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2019年8月 「国際未来共創サミットを開催!」


この夏、本校に国内外の同世代の仲間が集い共通のテーマのもと様々な意見交換を行う「国際未来共創サミット」が開催されます。異なる環境。文化、習慣を持つ仲間達が今何を考え、どう行動していくか。
答えは一つとは限らない。そこで互いに感じた想いは世界の未来へと繋がるはずです。自分達のいまを考え共に出来ることを伝え伝わる。
世界を知り共に未来を創る・・・熱い夏がはじまります。



過去の見聞録で掲載されました記事を引用いたします。


国際未来共創サミットがいよいよ始まる!【聖光見聞録801】
昨年度から、世界の国際会議にたくさん参加させて頂く中で、そこに参加した生徒たちの劇的な変化と成長を目の当たりにしたこと、また、国際社会の中で、このままでは日本が取り残されてしまうのではないかという危機感から、国際未来共創サミット(Seiko Global Development Conference)を静岡聖光学院よりで開催することとなりました。
本日より9月5日まで、世界7か国の高校生が集まり、各国が協力して解決しなければならない問題について、共に考え、共に未来を創造するワークショップを行います。また、このサミットの最後には、ワークショップで学んだ成果についてプレゼンテーションを行い、得た学びを学校全体で共有するとともに、机上の学びだけに留まらない、彼らの覚悟も受け止めたいと思います。
本日からの活動については、このページ、またはサミットのページから発信させて頂きます。是非ご覧ください!
※写真は、サミット関連グッズになります。中でも注目なのは、SDGsバッジはメイドイン京都で木製です。期間中、参加者はTシャツやバッジを付けて一つのコミュニティを作り上げます!



第1回 国際未来共創サミット開会!【聖光見聞録802】
8月28日より、海外の学校が来日され、国際未来共創サミットが開始されました。
29日は生徒主導で東京観光が行われました。生徒たちはスカベンジャーハントを企画。東京の中心部を舞台に、様々なミッションを達成しようと、仲間と力を合わせながら共に汗をかきました。
後で生徒から聞いた話です。
「活動中にムスリムの生徒が、急にお祈りしたいと言ってきたんです。どうしたらいいかわからないし、誰に聞いたらいいかもわからないし、とりあえずお祈りできる場所を探して、そこに案内しました。」
あぁいいな、と思いました。たいしたことではないのかもしれませんが、こういった体験は旅行ではできません。本当の交流は、こうしたことを理解した先にあるはずです。生徒は、目の前で、自分たちの論理とは異なる困惑に触れ、真摯に対応しようとしました。些細なことかもしれませんが、感動した瞬間です。
また本日、30日は本校にてサミットが開始。オープニングセレモニーを行い、こちらも生徒企画のアイスブレイクを。本日より参加された西遠女子さんも参加され、参加者の緊張も打ち解けたように見えます。
午後からは静岡市さんの協力を得て、市内の清掃工場を、そして静岡市のSDGsに関する取り組みについて、市の職員の方をお招きして講演を行って頂きました。生徒たちは真剣に、同時に、何が問題か、どんなことをこれから考えていかなければならないのか、気付かされるきっかけになったと思います。
明日はホストファミリーと過ごし、明後日から本格的なワークショップが始まります。どんなワークショップになるのか、今からとても楽しみです!!


静岡聖光国際未来共創サミット 〜ワークショップからプレゼンまで〜【聖光見聞録807】
9.3(火)静銀ユーフォニアにて国際未来共創サミットの最終プレゼンテーションが行われた。500人もの聴衆がいる中、7カ国の生徒達が混合でチームを組み、それぞれのチームで作り上げた”未来を創るどこにもないアイデア”を披露した。テーマは”世界のプラスチックゴミ”。自国の事情だけ考えていたら絶対に解決をすることができない問題で、SDGs(持続可能な開発目標)グローバルゴールにも関係するテーマだった。
事前準備はなし。事前に具体的なテーマは伝えず、2日間のワークショップでチームごとじっくり作り上げるものだった。なぜなら、自分自身の知識を披露する場でも、自国の技術を紹介する場でもなく、お互いフラットな立場で、”同じ未来を担う人達”として”今までにないアイデア”を創り上げるのが目的だからである。
ワークショップ1日目、プラスチックゴミ問題の基本的な事情を確認すると、「もし焼却炉がなかったら、世界でどんな問題が起こるのか」を話し合った。生徒達は教員陣が考えているよりも積極的に、たくさんの気づきや学びをお互いに作ってくれていた。そこからも、教員陣から議論の皮切りになるトリガークエッションは出すものの、ほとんどすべて生徒達が自分達でワークショップを運営してくれていた。
2日目、各チームすでにプラスチックゴミをどうしたらいいのか、新しいアイデアであふれていた。それをレゴにする活動をすると、30分もしないうちに形にしていた。どのチームのレゴ作品にも彼ら彼女らのアイデアが溢れていて、すでに最終発表のためのメインプランが固まっていることがよくわかるものだった。
最終プレゼン準備の合間にも、本校中学生のために文化エクスポを開催してくれたりと、想像以上の活動ぶりだった。
国を超えて大きな教室ができ、そこでたくさんの学びや気付きのあるPBLをしている生徒達を観ることができた。これからの未来を背負って立つ子ども達に大きく期待をしてしまう場面であった。