に寮生活を経験できたことは、大学や社会へ出て一人暮らしをする大きな自信になったようです。息子たちの成長した姿を見ると改めて寮に入れて本当に良かったです。

卒業生紹介③「6期生小川 貴士さん」【聖光見聞録 特別編】

イタリアの大学で日本語と日本文化を教えていた頃、各地を旅しながら、イタリア美術、特に教会美術にすっかり魅せられてしまいました。それが、自分でも創作活動を本格的に始めたきっかけです。ミケランジェロ、ベルニーニ、ダヴィンチらの圧倒的な傑作を目の前にして、人間がする「創造」という行為の大切さ、素晴らしさを感じたのです。
私の場合、その素地は静岡聖光学院での学びにあります。人や社会に対して広い視野を持つこと、自ら積極的に行動すること、文化を深く味わおうとする姿勢、そういったものが聖光の教育のエッセンスではないかと思います。
聖光で経験した先進的な英語の授業、教養深い古典のゼミ、そして自由な雰囲気の美術のクラスを今でもよく思い出します。そこにはいつも先生方の溢れ出る情熱があり、生徒たちが先生方にチャレンジし、生徒同士が切磋琢磨する気風がありました。そんな日々を思うと、ただ懐かしいというだけではなく、今でもエネルギーが湧いてくる感じがします。
芸術に限らず、どの分野に進むにしても、聖光学院の刺激豊かな環境は、中学高校の多感な6年間、そして将来のそれぞれの人生を間違いなく充実させてくれると信じています。



・職業:画家
・国際基督教大学卒業
・デューク大学(アメリカ)留学
・オハイオ州立大学大学院(アメリカ)修士課程修了

卒業生保護者の声④【聖光見聞録 特別編】

~寮で築いた宝物~
「寮に入って一番良かったことは何?」中学生の頃、息子に聞いたことがあります。息子の答えはいつも同じでした。「友達と居ることだよ。」
そして高校終盤を迎えようとする今、息子の答えはやはり同じでした。「友達と居ることだよ。」
遠く離れた静岡で家族以外と生活を始めた入寮時代、同じ苦楽を共にする仲間は互いを支え合う“同士”でした。喜びや悩みを分かち合い、楽しみを共有し、不自由さを克服し、同じご飯を食べる。仲間との絆を築き、自分を高めさせてくれた6年間は、自他ともに認める“何にも代えがたい価値ある宝物”となりました。それは寝食を共にし、家族のように子どもを支えてくださった先生方の献身があったからこそ得られたものです。改めて心より御礼申し上げます。

卒業生紹介②「9期生小林誠さん」【聖光見聞録 特別編】

高校1年生の時、学校行事で『マザーテレサとその世界』というドキュメント映画を観ました。
インドのスラムや路上で多くの貧しい人々が死んでいく現実にショックを受け、またそこで献身的に働くマザーテレサの姿に心を奪われました。あのような貧しい人々、苦しむ人々のために何かしたいと思った時、数学の吉野宏先生に、「あのような地域では医者が必要です」と言われ、医師になることを決意しました。 
医学部受験や医学部での勉強は大変でしたが、「貧しい人々が死んでいく苦しさに比べたら大したことはない!」と自分を奮い立たせることができました。
医学部卒業後は臨床医として数年働き、1997年から中国やパキスタンに長期赴任し、子供の予防接種のプロジェクトに参加しました。農山村や少数民族地域などを訪問し、現地の医療従事者に研修を行ったり、調査を行ったりしました。
その後法務省の知り合いから日本の刑務所や少年院で医師が不足しているので、来ないかと誘われ、被収容者の病気の診療をしています。多くの被収容者は、貧困、片親、虐待、発達障害などの背景があり、「貧しい人々、苦しむ人々のために何かしたい」という初心で、今も仕事ができ幸せです。

・島根大学医学部卒業
・1991年…東京女子医大 東医療センター検査科(消化器内視鏡)
・1999年…国立国際医療研究センター国際医療協力局
・2009年…法務省矯正医官 現在に至る

中学ラグビー部合宿最終日【聖光見聞録550】

午前中の英検対策学習会をのり切った後の午後からは主体性チーム活動の一環として、生徒達だけで話し合いを行い、何をするかを決めた結果、猛暑の中、自分達が9月から使う校舎をリフォームして頂いている工事現場の方々全員に冷たい物を差し入れしようということになりました。自分達で手分けをして準備を行い、15:00からの休憩時間に間に合うようにお渡しすることができました。
校舎リフォーム完成までもう少しです。
工事作業現場の皆さま、暑い中、本当にありがとうございます。

中学ラグビー部 夏合宿【聖光見聞録549】

8月7日から4日間、中学ラグビー部は長野県菅平で夏合宿を行いました。この合宿の参加条件は、夏休みの宿題を終えていることでした。また合宿のテーマを「自主性×主体性」と設定し、生徒たちは当たり前のこと+αの取り組みを大切にしていました。

合宿中、生徒たちはラグビーだけでなく宿での立ち振る舞いにも挑戦し、400人以上が宿泊していた宿での生活をトラブルなく過ごすことができました。

大きなけが人もなく、実り多き合宿でした。菅平合宿後、学校へ戻り英検対策学習や主体性を高めるジェントルマン合宿を行います。

写真は最終日にお世話になった宿の方に全員でお礼の挨拶をしているところです。

本校副教頭がラジオに出演しました【聖光見聞録 特別編】

SBSラジオ・聴くディランのジェントルマンズクラブに出演させて頂きました!

決断できる男!
誰かのために本気になれる男!

それがジェントルマンだ!なんて偉そうに言いましたが、自分がそうなれているのかどうか…。

自分もまだまだ精進します!

・9月2日の21世紀型教育機構の静岡シンポジウム

・9月15日の本校の学校説明会(21世紀型授業体験会 同時開催)
※いずれも学校トップページお知らせより申し込み可能です。

告知させていただきました。
まだまだ参加可能です!新しくなった校舎とともにお待ちしてます!

卒業生保護者の声③【聖光見聞録 特別編】

「子どもは親の心配をよそにどんどんと成長していく」
 入寮の時、誰も知る人のいないこの学校へ息子を一人で置いて帰る時の切なさが、ついこの間のことのように思い出され、今でも胸にこみ上げるものがあります。
 でもそんな心配をよそに、息子はのびのびと勉強と部活動に打ち込み、良き友に出会えたようです。
 私自身も人間的に成長させていただいたと感謝の気持ちでいっぱいです。この6年間は私にとっても最高に大切な日々となりました。

卒業生紹介「1期生 川島良彰さん」【聖光見聞録 特別編】

夏休み特別企画として、卒業生のご紹介をさせていただきます。今回は、以前テレビ出演(日テレ系番組anothersky)をされた川島さんが学生時代のお話をしていただいた際の記事です。これは学校HPにも掲載してあります。

川島 良彰さん(1期)
好きなことが仕事になり、この歳になってもそれを続けてられる。こんな幸せな人生はないと思っていますが、これも聖光の6年間が大きな影響を与えてくれました。
先生と生徒の距離が短く、興味のあることを伸ばしてくれる学校でした。化学が苦手でコーヒー屋になるのに化学なんて必要ないと開き直った僕に、田中先生が水質が変わるとコーヒーの味にどんな変化が出るか、実験してみないと声を掛けてくれました。歴史の村上先生からは、『将来何になるにしても、手段が多いのに越したことはない。今授業で受けていることは、将来お前の手段となって助けてくれる。』と諭されました。
その時々の列強と共に、コーヒーは世界に広まりました。僕のコーヒー探しは、歴史調査と地理から始まります。そして言語の力も借りなければなりません。行き詰まる度に、村上先生の言葉がよみがえり、つくづくもっと勉強して置けばよかったと後悔しています。

~プロフィール~
・1975年…エル・サルバドル国立コーヒー研究所留学
・1981年…UCC上島珈琲(株)入社後、ジャマイカ、ハワイ、スマトラで農園開発。マダガスカル島で絶滅危惧種の保護/保全、レユニオン島の絶滅種の発見とコーヒー産業復活に携わる。
・2008年…独立し(株)ミカフェートを設立し代表取締役社長に就任。
・日本サステイナブルコーヒー協会理事長
・JAL日本航空コーヒーディレクター
・東京大学コーヒーサロン 共同座長
・JETROコーヒーアドバイザー

聖光の英語~パフォーマンステスト②~【聖光見聞録548】

夏休みに入る前の話になります。中学2年生では、英2の授業でパフォーマンステストを実施しました。この学年は今回で2回目。いつも授業に来てくれているSATs(静岡大学の留学生)メンバーと、“活動”ではなく、“試験”で英語を使うため、いつも以上に緊張感のある雰囲気の中で行われます。活動の中でなんとなく英語が伝わればいい、ということではなくて、評価されている中で言いたいことがうまく言えず、悔しい思いをする経験もとても大切であると、生徒たちを見て感じることができました。

テニス部夏休み活動【聖光見聞録547】

夏休み中の部活はいつもの部活とは一味違うものです。
試合もあり、生徒はモチベーションが非常に高い様子です。
今回、中学テニス部は試合があるので、寮生数人が特別残寮をしました。
連日暑い日が続き、試合や応援は大変ですが、暑さに負けることなく頑張っているようです。
生徒だけでなく、顧問の先生方も真っ赤に日焼けした姿が印象的でした。

高校生夏季講習【聖光見聞録546】

 2週間に渡り実施してきました高校2年生、3年生の夏期講習会が先日終了しました。連日の猛暑、校舎改築工事による不便さにも関わらず、多くの生徒が熱心に参加してくれました。
 私は高校2年生の現代文講座を担当。模擬試験の過去問の問題集を使い、毎日60分、評論文をじっくりと読み込む学習を行ってきました。なかなか難解な文章が続きましたが、読み取りのコツ、解答へのつなげ方など、今回身についたものが次回の外部模試で活かされることを期待しています。
 夏期講習会は終わりましたが、夏休みはまだ始まったばかり。今年は改築工事の関係で例年よりも1週間長い夏休みです。これからは自分で計画した主体的な学習にぜひ励んでください。

卒業生保護者によるメッセージ集②【聖光見聞録 特別編】

「不安や心配も息子のたった一言で救われました」
 5年前の春、無事静岡聖光学院に合格し、初めて入寮した日は忘れません。心細そうな顔で本当に一人でやっていけるのか心配したものです。案の定、人一倍寮になれるのに時間がかかり、私たちの選択は間違っていたのかと悩みもしました。
 でも、寮の仲間、友人たちに恵まれ、少しずつ出来なかったことが、出来るようになっていきました。
 高校に上がる少し前くらいに、「お母さん、僕この学校でよかったよ。」と言ってくれたときは本当に嬉しかった。いつかそんな言葉を言ってくれる日が来ると信じていましたから。
 まだ大学受験という大きなハードルを越えなければならないですが、この寮で経験したことがいつかどこかで活きてくると思います。本当にお世話になりました。有難うございました。
※写真はボセジュール寮から臨む静岡市内

イギリス イートンカレッジサマースクール⑧【聖光見聞録 特別編】

今日がイートンカレッジサマースクールのレッスン最終日でした。

本日は午前中は授業の後、午後は隣町のウィンザーで買い物、その後farewell partyでした。

パーティでは各授業クラス(全3クラス)より学習面での優秀者への表彰があり、本校の秋山君が優秀賞を受賞しました。

サマースクール責任者のジョージ・ファッシー先生、グループディレクターのティム・ハッシー先生から、お世辞ではなく本校の所属していたグループは過去ベスト3に入る素晴らしいグループだとお話がありました。

我々が所属していたグループは団結力がありそれを生かし授業、フィールドワークでも共通の目標達成を目指し協力してできていたと感じます。

参加した本校生徒5人はもちろん、他校の生徒にも今回経験したことを各学校に持ち帰りそれぞれの力に磨きをかけ、成長して欲しいと考えています。

そしてこのサマースクールの出会った仲間を大切にし、彼らが将来社会人になった際、共に力を合わせ、世の光・地の塩になれることを願っています。

全国高校総体ボランティア【聖光見聞録545】

全国高校総合体育大会を盛り上げるべく、高校2年生有志10名がボランティア活動に参加しました。
器械体操の会場係、誘導係を一生懸命に行ないました。
大会の運営に携わることができ、普段当たり前のように出場できている大会が多くの人の協力によって支えられて出来ているということを肌で感じることができました。日常の当たり前のことこそ特別なことで、常に感謝の気持ちを忘れないこと。大切な気持ちを学んだ1日でした。

イギリス イートンカレッジサマースクール【聖光見聞録 特別編】

イートンカレッジでサマースクールに参加している生徒が、先月ギャップイヤーを利用し本校に滞在していたアレックス君と再会することができました。

アレックス君は今回のサマースクールスタッフとして、本校とは別グループの運営に携わっており、スタッフは我々参加者と共に、ハウス(日本でいう寮)に毎日泊まり込みで、生徒の手助けをしてくれています。

今回サマースクールに参加している1人の生徒は、アレックス君が来日した際、本校の寮で共に生活し、学校では授業だけではなく、部活動のサッカーも一緒に行っていました。また、休日は彼の実家にホームステイもしています。

参加者全員がアレックス君と再会を果たすことができ、喜んでいました。

卒業生の保護者 メッセージ集【聖光見聞録 特別編】

この夏季休暇中は、寮を卒業された生徒の保護者による卒業メッセージ集を定期的にご紹介したいと思います。

見知らぬ土地で知人も無いまま中学校へ入学し、親元を離れての寮生活が始まると、親としては一週間がとても長く、息子の帰省日を待ち遠しく思っていた頃が懐かしく思い出されます。
 思春期の一番難しい時期に寮生活を経験することが出来、諸先生方、先輩、友人、後輩から日々の生活を通して学び得るものが多々あったかと思います。社会への第一歩である自立心を養うためにも、特に寮生活は「大変実りあるものだった」と。6年間の諸先生方のご指導、お心遣いに改めて心より感謝申し上げます。

イギリス イートンカレッジサマースクール⑥【聖光見聞録 特別編】

本日は午前中授業の後、サイオンハウスにフィールドワークに行きました。

サマースクール終了が近づいてきており、生徒からはまだイートンカレッジで勉強したいとの声が上がっています。

いよいよ明日が最後の授業日となります。最後まで能動的な学びを実践してほしいと考えています。

研究室の移動・引越し【聖光見聞録544】

校舎改装に伴い、各教科の研究室も引越しをすることになりました。
先日、不要な古紙や書物などの処分のため、運動部の生徒たちが運搬を手伝ってくれました。
暑い中でしたが皆快く働いてくれたおかげであっという間に片付きました。手伝ってくれた生徒諸君どうも有難う。

イギリス イートンカレッジサマースクール⑤【聖光見聞録 特別編】

本日は午前中に授業の後、ハリーポッタースタジオにフィールドワークに行きました。

生徒達は映画製作の裏側や、製作陣の映画への想いを知り、改めて作品のスケールの大きさを知ることができました。

スタジオでの看板や説明文、ガイドの話す英語など抵抗なく理解しようとする生徒が増えてきています。

英語力の向上も大切ですが、そのベースには英語を理解したい・使いたいという能動的な気持ちの成長が不可欠です。

サマースクールのような体験活動が生徒達の感性を磨くことで、彼らのこれからの学校生活が更に充実することを願っています。

イギリス イートンカレッジサマースクール④【聖光見聞録 特別編】

本日は午前中は授業、午後はドラマの練習、イートンの街で買い物実習、また夕食後には日記指導の他に、サマースクール責任者であるジョージファッシー先生の授業がありました。

ファッシー先生の授業では専門の科学的な知識を基に、目の錯覚についての講義をして下さいました。

講義内容が素晴らしいだけではなく、イートンカレッジの講堂が良い雰囲気であり、いつもと違った緊張感で生徒達は講義を聞いていました。

このサマースクールでは一流の設備の中で一流の授業を受けることができています。

本校もイートンカレッジに負けぬよう、本物を生徒達に提供できるよう、研鑽をしなければいけないと再確認しました。

イギリス イートンカレッジサマースクール③【聖光見聞録 特別編】

本日は午前中に授業、午後はカレッジツアーとドーニーレイクでのボート体験でした。

午後のドーニーレイクはイートンカレッジが所有する湖で、ロンドンオリンピックの会場にもなった場所です。

また、ボート体験の後にはディスコを行い、参加グループの生徒同士でダンスや歓談を行いました。日本ではあまり経験しない出来事でしたが、このサマースクールで生徒達の人間関係もできており、このディスコはいい思い出になったようです。

またディスコが終わり、女子グループが先にバスで帰った後、本校生徒の呼びかけで椅子片付けと会場のゴミ拾いが男子グループで行われました。

サマースクールのグループディレクターからは
「こんな生徒達を見たことがない。ベスト生徒達だ。来年もこのグループを担当したい。」
と引率教員に話がありました。

普段学校で行われている活動が外部でできるだけではなく、周りを巻き込むことができるのは素晴らしいことだと感じます。
参加生徒達には自分達が楽しむだけでなく、他校の生徒達と共に充実した研修にしてもらいたいと思います。

本校1期生 川島良彰さんTV出演【聖光見聞録 特別編】

本校1期生であり、(株)ミカフェート代表取締役社長の川島良彰さんが日本テレビ系全国ネット放送「アナザースカイ」に今夜出演いたします。
コーヒーハンターとして世界で活躍される川島さんの人生観や第二の故郷であるエルサルバドルを訪れ、なぜコーヒーハンターと呼ばれるかなど、川島さんの半生が番組で紹介されますので、是非ご覧ください。

【MC】今田耕司、中条あやみ
【ゲスト】Jose. 川島 良彰
【放送】8/3(金) 23:30~24:00 日本テレビ系 全国ネット
【WEB】http://www.ntv.co.jp/anothersky/

イギリス イートンカレッジサマースクール②【聖光見聞録 特別編】

本日はオックスフォード大学にフィールドワーク、近くの川でボート体験。その後、イートンカレッジに戻り、生徒達は英語日記でライディングの指導を受けました。

また夕食後にはタレントショーがあり、どの学校の生徒達も自分の特技の披露や、グループでダンスを披露するなどし、会場は大盛り上がりでした。

「児を育む母像」の移設【聖光見聞録543】

 このほど、日本庭園内にあった「児を育む母」像を、正門を入って正面の河津桜の木の麓辺りに移設しました。この像は大変大きな像であると、移設して改めて感じました。
 この像は、創立20周年を記念してカトリック学校である本校にふさわしい像をというコンセプトをもとに、現在伊東市在住の彫刻家重岡建治先生によって制作されました。重岡先生と本校との繋がりですが、初代校長ピエール・ロバート先生と親しい伊豆の卒業生ご父兄のご紹介があり、重岡先生に制作依頼をされたそうです。30年前の完成当初は「マリア像」と呼ばれていましたが、当時在職中であった国語科勝呂奏先生によって現在の「児を育む母」像と命名された経緯があります。
 以来30年近く日本庭園の奥に置かれ、日本庭園の中まで入らないとその存在に気が付かないようでした。そこで50周年記念事業の一環として岡村校長の発案で、「もっと生徒や外来者など多くの皆様に鑑賞していただきたい」ということになり、移設する運びとなりました。また、この像の下の台座ですが、やはり卒業生ご父兄で神奈川県真鶴町在住石材店を経営されていた方のご協力により「本小松石」が使用されています。「本小松石」は、気品のある淡灰緑色をしており、昭和天皇の墓石にも使用されています。皆様、学校にいらした際には、慈愛に満ちた「児を育む母」像をゆっくりとご鑑賞ください。卒業生の皆様には、在校当時からの思い出をなつかしく感じていただければと思いますし、在校生には登下校の際に見て豊かな心を感じてほしいものです。きっと日々皆様を見守ってくれていることでしょう。

イギリス イートンカレッジサマースクール【聖光見聞録特別編】

7/21より本校の代表者5名が創立600年の名門校であるイギリスのイートンカレッジ(過去19名ものイギリス首相を輩出しています)サマースクールに参加しています。

サマースクールの講師にはイートンカレッジOBが担当してくださり、彼らとの関わりはもちろんのこと、同じサマースクールに参加している他校の生徒との交流も盛んに行われています。

5人にはこのサマースクールで経験したことを本校に持ち帰り、後輩たちにもこの良さを伝えて欲しいと考えています。

災害支援ボランティアの輪②【聖光見聞録特別版】

本日より、聖光見聞録・行事報告等の更新を再開いたします。よろしくお願いいたします。


7/13(金)より行ってまいりました西日本豪雨災害による被災地支援のための募金活動,新品タオルの寄贈についてご報告をさせていただきます。
募金は、262,505円になりました。そのうち、228,000円を災害ボランティアの活動支援金として使っていただくために静岡県ボランティア協会に預け、34,505円を日本カトリック学校連合会を通じて被災地の方々に送っていただくことになりました。
新品タオルはダンボール約8箱に達しました。こちらは、静岡市社会福祉協議会に運び、被災された方々の元へ届けていただくようにお願いしました。
生徒だけではなく、保護者の皆様からも大きな援助をいただきこのような活動が出来ました。誠にありがとうございました。
私たちが行っていることは些細なことかもしれませんが、小さな活動が積み重なればやがて支援の輪は大きくなり、1日でも早い復興につながると思います。このような活動を私たちは大切にしたいと考えています。これからもご協力をよろしくお願いいたします。

災害支援ボランティアの輪【聖光見聞録 特別編】

7/13(金)に保護者向けのメーリングリスト絆ネットにて、災害支援のための活動を2つ行っていますという内容をメールさせていただきました。1つ目は災害ボランティア活動支援募金,2つ目は新品タオルの寄贈です。保護者の方々の多大なる御支援のおかげで、タオルにつきましては、7/17(火)の段階でダンボール3箱分になりました。第1便という形で静岡市社会福祉協議会にタオルの寄贈に行ってきました。
ほんの少しの支えにしかならないかもしれませんが、1日でも早い復興を願って今後もこのような活動を大切にして​いきたいと思います。7月末までこの活動は継続していきたいと思います。もし、本校保護者様ご家庭でお使いになっていない新品のバスタオル・フェイスタオルがございましたら学校までご提供いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

自然科学部 ミニ四駆班【聖光見聞録542】

 こんにちは。自然科学部のミニ四駆班です。中学1年生の3人が中心となって活動しています。普段はミニ四駆のコースを作ること、より速く、コースアウトをしない安定したマシン作りをしています。最近、部員が増えて話し合いが活発になってきたように感じます。
 今年の聖光祭(9/29,9/30)では『ミニ四駆大会 in 聖光』を考えています。ミニ四駆を知っている人も知らない人も楽しんでもらえるように工夫した展示を行いますので、ぜひ聖光祭に来て下さい。

*写真と同じミニ四駆のコースをお持ちのかた、ぜひミニ四駆班に声をかけて下さい。あなたの持っているコースをつなげて難易度の高いコースを作りませんか?

図書館の活用【聖光見聞録541】

図書室がリニューアルしてからまだ日は浅いですが、さっそく授業や試験勉強に活用されています。
先日は授業で試験対策の演習を行いました。
わからない問題は友だちと相談し合い、自分達で解決をしようと努力する様子が見られました。
相談し合っているので、話し声が聞こえ少しザワザワした授業でした。
しかし、耳を傾けると、真剣に問題へ取り組んでいる様子が伺え、そのザワザワは不快ではなく、不思議と心地よく感じました。
今後も図書室を積極的に活用していきたいです。

Alex君 お別れ会【聖光見聞録 特別編】

イートン校からの留学生Alex君お別れ会をルセール寮で行いました。
まず生徒寮を代表して寮長の小林大悟君からAlex君へ感謝の言葉を送りました。
次にAlex君から生徒たちへメッセージが送られました。
最後は全員で写真を撮り、SNSの交換やツーショットタイムも行われました。
その後は高1のバスケットボール大会に参加しました。大活躍です。
帰国前に髪の毛も切ってあげました。
Alex君も生徒たちも大満足の1日でした。

日本平動物園【聖光見聞録 特別編】

先日、朝から近所にある日本平動物園に行きました。イートン校からの留学生Alex君からのリクエストでしたので、こちらも快く引き受けました。
小雨が降る中、約2時間かけて園内を一周しました。
Alex君はペンギンがお気に入り。あと子どものチンパンジーも大好きなようです。
Alex君によれば、ペンギンの社会は実は残酷で、海中に仲間を蹴り落として天敵がいないかどうか確認することもあるそうです。見た目とのギャップがいいとのこと。
学校に帰ってからは、生徒と昼食、サッカーの練習に参加しました。テストを終えた生徒たちとの交流も生き生きしています。テスト明けの英語の授業では特別講師としても頑張ってくれました。