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卒業生の活躍


鈴木 義幸さん(12期)

株式会社コーチ・エィという、企業経営者、並びに管理者向け専門のコーチング会社を経営しています。1997年に起業、現在160人の社員を擁し、日本を含む世界6か国で事業を営んでいます。
卒業して28年が経ちますが、年に4回、都内で同窓会を開いています。10人ぐらいのときもあれば、30人以上集まるときもあります。46歳のおじさんが集まって、とにかくよく口にするのは「聖光は楽しかった!」他の学校の同窓会に出たことはありませんが、これだけ皆が口を揃えて、「学校が楽しかった」と言う同窓会も珍しいのではないでしょうか。
で、何が楽しかったのかというと、聞いていくと要するに、「自由にいろいろなことにチャレンジできた」ということらしいです。私はラグビー部に所属し、キャプテンを務め、高校3年の時は県大会で優勝することができました。そこに根性根性の猛練習がそこにあったかというとそうではありません。仲間とああでもないこうでもないと、いろいろなサインプレーを編み出し、それを果敢に試しました。他の高校がどこもやらないような奇想天外なサインプレー。それが、どうも功を奏したようです。「まあ、やってみようよ!」そんな自由なチャレンジを応援する風土が学校にはありました。楽しくやろうよ、チャレンジしようよ、そして勝とうよと。
人生で誇りに思えることは幾つかありますが、静岡聖光学院が自分の母校であることは、間違いなく私の誇りのひとつです。

プロフィール

  • 慶應義塾大学文学部卒
  • ミドルテネシー州立大学大学院臨床心理学専攻 修士課程修了
  • 株式会社 コーチ・エィ 取締役社長

書籍

  • 『神戸大学ビジネススクールで教えるコーチング・リーダーシップ』(ダイヤモンド社)
  • 『コーチングの基本』(日本実業出版社)
  • 『エグゼクティブ・コーチング入門』(日本実業出版社)
  • 『リーダーが身につけたい25のこと』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
  • 『職場スイッチ ひとりでもできる会社の空気の入れ換え方』(ダイヤモンド社)
  • 『「で?」の一言で、部下の意欲に火をつける』(講談社)
  • 『図解 コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
  • 『図解 コーチングスキル』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
  • 『コーチングが人を活かす』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
  • 『映画で学ぶ!心を揺さぶるコーチング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
  • 『成功者に学ぶ「決断」の技術』(講談社)
  • 『コーチングのプロが教える 心を動かすリーダーシップ』(日本実業出版社)
  • 『なぜ、だれも、私の言うことを聞かないのか?』(日経BP社)
  • 『コーチングのプロが教える決断の法則「これをやる!」』(講談社)
  • 『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』(日本実業出版社)
  • 『熱いビジネスチームをつくる4つのタイプ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
  • 『セルフトーク・マネジメントのすすめ』(日本実業出版社)
  • 『コーチングのプロが教えるプレゼンスマネジメント』(日経BP社)

その他

  • 静岡聖光学院主催「教員対象プレゼンスキル講座(平成24・25年度)」講師

阿部 公彦さん(11期)

みなさんは大人から「何事にも興味を持ちなさい」と言われることが多いでしょう。でも、そもそも興味を持てないものに興味を持つようになるのは至難の業。嫌いな食べ物を無理して食べることはできても、好きになるのは難しいものです。

発想を転換し、「自分が何に興味を持つのか、チェックしよう」と考えてはどうでしょう。そして、これはおもしろい!と思ったものを覚えておいたり、メモしたり、人に言ったり。静岡聖光学院はまさにそのような知的探訪にうってつけの場です。アカデミックな気風をうたい文句にしていますが、別に強制的に「××に興味を持て!」と押しつけられることはありません。
アカデミックな精神とは、みずから興味の対象を探すことのできる心のありようを指しています。もちろん、ときには退屈することも大事です。退屈し、おもしろくないなあ、と思うことを通し、ほんとうの興味の在処は見えてくるのですし、自分がいったい何をおもしろがる人間なのかがわかってきます。

この見晴らしの良い学校での六年間を通し、じっくり自分の能力の方向を見極められればすばらしいことだと思います。

プロフィール

  • 東京大学文学部卒業(英語英米文学専修課程)
  • 1992年3月、東京大学大学院人文科学研究科英語英米文学専攻修士課程修了
  • 1997年5月、ケンブリッジ大学大学院英語英米文学専攻博士課程修了
  • 現在は東京大学大学院人文社会系研究所で英米文学、日本文学の詩や小説を教える

受賞歴

  • 1998年…小説「荒れ野に行く」で早稲田大学文学新人賞受賞
  • 2013年…『文学を〈凝視〉する』でサントリー学芸賞受賞

書籍

  • 『モダンの近似値 スティーヴンズ・大江・アヴァンギャルド』松柏社 2001
  • 『即興文学のつくり方』松柏社 2004
  • 『英詩のわかり方』研研究者 2007
  • 『スローモーション考』南雲堂 2008
  • 『英語文章読本』研究者 2010 
  • 『小説的思考のススメ ― 「気になる部分」だらけの日本文学』東京大学出版会 2012
  • 『文学を<凝視する>』岩波書店 2013

その他

  • 静岡聖光学院主催「静岡聖光・英語フォーラム2012(本校高校生対象)」講師

坂本 瑞樹さん(7期)

聖光学院を卒業してから30年以上が経ちましたが、当時のことはこの前のことのように思い出されます。
授業中に質問ばかりして、職員室へもよく押しかけて質問しました。先生方をだいぶ煩わせたと思いますが、温かく質問に対応して頂きました。自分の言葉、自分の感覚で理解できないと我慢できなかったのだと思います。故ピエール・ロバート先生を筆頭に恩師の先生方が醸し出した自由闊達、アカデミックな雰囲気が私たちを育ててくれました。

高校生の時にエネルギー問題に興味を持って恩師の宮先生に相談したところ、プラズマを使った核融合発電を紹介して頂き、それ以来その実現を夢見て進んできましたが、まだ道半ばです。逆境の時などに聖光賛歌を口ずさんでいることがあります。
この詩に込められたロバート先生の思いが背中を押してくれるように感じます。小鹿の丘の上に立つ学び舎が私の拠り所となっています。

プロフィール

名古屋大学理学部に進学、大学院から現在に至るまで名古屋大学プラズマ研究所、文部省核融合科学研究所、九州大学応用力学研究所、筑波大学プラズマ研究センターと研究する場所を変えながらプラズマ核融合研究に携わっている。
現在、筑波大学数理物質系(プラズマ研究センター)教授
URL:http://www.prc.tsukuba.ac.jp/~sakamoto/(別ウィンドウで開きます)

小川 貴士さん(6期)

イタリアの大学で日本語と日本文化を教えていた頃、各地を旅しながら、イタリア美術、特に教会美術にすっかり魅せられてしまいました。それが、自分でも創作活動を本格的に始めたきっかけです。ミケランジェロ、ベルニーニ、ダヴィンチらの圧倒的な傑作を目の前にして、人間がする「創造」という行為の大切さ、素晴らしさを感じたのです。
私の場合、その素地は静岡聖光学院での学びにあります。人や社会に対して広い視野を持つこと、自ら積極的に行動すること、文化を深く味わおうとする姿勢、そういったものが聖光の教育のエッセンスではないかと思います。
聖光で経験した先進的な英語の授業、教養深い古典のゼミ、そして自由な雰囲気の美術のクラスを今でもよく思い出します。そこにはいつも先生方の溢れ出る情熱があり、生徒たちが先生方にチャレンジし、生徒同士が切磋琢磨する気風がありました。そんな日々を思うと、ただ懐かしいというだけではなく、今でもエネルギーが湧いてくる感じがします。
芸術に限らず、どの分野に進むにしても、聖光学院の刺激豊かな環境は、中学高校の多感な6年間、そして将来のそれぞれの人生を間違いなく充実させてくれると信じています。

プロフィール

  • 職業:画家
  • 国際基督教大学卒業
  • デューク大学(アメリカ)留学
  • オハイオ州立大学大学院(アメリカ)修士課程修了

その他

  • 静岡聖光学院主催「静岡聖光・英語フォーラム2012(本校高校生対象)」講師

栗田 光樹夫さん(21期)

入試の面接で「印象に残った本は何か」と聞かれ、「外で遊ぶことが忙しく、本を読んだことがありません」と答えた僕を笑って受け入れたくださった故ピエール・ロバート校長を思い出します。学び舎では自由とアカデミア、グラウンドではチャンスを無駄にしないこと、寮では規則正しい生活を学びました。数学の吉野先生からは人は「学ぶ」とこれほど幸せになれるのか!というものを鮮烈に見せつけられました。そして、今僕が宇宙を研究しているのは杉森先生のユーモアとわかりやすいエピソードに溢れた物理の授業にルーツがあると思います。6年間を共にした友人と葛西先生率いるラグビー部の仲間との毎日がありました。宿題を教えてくれる専門の友人(学友?)もいました。卒業後は比較的故郷が近い卒業生と情報交換をしています。現在、京都大学を中心としてアジア地域最大の望遠鏡を建設するプロジェクトにプロジェクトマネージャーとして携わっています。困難も多く予定通りにはいきませんが、夢の望遠鏡の2014年完成を目指しています。

プロフィール

  • 卒業後、名古屋大学に進学。
  • 現在、京都大学理学研究科 宇宙物理学教室准教授。望遠鏡などの観測装置の開発を行なっている。
  • 京大岡山3.8m新技術望遠鏡計画メンバー(機械/構造プロジェクトマネージャー)

その他

  • 静岡聖光学院主催「科学体験講座2012(小学生対象)」講師

川島 良彰さん(1期)

好きなことが仕事になり、この歳になってもそれを続けてられる。こんな幸せな人生はないと思っていますが、これも聖光の6年間が大きな影響を与えてくれました。
先生と生徒の距離が短く、興味のあることを伸ばしてくれる学校でした。化学が苦手でコーヒー屋になるのに化学なんて必要ないと開き直った僕に、田中先生が水質が変わるとコーヒーの味にどんな変化が出るか、実験してみないと声を掛けてくれました。歴史の村上先生からは、『将来何になるにしても、手段が多いのに越したことはない。今授業で受けていることは、将来お前の手段となって助けてくれる。』と諭されました。
その時々の列強と共に、コーヒーは世界に広まりました。僕のコーヒー探しは、歴史調査と地理から始まります。そして言語の力も借りなければなりません。行き詰まる度に、村上先生の言葉がよみがえり、つくづくもっと勉強して置けばよかったと後悔しています。

プロフィール

  • 1975年…エル・サルバドル国立コーヒー研究所留学
  • 1981年…UCC上島珈琲(株)入社後、ジャマイカ、ハワイ、スマトラで農園開発。マダガスカル島で絶滅危惧種の保護/保全、レユニオン島の絶滅種の発見とコーヒー産業復活に携わる。
  • 2008年…独立し(株)ミカフェートを設立し代表取締役社長に就任。
  • 日本サステイナブルコーヒー協会理事長
  • JAL日本航空コーヒーディレクター
  • 東京大学コーヒーサロン 共同座長
  • JETROコーヒーアドバイザー

書籍

  • 『私はコーヒーで世界を変えることにした。』ポプラ社 2013年
  • 『COFFEE LOVERS(コーヒーラヴァーズ)』 エイ出版社 2009年
  • 『コーヒーの基礎知識~食の教科書シリーズ』 エイ出版社 2010年
  • 『究極の手みやげ』エイ出版社 2010年
  • 『ガイアの夜明け 2011 (日経ビジネス人文庫) 日経スペシャル』 日本経済新聞出版社 2010年
  • 『田園都市生活』エイ出版社 2013年
  • モノ・マガジン特別編集『モノすごい高くても売れてるモノ』2013年

その他

  • 聖光祭(平成24年度)「モカ45周年企画」にてスペシャルコーヒーを実演販売

山田チカラさん (16期)

山田チカラさん (16期)

中学、高校と私を育てて頂いた先生方と静岡聖光学院に感謝しております。卒業後、静岡を離れ東京、海外へと…
今思えばそのような東京や海外へのあこがれは学生時代の寮生や交換留学生からの影響からだったかもしれません。将来の道筋を決めるべき年頃にそのように様々な友人に出会えた静岡聖光での日々は今、大きな財産となっています。ピエール・ロバート先生やマーテル先生にかけて頂いた言葉が今でも胸の中に残っています。

プロフィール

  • 1989年…静岡県熱海・大月ホテルのフランス料理店『ラ・ルーヌ』に入店
  • 1995年…ヨーロッパに渡る。バルセロナ市内にオーナーとして2店舗を経営。その後、スペインの3つ星レストラン『El Bulli(エル・ブジ)』でフェラン・アドリアに1年半ほど師事。
  • 2002年…帰国し、東京・赤坂アークヒルズ『旬香亭グリルデ・メルカド』料理長に就任。
  • 2007年…東京・南麻布に大きな看板や料理メニューのない創作レストラン『山田チカラ』をソムリエでもある夫人(山田祐嘉)と共に5月にオープン。
  • 2013年…JAL(日本航空)国際線ファーストクラス、ビジネスクラス『空の上のレストラン』ドリームチームメンバーとして「スカイオーベルジュ BEDD(ベッド)」を担当。

その他

  • 聖光祭(平成24年度)「モカ45周年企画」にてスペシャルスイーツを実演販売

小林 誠さん(9期)

高校1年生の時、学校行事で『マザーテレサとその世界』というドキュメント映画を観ました。
インドのスラムや路上で多くの貧しい人々が死んでいく現実にショックを受け、またそこで献身的に働くマザーテレサの姿に心を奪われました。あのような貧しい人々、苦しむ人々のために何かしたいと思った時、数学の吉野宏先生に、「あのような地域では医者が必要です」と言われ、医師になることを決意しました。 
医学部受験や医学部での勉強は大変でしたが、「貧しい人々が死んでいく苦しさに比べたら大したことはない!」と自分を奮い立たせることができました。
医学部卒業後は臨床医として数年働き、1997年から中国やパキスタンに長期赴任し、子供の予防接種のプロジェクトに参加しました。農山村や少数民族地域などを訪問し、現地の医療従事者に研修を行ったり、調査を行ったりしました。
その後法務省の知り合いから日本の刑務所や少年院で医師が不足しているので、来ないかと誘われ、被収容者の病気の診療をしています。多くの被収容者は、貧困、片親、虐待、発達障害などの背景があり、「貧しい人々、苦しむ人々のために何かしたい」という初心で、今も仕事ができ幸せです。

プロフィール

  • 島根大学医学部卒業
  • 1991年…東京女子医大 東医療センター検査科(消化器内視鏡)
  • 1999年…国立国際医療研究センター国際医療協力局
  • 2009年…法務省矯正医官 現在に至る

川井 道生さん(1期)

アカデミアの精神に感謝
静岡聖光学院での6年間は、先生と生徒、あるいは生徒同士がとても近い関係にありました。ここで師弟関係や友人関係を育むことができたことは私の財産の一つです。そしてもう一つ私が素晴らしいと思うのは、アカデミアの精神です。全てのものごとを真正面から捉え、じっくり理路整然と科学的に思考することの大切さを教えられたと感謝しています。これらの素晴らしい校風が代々受け継がれ、良き伝統となりますよう願うものです。

プロフィール

  • 三菱化学株式会社 石化セグメント
  • 石化研究開発部門
  • ポリマーソリューションセンター長
  • プラスチック製品の研究開発・製造・販売までを統括するプロダクトマネージャーとして活躍。京都大学大学院工学課程高分子化学専攻修了。

上田 整さん(3期)

卒業して、先生の惜しみない熱意に気づいた
静岡聖光学院6年間のすべてが、私にとってかけがえのない思い出となっているのは、この6年間の密度が非常に高く、とても充実し、楽しかったからです。卒業してから気づきましたが、それは、静岡聖光学院の先生方が我々生徒に対して惜しげもなく振りまいてくださった膨大なエネルギーのためだったようです。卒業して20年以上も経った今、先生方が私たちのことを憶えていてくださり、当時を懐かしく振り返ることができるのは、静岡聖光学院の卒業生として自慢できることです。先生方と、144名の顔と名前が全て一致する3期同窓生、そして小鹿山に優しく毅然とそびえる静岡聖光学院は私の大切な宝物です。

プロフィール

  • 大阪工業大学教授
  • 機械・構造物開発のための新しい材料の力学的挙動の解明にあたっている。東北大学大学院工学研究科機械工学第2専攻修了。

繁村 孝司さん(3期)

言いたいことが伝えられる若者に育って欲しい
以前2年半、マレーシアでの鉱山会社に出向しました。その時考えたことは「英語能力は重要」。これからの世の中を考えると、職種にもよりますが、就職の際の選択肢を狭めないためにも、英語能力はあれば望ましいだけでなく、不可欠と考えるべきでしょう。ただし、日本語で自分の考えを持つことの方がもっと大事です。最近の若い社員は、TOICで800点台を取っている者も珍しくないのですが、日本語で話しても何を考えていて何を言おうとしているのかよくわからない者がたくさんいます。まず中学高校の頃に、日本語の本をたくさん読んで、人と話をして欲しいものです。(できれば運動で汗をかくともっと良い。)

プロフィール

  • 三菱マテリアル(株)広報部IR室課長
  • 機関投資家や証券会社を主な対象に正確な企業情報を広報し、適正な株価形成をはかる職務に携わる。早稲田大学法学部卒。

石川 知彦さん(4期)

現在の仕事は聖光祭の発展形
在校時は、中学2年から高校3年まで聖光祭で「お寺研究会」の名前で研究成果を発表してきました。カトリックの学校にもかかわらず、仏教関係の研究も認め、奨励してくれました。現在の仕事も聖光祭の延長、発展のようなものでしょうか。受験勉強のみならず、したいことをのびのびとさせてくれた、そこが良いところでしょう。

プロフィール

  • 大阪市立美術館主任学芸員
  • 文化財や美術品の調査・研究に携わり、展覧会の企画や運営を行う。神戸大学大学院文学研究課程芸術史専攻修了。

前田 寿紀さん(5期)

今でも非常に満足感を感じています
静岡聖光学院に通って何よりもよかったことは、様々な場面で人間の心の豊かさを身につけること、品性・知性を磨くことのすばらしさを教えてくれたことです。当時の校長ピエール・ロバート先生が、朝礼の時に「ジェントルマン」「アカデミック」などを例に出して熱く語ってくださったこと、当時の副校長レイモンド・マーテル先生がカウンセリングの時に一人一人を大切にされ可能性を伸ばすおことばをくださったことなどは、今もよき思い出です。また多くの先生も校長・副校長のお考えを理解され、受験勉強以外の大切なものも教えてくださいました。現在の聖光学院にもこうした良さは引き継がれていると聞いています。安心して進学なさってください。

プロフィール

  • 淑徳大学社会学部教授
  • 社会教育学・生涯教育学の教鞭をとる。筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。

山田 善彦さん(5期)

先生も生徒の個性を見極める6年間
私は在学中、寮生活を送っていました。親元を離れての生活は初めてですから多少の心配はありましたが、ホームシックにはなりませんでした。良き友人、良き先生に恵まれて充実した青春時代を過ごせたことは、私の人生にとってかけがえのない宝となっております。静岡県外からも評判を聞きつけて優秀な人材が集まってくるわけですから、互いに影響しあい、才能を伸ばしていけるのです。6ヵ年一貫教育の中で、先生も生徒の個性を見極めて細かく対応してくださいます。それは勉強に限らず、立派な社会人になるための土台をつくることにも役立ちます。宗教は個人の自由ですが、カトリックの教えは人間としての生き方を考える上で参考になります。私は当然のこと息子たちを母校に入学させました。

プロフィール

  • 佐鳴湖病院院長
  • 慶應義塾大学医学部精神神経科学教室に入局して精神科医師の研修を積んだ後、地域に根ざした精神科医療に取り組む。昭和大学医学部卒

劔持 友浩さん(20期)

学生の隠れた能力を伸ばす可能性
母校の良さは卒業してから実感できました。個性的かつ良心的な先生方が多くいらっしゃるので、進路などの相談では様々な角度からアドバイスを受けられました。また、課外活動が盛んなので広い視野が持てます。学生の隠れた能力や才能を伸ばせる可能性があることが魅力だと思います。

プロフィール

  • 弁護士
  • 司法試験に合格後、1年半の研修・実務修習を経て、現在、浜松市において弁護士として活躍中。東北大学法学部卒。