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卒業生保護者~寮へのメッセージ~


一人っ子の息子が大きく成長してくれました

我が家は父母とも仕事の帰りが遅く、週末も家族で団欒とはいかない状況でした。息子は友達と遊ぶのが大好きでしたが、遊び相手のいない日は暇をもてあまし、一人っ子の所在なさを感じることも多かったと思います。忙しい私たちは余裕を持って息子に接することができず、小学5年生の頃にはなかなか手応えのある反抗期を迎えていました。静岡聖光学院入学を検討し始めた当時、祖父母にはだいぶ反対されましたし、私自身もとても迷いました。しかし、自分で入学を決めた息子はすぐに寮生活になじみ、ヒートアップしがちだった親子関係に適度な距離をもたらしてくれました。中学生の間は毎週帰宅させてくれますし、部活動の試合や行事などで学校に出向くことも多く、頑張っている姿、楽しんでいる姿をたくさん目にすることができ、学年が上がるごとに息子との距離は逆に縮まっていったように思います。寮生活は自宅に比べたら不自由も多く、やんちゃで自己主張の強い男子ばかりでいろいろな出来事がおこります。しかし、先生方は中・高生男子の扱い方や彼らの伸びしろを熟知されていて、厳しくも温かく(たくさんのことに目をつぶって)うまくコントロールしながらのびのびと育てて下さいました。45期寮生の雰囲気は見ていて本当になごみます。お互いがお互いを育て合ってきた仲間であり、家族なのだということが、会話や表情からにじみ出ていて、どの子も特別にかわいいと思ってしまいます。そして、みんな、見違えるような立派な青年になりました。このような一生の財産を与えてくれた静岡聖光学院の寮に心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
(2019年 卒業生保護者様)

寮に「帰る」という言葉

ある日息子が何気なく、「早く学校に帰って先生と話したいな」と言ったのを聞き驚きました。
思春期の男子といえば成長の過程にあり、先生や大人をできれば避けたいと思うのではと思っていたからです。それに寮に「行く」のではなく「帰る」と言う言葉から息子と寮の心の近さを感じました。
信頼できる先生、友人の存在があり、何事も受け止めて貰える安心感もあり、息子は自分らしく伸び伸びと寮の生活を基盤とした学校生活を送る事ができたと感じています。
また、それぞれがなりたい自分になれる環境を与えていだけたと感じています。

息子は寮生活を通しお互いの良いところを取り入れ、違う考えを理解して尊重し合える友人が数多くできたことは誇りであり、生涯の宝だと申しております。
~一人一人の生徒を愛すること、向き合うこと、語りかけること、ぬくもりを感じさせること~
まさに聖光の教育の賜物。
成長した息子から「この学校に入れてくれてありがとう」との言葉を聞き、関わってくださった皆さまに深く感謝致します。ありがとうございました。
(2019年 卒業生保護者様)

心の教育を大事にしてくださいました

入学当初は、市外の学校に通う事を心配していたが、入学式が終わり数日した頃、学校が楽しいと言って帰宅したのを見て、安心しました。
私は、息子が中学2年生の時から学校の役員の仕事をさせていただきました。
年間に4〜5日役員会に出席することがあり、客観的に子供達を見ていて先生と生徒たちの距離が近い学校だと感じました。
又、私も学校に関わる事が出来、生徒一人一人の個性を尊重する寛容な姿勢を見て、懐の深い学校だと思いました。
経営理念でわかりやすかったのは、「骨太なジェントルマン」という言葉でした。学校の目指す生徒の育成の理想像がイメージできました。
初代校長のピエールロバート先生の著書の中に学校の経営というタイトルのコラムがあり、学校経営は、指導者に対する生徒、保護者の心の通い合いが重要だとの言葉がありました。
今、時代の変化が激しい中にありながら変えてはいけない事の一つだと思います。
とかく、学校の評価とは進学結果が大きな要因になりがちですが、心の教育も同時に必要な事だと感じています。静岡聖光学院には、今後とも勉学及び心の教育の質の向上を目指して頂きたいと思います。
息子が6年間お世話になり少年から青年へ、本人から先生、友人、親への感謝の気持ちを伝える事が出来るようになりました。本当にありがとうございました。
(2019年 卒業生保護者様)

帰省してくる息子に会うことが何よりも楽しみでした

見知らぬ土地で知人も無いまま中学校へ入学し、親元を離れての寮生活が始まると、親としては一週間がとても長く、息子の帰省日を待ち遠しく思っていた頃が懐かしく思い出されます。
 思春期の一番難しい時期に寮生活を経験することが出来、諸先生方、先輩、友人、後輩から日々の生活を通して学び得るものが多々あったかと思います。社会への第一歩である自立心を養うためにも、特に寮生活は「大変実りあるものだった」と。6年間の諸先生方のご指導、お心遣いに改めて心より感謝申し上げます。

不安や心配も息子のたった一言で救われました

 5年前の春、無事静岡聖光学院に合格し、初めて入寮した日は忘れません。心細そうな顔で本当に一人でやっていけるのか心配したものです。案の定、人一倍寮になれるのに時間がかかり、私たちの選択は間違っていたのかと悩みもしました。
 でも、寮の仲間、友人たちに恵まれ、少しずつ出来なかったことが、出来るようになっていきました。
 高校に上がる少し前くらいに、「お母さん、僕この学校でよかったよ。」と言ってくれたときは本当に嬉しかった。いつかそんな言葉を言ってくれる日が来ると信じていましたから。
 まだ大学受験という大きなハードルを越えなければならないですが、この寮で経験したことがいつかどこかで活きてくると思います。本当にお世話になりました。有難うございました。

子どもは親の心配をよそにどんどんと成長していく

 入寮の時、誰も知る人のいないこの学校へ息子を一人で置いて帰る時の切なさが、ついこの間のことのように思い出され、今でも胸にこみ上げるものがあります。
 でもそんな心配をよそに、息子はのびのびと勉強と部活動に打ち込み、良き友に出会えたようです。
 私自身も人間的に成長させていただいたと感謝の気持ちでいっぱいです。この6年間は私にとっても最高に大切な日々となりました。

寮に入って築いた宝物

「寮に入って一番良かったことは何?」中学生の頃、息子に聞いたことがあります。息子の答えはいつも同じでした。「友達と居ることだよ。」
そして高校終盤を迎えようとする今、息子の答えはやはり同じでした。「友達と居ることだよ。」
遠く離れた静岡で家族以外と生活を始めた入寮時代、同じ苦楽を共にする仲間は互いを支え合う“同士”でした。喜びや悩みを分かち合い、楽しみを共有し、不自由さを克服し、同じご飯を食べる。仲間との絆を築き、自分を高めさせてくれた6年間は、自他ともに認める“何にも代えがたい価値ある宝物”となりました。それは寝食を共にし、家族のように子どもを支えてくださった先生方の献身があったからこそ得られたものです。改めて心より御礼申し上げます。

親元を離れ生活した息子の成長

親や家族から離れて暮らすことには、小学校を卒業したばかりの子供にはつらいことではないかと心配される方も多いのですが、親が考える以上に子供たちはたくましく、友人と仲良くしたり、時には喧嘩をしたりしながら、仲間と一緒に暮らす術を学んでいきます。
 寮での日々は、親の管理下から離れ自分で考えて行動するという大事なステップを身につけることが出来たように思います。日々の掃除、洗濯を自分たちでやることで、親や家族への感謝の気持ち、思いやりも育んでくれました。
 人生の大事な時期に寮生活を経験できたことは、大学や社会へ出て一人暮らしをする大きな自信になったようです。息子たちの成長した姿を見ると改めて寮に入れて本当に良かったです。